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著者 佐伯さん イラスト はねこと

あなたは、ちゃんと
愛されているのですね
TVアニメ2期放送間近な
甘く焦れったい恋の物語、第12巻!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

 

あらすじ

春休みを迎えた真昼と周のもとに、真昼を『ねえさん』と呼ぶ少年・慧が現れる。思いがけない真実に動揺し傷つく真昼の代わりに、家族の秘密に迫っていく周。彼女の痛みの分も大切にし、生涯守り抜くと誓った。一方、慧の登場をきっかけに母と改めて対峙した真昼は、自分が抱えてきた孤独を見つめ直していた。周の変わらぬ支えの中、ぬくもりに勇気をもらい、過去の記憶と向き合っていく決意を固めて……。可愛らしい隣人との、甘くじれったい恋の物語。

(GA文庫公式サイトより)

感想


前巻(11巻)のお話

前回の感想はこちらから

登場人物をまとめたりもしているので、良かったらこちらも見てみてくださいね!




試し読みまでのお話

周と真昼の前に現れた、真昼を『ねえさん』と呼ぶ少年・慧。母親について知りたいという慧と2人は母親・小夜について話すことになり――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



家族の秘密

さて今回は母親と椎名家な回でした!


真昼の前に現れた、真昼を『ねえさん』と呼ぶ少年・慧くん! 慧くんを泊めることになった周は、3人で真昼の母親・小夜のことを話すことに。前巻の最後で出てきたときは、弟いたの⁉って思ったけど、義弟?みたいな存在でしたね…。


安心できないけど、ちょっとホッとしましたよ。ただ、彼が話す小夜さんはちゃんとしたお母さんで。ここですよね。今回の慧くんが来ちゃった理由でもある小夜さん問題。自分は愛されて育ったけど、本当の娘である真昼は捨てていた。


「あなたは、ちゃんと愛されているのですね」
(58ページ 引用)


私でもこんな事実を知ったらモヤモヤしますよ。知りたいって思っちゃいます。でも、それをしないのがほとんど。それをやってしまった慧くんは13歳という年齢にしては行動力あるけど、小夜さんについて、これ以上、何もしたくないのは真昼なわけで。


上の台詞は真昼が言ったことだけど、どういう感情が織り交ざっていたのか。自分も彼みたいに育てられていたら、とは考えてないとは思うけど、さらなる軽蔑、自分のこれまでの事、いろんな事を思いながら発したことのようで、刺さってきますよね。


「お話を伺いたいです。色々と、慧くんから聞いたので、その事について」
(96ページ 引用)


さて、小夜さんの被害者同士が対面し、悩みを打ち明けて大人になることを選んだ慧くん。その翌日、小夜さんが慧くんを連れ戻しにやってきてしまいます。前日に慧くんから聞いてしまった周。そんな周は小夜さんに話を聞きたいって言っちゃうんですよ。


当然、当事者は周ではなく真昼ですから、小夜さんは真昼に「聞きたいの?」って聞いちゃいます。何も知りたくなかった、会いたくなかった、このまま周と一緒に今の楽しい日常でよかったはずの、まだ事実に受け入れられていない真昼に。酷な話ですよね。


「契約してるのよ。慧の父親――玲と」
(108ページ 引用)


だからこそ、自分一人で聞くことにする周。カッコいいです。そんなわけで、周は小夜さんから椎名家と慧くんのことを聞くことになります。ここからはネタバレすぎるので言わないけど、この椎名家のことを知った後の思いをどう言葉にすればいいのか分からない!


自分の親が憎い、血が憎い、自分の手駒として両親に使われ、血を分けた真昼を生んでしまった。彼らがいたら真昼まで利用されかねなかった。彼らの失墜のために慧くん父親と契約して、慧くんの母として振る舞っている。他にもいろいろあるんだけど、一気に重いよ。


それは真昼に関係あるのか。と言われれば、そうでもないものも多くて。でも、小夜さんの気持ちも分かるんだよね。小夜さんの行いによって、真昼が今を過ごせているのは事実だし。でも、真昼を根本的に傷つけたのも事実なわけで。


「貴女の親が憎いという気持ちがずっと続いているならば、俺が真昼を愛している気持ちがずっと続くというのもあり得る話でしょう」
(134ページ 引用)


これからどういう思いで椎名家を見ていけばいいのかは分からなくなっちゃったけど、周くんも言っている通り、真昼への気持ちを離さないでいてあげて欲しいですよね。真昼も周を小雪さんと過ごした場所へ連れて行っていて。


今回のことで少しでも前に進めたことでしょう。今回の一番の被害者である慧くんは立派な大人になって欲しいです。13巻からはいよいよ3年生編かな? 樹はまだちゃんと決着ついてないし、その話もいずれあることでしょう。


どう大学生、結婚になっていくのか! 13巻も楽しみですね! (236ページの挿絵で泣いちゃいました)


以上、ラノ感でした!