
著者 たかた イラスト 日向あずり
海のことが、大好きだから
クリスマスで初めてをする
日陰男子と2番目ヒロインの
友だちラブコメ、第8巻!
クリスマスで初めてをする
日陰男子と2番目ヒロインの
友だちラブコメ、第8巻!
あらすじ
『クラスで二番目に可愛い』朝凪海と俺・前原真樹が恋人同士になって、もうすぐ一年。クリスマスイブ当日のプランを練る一方で、海との“初めて”についても思いが巡り……どうすれば、海をもっと幸せにしてあげられるだろう?そんな悩みを抱えながら、俺は今年もクリスマスパーティーのスタッフとして、橘女子学園生徒会との打ち合わせに臨み――会長の蜂賀碧さんに、サメ映画をきっかけに興味を持たれてしまい!?望や滝沢君と恋愛相談し合ったり、スキー合宿を全力で楽しんだり、賑やかな高校二年の冬。そして海と過ごす恋人一周年記念日――幸せに溢れる、かけがえのないイブの夜が訪れる!(スニーカー文庫公式サイトより)
感想
前巻(7巻)のお話
前回の感想はこちらから
登場人物をまとめたりもしているので、よかったらこちらも見てみてくださいね!
試し読みまでのお話
クリスマスが迫り、プレゼントに迷う真樹。そんな中、修学旅行のグループに大山君が入ることが決まり――というのが試し読みまでのお話。
ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。
はじめてのチュウ
さて今回は二番目ヒロインと初めてな回でした!
恋人になって1年が経とうとしていた朝凪さんと真樹! その前に修学旅行決めです! 2年生はこのイベントがありましたよね。いつやるんだろうって思ってたけど、クリスマスの後はちょっと意外かも。そんな修学旅行、真樹たちの学校は北海道に行くみたい。
いいよね、北海道。海の幸、海鮮、カニ、エビ――って全部同じだけど、真樹たちはスキー旅行がメイン。この時期危なくないのかな? さて、班決め! もちろん、真樹のクラスには天海さんたちがいますから。
「……残りの1人、アイツでいいか?」
(33ページ 引用)
強制的に4人で組むことになっちゃうんだけど、もう1人と組まなきゃいけない。そんなとき荒江さんがこんなことを言っちゃうんですよね。出ました、あの大山くん。荒江さんは利用価値があるとか言っているけど…。
さて、修学旅行とクリスマスの前に、この作品では大事なイベントがありますよね! そうクリスマスパーティー! 前回は真樹の両親のことがあったけど、今年も手伝います! ただ、橘女子の生徒会長さんはちょっとあれな子だったんですよ。
『キミ、偉そうな割には大したことなさそうだね』
(43ページ 引用)
それが、蜂賀さん。この人、荒江さんにこういっちゃうんですよね…。なんで新しく出てくる子たちはこう面倒な子が多いんだろうって思っちゃうわけですけれど! さてさて橘女子との打ち合わせも終わり、真樹と滝沢君はプレゼント探しへ!
ちょーっとだけ先輩な真樹をよそに滝沢君はマフラーを選択。ただ真樹は迷って。そんなところでやった関くんによって、真樹は図星をつかれてちゃんと選ぶんですよね。それがリング! ずっと考えてたんですよ、このバカップルの男の子! さすが真樹くんだよ。
「プロボーズはさすがにまだ……でも、それくらい海のことを……その、愛してるとはちゃんと伝えたい……です」
(95ページ 引用)
空さんにも指のサイズ聞いちゃってるしね。こういうところはあれだけど! さてさて、クリスマスパーティーで二取さんと飛び入り参加することになった真樹が、何故か運命の人とのマッチング企画でカップル成立しちゃう中、クリスマスイブ。
クリスマスデートでアニメショップに行き、大通りを回り、ピザロケットに行って、思い出の場所でキスをした2人はついに初めてを経験してしまいます。ここからはネタバレすぎるので言わないけど、ついにこの2人もやっちゃいましたね…。
「これからいっぱい、幸せになろうね?」
(187ページ 引用)
バカップルだったとはいえ、ここまできちゃったよ。まぁ、そんなには羽目を外し過ぎないと思うけど、受験もあるしね!!! これで最後の?壁を越えたってことで、おめでとう、なのかな? 修学旅行でもイチャイチャは健在で。
この2人、クラス同じだった? って、思うくらい一緒にいたんですけど!? 先生も何か分かっている風だったし。来年は一緒だから、こういうことはないと思うけど、どうなんでしょ! で、大山君ね。
……うん、何かしてくれよ! ちょっと期待しちゃったよ。本当に何もなかったじゃん。いや、いいことなんだけど。入ったからには、何かあってほしかったな。そのくらいこの子のインパクトがあったと思うのは、私だけ?
「――ありがとう。私と、友達になってくれて」
(329ページ 引用)
そして、最後は天海さんの最後の初恋の答えが。真樹はもう朝凪さんと〇っちゃってるので、揺らがないけれど、天海さんは修学旅行の途中でも「もし真樹くんとデートとかしてたら」と言っちゃうくらい告白はしたけれど、思い残しがあった。
それをちゃんと進路まで切り替えれるところにいったのは、変化がみれたのは良かったですよね。だって朝凪さんとの物語とはいえ、クラスで1番目に可愛い女の子ですよ。そんな子が隣にまだいて、ずっと巻を引っ張るくらい恋心を抑えていたんですから。
7巻できっかけを貰ったとはいえ、ね? これまで海に着いてきて、自分というものをなかなか切り替えれるものじゃないのは分かってるし。あとがきで7巻のロスタイムって先生が言っているけど、こうして2回目をもらって。
天海さんが自身を持って宣言して前を向けたのはいいことだったって、私は思いたいな。さて、アニメ化も決まり、9巻はどうなっていくんでしょうか、楽しみですね!
以上、ラノ感でした!
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