
著者 ぷれいず・ぽぽん イラスト Siino
集英社ライトノベル新人賞受賞作!
自分を殺した相手を探す!?
異能バトルファンタジー、開幕!
自分を殺した相手を探す!?
異能バトルファンタジー、開幕!
あらすじ
ある朝、何故か目が覚める以前の記憶をすべて失っていた主人公は、傍に置いてあったメモ帳の指示に導かれ、「早見諫早」という人物を殺害した犯人を捜すために、とあるマンションの一室を訪れる。そこにいたのは、「玖条凜音」という探偵の少女。時間を戻すことができる【魔女】(=チェックメイト・ウィッチ)という能力を持つ彼女から、主人公は自分の名前が「早見諫早」であり、世界の治安維持のために暗躍する組織【究明機構】に所属していることを明かされる。なぜ殺害されたのか、本当に殺害されたのならばどうして自分は今ここにいるのか、その謎を解明すべく、早見は凛音に協力を仰ぎ、【魔女】の眷属として調査を始めるのだが…⁉(ダッシュエックス文庫公式サイトより)
感想
自分を殺した相手を探す異能バトルファンタジー! 記憶をすべて失っていた主人公が、時間を戻すことができる探偵の少女・玖条凜音の眷属となり、自分を殺した相手を探していく、時戻し異能バトルが楽しめる作品でした。
記憶をすべて失い、メモ帳の指示に従って、早見諫早という人物を殺害した犯人を捜すために探偵のもとを訪れた○○。彼は、探偵の凜音から、自分自身が「早見諫早」であり、治安維持のために暗躍する組織『シャンゼリゼ』の序列2位だったことを告げられます。
なぜ殺されたのか、自分が本当に早見諫早であるかも分からないまま、お人好しな性格からメモ帳の指示通りに犯人を探すことにした○○。そして彼は、凜音と契約して、彼女の眷属として、調査を開始していくんですよね。
始まっていく、自分を殺した犯人探し! 組織のメンバーが接触してくる中、2人は生きのびて、早見諫早を殺した人物を探すことができるのか! 自分と同じように記憶を失っている人がいたり、時を戻して異能を掻い潜ったりなど。
記憶を失った少年が、時間を戻すことができる少女と共に、能力者とぶつかることもありながら、自分を殺した犯人を探していく、ミステリみのあるテンポの良い凝った異能バトルもので面白かったです。
ヒロインの凜音が可愛くて。名前呼ばれただけで「んふふ、なぁに?」って喜んだりするんですよ。危なそうなときには「大丈夫?」と心配してくれてたりして。自分の昔のことを知っているからこそ、頼れるし、もう一度があるかもしれないからこそ泣いてくれる。
バディな関係も魅力的でした。そんな2人は早見諫早どうやって犯人を見つけていくのか! 自分を殺した相手を探す異能バトルファンタジーが楽しめる1冊。2りはこれからどう戦っていくのか、楽しみですね。
以上、ラノ感でした!
レーベル | ダッシュエックス文庫 |
ジャンル | 異能バトル |
おすすめ度(評価) | ★★★☆☆ |
ページ数 | 356 |
発売日 | 2025年2月21日 |
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