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著者 竹町イラスト トマリ

『灯』全員は彼女のために尽くすんだ
民衆を不幸な少女が率いる
不可能任務に挑むスパイ物語第12巻!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

 

あらすじ

『最終目標はただ一つ――世界の秘密を手に入れろ』 世界の裏で進行する陰謀――《暁闇計画》の真相を掴むため、『灯』は計画の生まれた国・ライラット王国に狙いを定めた。仲間と離れ、孤独な潜伏生活を続けるエルナたちは、王国政府を転覆させるための革命蜂起に奔走する。しかし、それはかつて『焔』の双子さえも成し得なかった超難度ミッション。この国を「市民革命の潰えた国」と言わしめる要因・世界最高峰の防諜スパイ『ニケ』の魔の手はすぐそばまで迫っていた。『――これがお前の踏み出さねばならない一歩目だ』 問われるのは覚悟と真価。少女たちはもう止まれない。

(KADOKAWA公式サイトより)

感想


前巻(11巻)のお話

前回の感想はこちらから(後日投稿予定です)

登場人物をまとめたりもしているので、良かったらこちらも見て見てくださいね!





試し読みまでのお話

タナトスの攻撃を受け、捕まってしまったモニカ。革命を成し遂げるため、ジャンたち学生を扇動し、ハイジが作曲した革命歌を歌い、行進を始めたエルナは、国王親衛隊と衝突し――と言うのが試し読みまでのお話。


ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



万愚節のエルナ

さて今回は不幸な聖女の悲劇と革命の行方な回でした!


ジャンたち学生を率いて行進を始めたエルナ! 国王親衛隊が応戦してくる中、エルナが1人、学生たちの前に立ち両腕を広げるんですよね。革命の中心になって堂々と「アナタたちには撃てない」という、かの聖女のごとく立ち向かう姿。

キャプチャ
(公式サイトより)


「本当に正しいと思うなら――撃てばいい‼」
(76ページ 引用)


アネットにいじめられていた頃とは比べ物にならないくらい成長してて、今回の精神面で一番強くなったのはエルナだと実感させられましたよ。ただ、これはティアの指示を守っての行動だったんですよね…。そのティアさえ、撃たれない自信はなかったという始末。


ほんとエルナは不こ――ではありませんでした。ここでようやく登場したのがグレーテですよ! いったい何巻ぶりの登場なんだと思わなくはないですが、クラウスがいないとなったら、戦略で勝るのはやっぱりグレーテ!


「……賭けるしかありませんね。我らが『灯』のリーダーに」
(103ページ 引用)


国王親衛隊に紛れていたグレーテは、このままだとニケによって同じような政権が新たに誕生してしまうと踏んで、打開策として中央収容所に囚われた人々の解放を目指すことにするんですよ。そこにはいますよね、あの囚われの残念なリーダーが!


そう残念なリリィちゃんが! 前回、モニカと話をしていたリリィだけど、今回何と、何と――何もしないんだけど、あのハニトラが苦手なリリィが、モニカに情報を渡すためにキスするんですよ。まぁ、最後には絶叫してるんですけどね…(変わらなかったよ…)。


「完璧ですね。このまま大脱走をかましちゃ――」
(126ページ 引用)


そんなことがあり、囚われていたモニカ、リリィ、サラの3人は他メンバーとの合流に向け、作戦を開始! するんだけど、簡単には行かないのが当たり前! タナトスとニケがそれぞれの前に現れちゃうんですよね。


そして追って来たエルナ、エルナに変装したグレーテまでタナトスとニケにやられてしまうんです。ただここは作戦が上手く成功していました。なんともう1人のエルナはスージーだったんです。


「彼の正体は『藍蝗』――ルーカスさんたちを諜殺した、『蛇』の一員です」
(161ページ 引用)


ルーカスたちの弟子と言ってもさすがに戦場まで来るのはやりすぎなんじゃないかと思うんですが、それはさておき、リリィの情報を持ったサラは本物のエルナに情報を伝えるんですよね。それが前回で判明した上の情報!


『藍蝗』がアルチュールだったことですよ。ここからルーカスたちの過去編に入るんだけど、まだこの『藍蝗』は隠してたんですよね。自分が『終幕のスパイ』『鬼哭』だということを――ということでここからはネタバレすぎるので言わないけど、エルナがやってくれましたね。

キャプチャ223
(公式サイトより)



「それを証明するために――お前と一緒にこの王国をぶっ壊したいの」
(314ページ 引用)


ほんと1年で変わりましたよね『灯』。その中でもエルナですよ。今回、ライラット王国編の主役になっていたエルナですけど、エルナを殺して絶望するアネットの前に現れて、〇〇を殺し、彼女の悪も受け入れる姿!


10巻の最初、このペアを見た時に何の不幸?と思ったけれど、革命を一緒に成功へ導いていて、アネットにいじめられたりするかもだけど、今後も互いに協力して、支え合って欲しいよね。そして、最後のグレーテの発言。


(……明日、教えてくれるのでしょうか? アナタの答えを)
(337ページ 引用)


次回の13巻は『《悪戯娘》のグレーテ』になることでしょう。彼女の恋が叶うのか。革命は終わったけれど、まだライラット王国の平穏は訪れない。クラウスも集合し、全員集合した『灯』がどう変えていくのか、楽しみですね!


以上、ラノ感でした!