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著者 燦々SUN イラスト ももこ

で、オレが生まれたってワケ!?
TVアニメ放送中な
ロシアンJKとの青春ラブコメ第9巻!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

 

あらすじ

 「有希は……俺の、実の妹だよ」夜の公園で行われた、政近の思いもよらぬ告白。妹を犠牲に生きてきた、と自己否定する姿に見兼ねたアリサは政近の手を引き、病に伏したという有希の下へと向かう!アリサに勇気をもらった政近は、遂に母と、そして祖父と対峙する。迷いながらも前に進もうとする政近。一方で、政近の事情を知ったアリサもまた迷いを抱き……二人が遂に決断を下した時、アリサは"はじめて"周防有希と対話する。「ああ、いらっしゃいアーリャさん。来てくださったんですね」 情愛、覚悟、そして恋心。感情が交錯する3人の行方は!? 大人気青春ラブコメ、全ての妹ファンに捧げる第9巻!!

(角川公式サイトより)

感想


前巻(8巻)のお話

前回の感想はこちらから(後日更新予定です)

登場人物をまとめたりもしているので、よかったらこちらも見て見てくださいね。




試し読みまでのお話

誕生日パーティー中に追いかけてきたアーリャさんに、有希が実妹だということを打ち明けた政近。アーリャさんに勇気を貰った政近は、彼女と周防家に行くことに――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



有希とオレと周防家

さて今回はオレが生まれたワケな回でした!


アーリャさんに有希が実妹だということを打ち明けた政近! 「今の俺は間違いだった」と言う政近に「私と出会えたじゃない」と自分と会えたという幸せを再度教えてあげたアーリャさんは、政近の手を取り、周防家に突入することに!


シリアスな雰囲気から、すぐにバスの中でいつも通りの“デレバレな2人”に戻っちゃうのはアレとして(ほんとにここの落差なんだよね…ロシデレの良い所でもあり悪い所)。


政近に陰ながら支えられてきたアーリャさんが政近を支えて、基本触れてはいけない家族の間に、手を取って一緒になっていってあげるのは、政近がいて変わったアーリャさんだからこその、パートナーとしての理解者としての形が見えていいですよね。


「にい、さま……?」
(43ページ 引用)


さて、周防家についた2人。そんな中現れたのはなんと祖父の巌清さんでした。早速一番のヤバい人現れちゃいましたが、なんとか乗り切って二人は有希のところへ! 一瞬連絡もなしのくだりで冷っとさせられたけど、ちゃんと兄妹が家で抱き合って。


兄さまとあった有希は泣き叫び、有希にあった政近は「ごめんな」と謝罪しながら抱きしめるんですよ! ここ挿絵があるんだけど、アーリャさんも言ってるけど家族愛だよね。うるってきちゃう。


ただそこに、優美さんが、政近の母親が現れちゃうんですよね。そして、政近はちゃんと母親と話をして、母親が自分に強く当たっていた理由を聞いて決心して、巌清さんと1対1になり、こう告げるんですよ!


「単刀直入に言います。俺を、周防家の後継者に戻してもらいたい」
(105ページ 引用)


ついに、逃げてきた政近が言っちゃったんです。有希のために。いろいろあって最終的には生徒会長として当選したら認めるっていう形になったんだけど、周防家の当主、覚悟はできてしまったんだろうけれど、これによって、政近がどう変わってしまうのかが気になってしまうところですよね。


さてさて、周防家に戻してもらおうとしていることを有希に告げた政近。アーリャさんが激辛にまたまた悶え、学校では誕生日プレゼントで一騒動あった中、会長に相談した2人は、悩みを吹っ切り、生徒会長を目指すことにします。

「有希から、周防家の跡継ぎの座を奪う」
(237ページ 引用)


ここからはネタバレすぎるので言わないけど、アーリャさんと政近の生徒会長選への決意が良かったですね。今までは有希や沙也加たちとは争ってはいたけど、どこか漠然としたものがあった気がするんですよね。


もちろん征嶺学園という額のある生徒会に入っているっていうところや政近の過去は語られてはいたんだけど、今の生徒会の雰囲気があるからか、普通の生徒会長選挙が生徒会役員からの繰り上がり的な部分があるからか、延長線上にあるものに見えていて。


「私は、それが私の人生に必要だから、生徒会長を目指す」
(237ページ 引用)


それをまるごと今回、優美さんと厳清さん、有希、周防家の事情と合わせて補って、周防家ともぶつかって吐き出して、アーリャさんと生徒会戦へと覚悟を持って挑んでいく様子は、やっと物語としても進んだという気がします。


そして上でも少し語ったけど、“周防家”ですよね。母親との問題どころか、おじいちゃんの過去話と有希がオタクっぽくなった理由まで明らかになっちゃったよ…。全員がほぼ不器用というか、周防家なんだなって分かる性格でしたし…。


「……すまない。だが、他のやり方が分からないんだ」
(295ページ 引用)


おじいちゃん、これですからね? なんだ政近と同じかよ…ってなっちゃうよ。それに有希ですよ。これ明かしてよかったの? 争うことが本格的になっちゃったし、どうなっちゃうんですか、この強すぎる妹。さぁ10巻のアーリャさんは! というわけで10巻も楽しみですね。


以上、ラノ感でした!