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著者 二月公 イラスト さばみぞれ

絶対にわたしの前を行かせない
孤高の少女が魂を掴む
TVアニメ放送中な
声優ラジオの青春エンタメ第11巻!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

 

あらすじ

『ここで番組から大切なお知らせがあります――』 一月も終わり、別れを象徴する桜の季節が近づき始める。ラジオの企画も思い出を振り返るものが多くなっていく中、ふたりはお互いの進学先すら訊けていなかった。順調すぎる声優業とは裏腹に、相方と離れ離れになってしまう未来にどこか不安を覚え始めている由美子。その一方m悩みを振り切った由美子の成長や、共演する結衣の底知れない実力に、背後に狭うライバルたちの気配を感じて焦燥に駆られる千佳。変化を強いられる卒業シーズン、ふたりの関係は果たして⁉ 青春声優ストーリー、第11巻‼

(電撃文庫公式サイトより)

感想


前巻(10巻)のお話

前回の感想はこちらから

登場人物をまとめたりもしているので、良かったらこちらも見て見てくださいね!




試し読みまでのお話

ミントと母親・スミレの問題を解決させたやすみたち。コ―コーセーラジオがいったん区切りとなる中、やすみが覇権アニメの人気キャラ演じ、実力が認知され始めたことで、夕陽は焦り始め――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



魂の演技

さて今回は負けられない夕陽と卒業な回でした!


やすみが裏覇権アニメ『マオウノユウタイ』の人気キャラ・勇者クーリを演じ、実力が認知され始めたことで、焦り始めた夕陽。彼女の演技を見て、上手いと思わされながらも、負けたくないと思っている夕陽は、夜道で頭に水をぶちまけてしまいます。


「――歌種やすみ。あなたは、絶対にわたしの前を行かせない」
(71ページ 引用)


この後に風邪を引いちゃうのが、夕陽らしいなと思っちゃうんだけど、それはさておき、一緒に乗り越えてきたけれど、やっぱり歌種やすみはライバルで、そんな彼女に負けたくない、追い抜かれたくないっていう夕陽の気持ちは今までみてきた分、響いてくるよね。


「たった一言、相手に伝えるだけで変わるものもある。変わらないものもある。やすみちゃんもとっくに分かってると思うけど……。それってとても大事なことだと思うよ」
(60ページ 引用)


じゃあやすみはというと、夕陽に卒業後にどこに行くのかを聞けずにいたんですよ。乙女さんにもこんな台詞を言われてしまうやすみ。乙女さんだから説得力が違うよね。そして、最後の日に聞こう、と思うんです。


でも、上の話と繋がってくるけど、全体授業最終日に夕陽が風邪を引いてしまっていたんです。そして、委員長たちと卒業旅行の話もでて、結局、夕陽の家に行って看病するんだけど、高橋ちゃんが夕陽のライバル役として出るという話になり、結局は聞けず仕舞いに。


夕陽もこのときあなたに心配される謂れはないわ。とか言ってるけど、絶対にやすみと話したいと思ってるはずなのよ。でも2人とも話せない。ライバルは分かるけどさ…卒業しちゃうんだよ? 離れ離れになっちゃうんだよ? って言いたくなっちゃうよね…。


さて、話は変わり、夕陽がメインキャラを演じる『屋上のルミナス』へ。さっきも話に出したけど、高橋ちゃんが登場しちゃいます。圧倒的演技で夕陽を超えてくる後輩ちゃん! もう煽り性能まで高くなって、身長はあんまり成長しないのにどこまで行っちゃうんでしょうね…。


「ただね、夕陽ちゃん。覚悟しておいてほしいんだけど……。やすみちゃんの演技は、話数が進むごとに、もっとよくなっていくんだよ」
(131ページ 引用)


そして追い打ちをかけるように乙女さんはやすみのことまで言っちゃって。今回、夕陽が多方面から追い詰められてますけれど、後輩、そしてライバルがもうそこまで来てる、私だったら怖くて寝られなくなりそうですよ…。


さてさて、コ―コーセーラジオの卒業式イベントをして、物理的な距離なんて関係ない、声優としてやっていくのだから、と夕陽が思っていたことを気付かされたやすみ。高橋ちゃんに勝つため、夕陽は父親に、マネージャーに、そしてライバルに相談します。


「うるさい。それより、もっと具体的に言いなさいな。夕暮夕陽のどんなところが、どんなふうに好きなの。答えなさい」
(260ページ 引用)


ということでここからはネタバレすぎるので言わないけど、自分を信じてくれたライバルに負けたくないと、自分の演技を真似て超えてくる後輩の前で足掻き、前を向き、ライバルが見せた魂の演技の一歩を踏み出していく、夕暮夕陽の正念場にグッときました。


今回もめくるちゃんは可愛くて。「一瞬だけファンに戻っていい?」ってこれ先生絶対わざとやってますよね! ほとんどの人がめくるちゃん好きだからいいと思うんですけど、推しに抱き着かれてくるくる~しちゃってさ、推しの前で愛を語ってさ、もうね。これがいいんです!!


前回の引きでコ―コーセーラジオが終わるのかなと思ったけれど、そんなこともなく。ちゃんと一緒の大学になり、おっさん顔の高校生もちゃんと登場してのラストですよラスト! ついにというか、ね? その前に、加賀崎さんの台詞は毎回カッコいいよね。


「獲りに行くぞ、由美子の夢を」
(321ページ 引用)


『演じようとするな。降ろせ』とかさ。アニメで聞いていた時に――じゃなくてですよ。もう上に書いちゃったけどこれ! 夕陽の夢はもうアニメでもやってるのであれですが、やすみの夢が今ようやく始まる!


『魔法使いプリティア』! 私はMax Heart世代だったので詳しくは分かんないけど、今は大体4,5人はメインキャラなはず。そこに夕陽も入ってくるんですかね…。それはなんか違う気もしますが…。乙女さんは入ってきてもおかしくはない。高橋ちゃんはない。


今の演技からだったら敵キャラになることも考えられる。(敵キャラから味方キャラになったキャラも確かいたはず)。でも夢はプリティア声優、ってことはメイン。12巻どうなっていくのか! 発売日はいつでしょう! 楽しみですね!!


以上、ラノ感でした!