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好きな人と一緒にいると毎日――
日陰男子と2番目ヒロインの
友だちラブコメ、第5巻!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

 

あらすじ

『クラスで二番目に可愛い』朝凪海と俺・前原真樹は、ゴールデンウィークを前に“恋人旅行”について思いを巡らせていた。とはいえ高校生同士、まだ二人きりは認めてもらえないけど――海のご両親から提案が。温泉街にある実家への里帰りに、俺も同行することに! 海と付き合い始めてもうすぐ半年、恋人としては順調のはず……そろそろ、もう一歩踏み込んだ関係になっていいのでは? 悶々とした感情を抱えるなか、二人きりの温泉街散歩に川遊び、そして混浴露天風呂とドキドキが止まらない!? その一方で海の兄・陸さんの様子が妙におかしい。幼馴染・雫さんとの再会に、思うところがあるようで……?

(スニーカー文庫公式サイトより)

感想


前巻(4巻)のお話

前回の感想はこちらから

登場人物をまとめたりもしているので、良かったらこちらも見て見てくださいね!(5巻分は本日21時に更新予定です)




試し読みまでのお話

旅行の計画を立てていた朝凪さんと真樹。旅行のことを空さんに話した真樹は、大地さんから温泉街にある実家への里帰りに同行しないかと誘われて――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



朝凪陸

さて今回は二番目ヒロインの兄と幼馴染な回でした!


朝凪さんと恋人旅行を計画していた真樹! 空さんに旅行をOKしてもらえなかった真樹は、大地さんの提案で、温泉街にある実家への里帰りに同行することに! 2人きりな旅行じゃないのは残念だけど、まだ付き合って半年だからね…。


「久しぶりに冒険してみたけど……どう? 似合う、かな?」
(78ページ 引用)


ただ関くんも言ってるけど、実家帰りに同行って、猛スピードで駆けあがりすぎてて、びっくりですよ! アニメ化前に結婚とかしないよね。さすがにね? さて、朝凪さんの水着を選んで、三連休。出発前に時間があった2人は誰もいないリビングでキスしちゃいます!


二人きりになれるタイミングないからっていって触れあう、なんてもうこの2人のバカップルっぷりと言ったらこっちまで恥ずかしくなってくるくらいなんだけど、やっていた場所はリビングなわけで。陸さんに見られちゃうんですよ。


「それじゃあ、あと一回だけ」
(101ページ 引用)


そんな陸さんなんだけど、今回イラスト初公開! 表紙めくった瞬間ビックリしましたよ、こんな髭の生えたおじさ――お兄さんだったなんて。もっとカッコいいニートだとばかり…。さて、温泉街に到着した真樹たち!


朝凪さんのお婆ちゃん、みぞれさんに挨拶をした2人は、旅館『しみず』の一人娘で、陸さんの幼馴染の雫さんと出会います。ただこの幼馴染2人、朝凪さんがみても付き合っちゃえよと思うくらいな関係で。どうなるんでしょうね!


「海とその、今ここで――」
(163ページ 引用)


さてさて、2人きりで旅館の周辺の散歩コースを歩いて、興奮して初めてをしてしまおうとしちゃった2人!(未遂だったけど、う~ん、早いというよりも、ね…) 雫さんがバツイチ子持ちだったことを知った2人は、雫さんから陸さんとのことを聞かされます。


ここからはネタバレすぎるので言わないけど、2人今回もイチャついてましたね。露天風呂に一緒に入って、川遊びして、ちょっとやりすぎな部分がある気がしたけれど、どうなっていくことやら…。空さんが旅行を止めてくれたことに感謝してます。


「しいちゃん、小さい頃からずっと好きだった。……愛してる」
(311ページ 引用)


ただ今回はそんな2人のイチャイチャじゃなくて、陸さんと雫さんですよ! 引っ越した後も手紙を送り合っていたのに、今の冴えない自分を知らせたくなくて、自分の話を削り、手紙を書かなくなって、一度会えたけどプライド故に告白もできず疎遠になって、と。


互いに好きだった、けれど拗れてしまった関係、それも幼馴染、そして大人になった、バツイチ子持ちになってる、仕事なし、そんな仲。それでもちゃんと向き合って、付き合うわけでもなく、自分をもう一度見てもらう、今から始めていく関係は良かったんですよね!


「――好きな人と一緒にいると毎日楽しいです、って」
(316ページ 引用)


そして、そんな難しい関係である片割れの陸さんに背中を押した真樹くんのこの上の発言。本気で好きな人がいるなら分かる、けれど素直には言えない、分かりやすい言葉。これにはもうグッときちゃいましたね。


ただですよ、問題が1つあるのは前巻で皆さんご存じ。そう天海さんの恋路。エピローグで新田さんが、天海さんのことに感づいてることが明かされたけど、どうなってしまうのか、6巻が楽しみですね!


以上、ラノ感でした!