
(アニメ公式サイトより引用)
こんにちは、夕凪真白です!
さて今回もアニメ『スパイ教室』の感想と、
原作との違いを語っていきたいと思います!
原作の内容も触れていきますので、まだ見てないよって方は、ブラウザバック推奨です!
というわけで語っていくよ!
File 《花園》のリリィ
私を愛したスパイ先生
今回の第24話、小説版4巻の290ページから315ページ、短編集02の4ページから16ページ、129ページから130ページ、239ページから298ページがアニメになっていました。
そんな24話はOP後、リリィがいた養成学校の校長・ペギーのシーンから始まります! 新たな若いスパイを送り届けたペギー。彼女は大悪党リリリンの情報をラジオ?で耳にします。

(アニメより引用)
まずやってくれましたよ。このシーンなんと、アニオリです!(SSだったらごめんなさい!)。出てきた少女のこと私分かりません! だれですか、この金髪っ子!
そんなペギーから場面は変わり、陽炎パレスへ! リリリンのラジオを聞き、映画化すれば女優がと舞い上がるリリィ。しかしティアは考え事をしていました。それはもちろん、紅炉さんが託したもののこと。

(アニメより引用)
ティアは鍵を見つけてから、鍵に合う錠を見つけていたんですよね。ただそこに入っていたのは、《クラウスは、アナタを ている》という肝心な個所が抜けている紙だったんです。ここ、原作とは少し違いましたね。
原作では箱の中に数枚の風景写真が入っていて、写真の裏にこの文字が書かれていたんですが、風景写真ではなく1枚の大事なところが薄汚れた紙に変わっていました。そんな紅炉さんのことを考え続けるティアなんですが、リリィはティアが落とした紙を見ちゃいます。
それが《クラウスは、アナタを愛している》という紙! もちろんこんなことあるわけないんだけど、リリィは1人で働き蟻のパトリックらと交戦中、クラウスに助けられて、お姫様抱っこをされていたことで勘違い!

(アニメより引用)
この戦闘シーンは(case リリィ)のシーンなんだけど、まさかのお姫様抱っこがアニメで追加! にしてもこの勘違いはないよ――と思っていたら、やってきたエルナも誤解し、ジビアもサラも誤解する事態に! 短編集だとモニカも誤解していたんですが、そんなことはなかったですね。
短編集02のあとがきで竹町先生がモニカのことを「コメディ回になると、知能指数を50くらい落としてしまう」と言っちゃうくらいだったんですが、なんとかキャラは死守していたんじゃないかな?
私たちを愛したスパイ
さて、4人が誤解する中、クラウスは修繕業者との立ち会いに自分と参加する1人を話し合って決めてくれとリーダーのリリィに告げます。ここも原作とは違いましたね。原作では8人が一緒にいるところでクラウスがこのことを話し始めてます。リリィに話をまとめておけという台詞もないです!
正直に言っちゃうと、この、私を愛したスパイ先生、短編集02はメインはティアの話なんですけど、今回リリィ回にするためにシーンが追加されている気がします。どうなんでしょうか。さて、まだ悩んでいて、グレーテに誤解されていたティア。

(アニメより引用)
そしてティアはグレーテに連れられ、内閣府世界経済研究所へ! そこにはあのオリヴィアさんが。アニメでは釈放とだけしか言われてませんでしたが、リーランドが亡くなったことで危険性なしと判断され釈放されています。
そんなオリヴィアさんにグレーテはローランドの遺品を渡します。ここで前回の何故かカットされていたローランドの亡くなる直前のシーン似るんだけど、もう良かったよ、ほんと! このシーン無かったら、ローランド出てきた意味も少なくなっちゃうの!
キミのライバルに成り得たかと思うか?とローランドは聞いて「微塵も成り得ない」といわれちゃう。それでも『灯』に看取られて、心を満たして亡くなる。このシーンをこうちゃんとつなげて頂けるとは!

(アニメより引用)
カットされていたときはどうして?と思ったりしたけど、これはいい改変だったんじゃないでしょうか! さて、オリヴィアさんからクラウスの別の国での呼び名を聞いた2人。そんな中、グレーテは「鉄槌」という呼び名を聞いて、ある仮説が浮かびます。
それはティアが誘拐されていたときに性被害にあっていた可能性。ここも原作とは違いましたね。このシーンは、原作では紅炉さんが「いずれ私を超えるようなスパイになるわよ」と紅炉さん側で展開されてます。
ただ、この当時、クラウスは13歳の少年だったけど、紅炉さんが認めたティアを忘れずにいて『灯』に入れていた。「クラウスは、アナタを救っている」。こういう繋がっていくのいいですよね!

(アニメより引用)
そして、最後はクラウスがリリィの笑顔を見て、リーダーとしてえらんだことを間違いじゃなかったと思い、アニオリでペギーがリリィのことを認めて、Cパート。なんですけど、このペギーのシーンも良かったですよね。
短編集02のちゃんとしたリリィ回(case リリィ)では、リリリンの新聞を見せられて、ペギーはちゃんとリリィだと気づき涙してます。そのくらいペギーは良い校長なんですけど、最後にちゃんとリリィとリリリンが同一人物だって気づいてるシーンを入れて、花園まで描いて。
やっぱりいい人ですよ、この校長。さて、Cパート、4巻に戻り、無線機から白蜘蛛の声がして、『蛇』を阻止することを選び、「極上だ」で第24話は終わります。
まとめ
というわけでだらだらと感想やってきたわけですが、簡潔に第24話をいうと、紅炉さんの託した物とリリィの笑顔でしょうか。
落ちこぼれでどんくさい、そんなリリィが、リーダーとして、ときに敵に1人で立ち向かい、仲間に「英雄になっちゃってください」と勇気を与え、笑顔を作り出す。酷い地獄に生まれて、輝きたい、ゴミ扱いした世界を許さない。誰よりも咲き誇ってチヤホヤされたい。
そんな思いを抱えるリリィの底なしのメンタリティ。やっぱり最後までリリィはポンコツだったけど、カッコよかったよ。そしてティアと紅炉さん。紅炉さんはティアのことをちゃんと見ていた。20話からの続きの回に今回はなるんだろうけど、ちゃんとクラウスとティアに『灯』に託していて。
この『焰』との繋がりはグッときちゃいますよ。今回、ティア回を頑張ってリリィ回にしようとした面も一部見られたんだけど、ペギーのリリィを認める演出は良くって。そしてやっぱりキャラソンですよ、キャラソン!
最後のリリィのキャラソンですよ!(推しなんで熱く語りたい…けど尺が)「花の日」!
「明日で咲く私と。ほら満開の笑顔がある」「ただ踏み出したくて、でもはやる気持ち、どこか季節外れ」「つぼみから向こうへと旅立ちたい。それは新しい始まり」
リリィは養成学校でいじめられ、毒ガス兵器が初めて使われた村の唯一の生き残り。自己鍛錬ばかりしていたドジな頑張り屋。そんな彼女の、誰もを笑顔にする温かい先にある満開の花園のような優しい曲に癒されましたよ。
さて、Cパートはあったけれど、4巻も極上だで終わっているので、2期?3期?はない可能性が高そうです。正直、1期の円盤売り上げが少なすぎて、そこからでもあるんですが…。あったとしても5巻は『鳳』とのあれなので、どうかな…。
総括として、こうして24話、全話感想やってきたけど、3話切りな人が多く出てしまったのが、あれだった気がします。ギード戦を、エルナの出し方をどうしたらよかったかは、個人的には良かったと思ってる派なのであれですが、あれで見られなくなったのは事実で。
それでもグレーテ、アネット、ティアと短編集の話はありながらも駆け上がったスパイ教室! 正直ここからさらに盛り上がっていくんですけどね! それはまた別の機会にということでしょう。皆さんは24話を見てどうだったでしょうか、私は極上だったと胸を張って言える気がします!
以上、アニ感でした。
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