
著者 佐伯さん イラスト はねこと
あまねくんが、だいすき、だよ
2人の様々な思い出を描く
甘く焦れったい恋の物語、短編集第2弾!
2人の様々な思い出を描く
甘く焦れったい恋の物語、短編集第2弾!
あらすじ
「色々と思い出を作っていきたいですから」自堕落な一人暮らし生活を送っていた高校生の藤宮周と、“天使様”とあだ名される学校一の美少女、椎名真昼。ふとしたきっかけから徐々に心を通わせ、いつしか惹かれ合っていき、お互いにかけがえのない相手となった二人。かたちを変えた関係のなかで紡がれた、様々な思い出を描く、書き下ろし短編集。これは、甘くて焦れったい、恋の物語――。(GA文庫公式サイトより)
感想
前巻(8巻)のお話
前回の感想はこちらから
登場人物をまとめたりもしているので、良かったらこちらも見て見てくださいね!(8.5巻分は今日21時更新予定です)
試し読みまでのお話
小さい頃からの習慣で日記を書いていた真昼。とある日、門脇くんとお茶をした真昼は、周のことをよく分かっていたことで嫉妬して――というのが試し読みまでのお話。
ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。
短編集第2巻!
さて今回は天使様と短編集②な回でした!(短編集なので、今回はざっくりいきます)
努力は一日にしてならず
自分に妥協を許さない真昼。元々はいい子になるための努力だったものが、今は自分磨きのために努力をしていて――。「この可愛さって今の年齢だけのもの」とか「年老いて美しさが剥がれ落ちたとき――」とか、まひるん大人な考えだよね。
現実的というか、家庭環境でこうなっちゃったのは分かるけど、他の子みたいにそれこそ千歳みたいに少しだけ緩くなって欲しい気も。まぁ、周といるときは子供っぽいところが見え隠れするから変わってるのかな?
幼い頃の儚い夢と残骸
小雪さんとの料理話! 今回、小雪さんとの話が多かったんだけど、なんと挿絵で小雪さんのイラストが! これこそ、短編集の醍醐味みたいなとこありますよね。そんな話なんだけど、幼い真昼が両親の好きなものを作れるようになりますか?っていうところがもう、ね? 泣きそうになっちゃったよ。
かわいいこどもたち
東城との再会後、修斗さんたちは夜中話しているところを真昼は聞いてしまい――。やっぱりこの2人はいい人ですよね。まひるん、出会ってよかったよ、ほんと。小夜さんとは大違い!
前にも結婚費用は心配するなみたいなことを修斗さんは言っていたけれど、次に周に何かをしたら、「次はないよ」といっちゃうあたり、普段は優しいけど、しっかりしてるんだって分かるよね。
傍から見た二人
「謎まぬ接触」と「磨けば磨くほど」はイチャイチャ過ぎたので割愛して、真昼と周がショッピングをする話。他のカップルを見て、自分たちもこう見えてるのでは? と思う周なんだけど――もう遅いよね…。門脇くんとかそれ以上に見えてそう。
いずれ呼ぶ名
まひるんがずっと敬語なことを指摘した周は――。確かにずっと敬語だよね、まひるんって。それが普通と思っていたけれど。今回、「今は」とか「まだ」とか“未来”がある言い方の文がたくさん出ていて、微笑ましいって感じちゃいましたよ。あ、あの敬語なしの台詞は破壊力ありすぎでした。
これから歩む未来
「二人だけのひみつ」「よく見ているひと」は2人が進み過ぎたので割愛して(ここまでしたらゴールなんですよ…)。最後は真昼が小学生のときに女の子から嫉妬されていた話。今ではずっと嫉妬してる真昼ですけど、こんなことがあったんですね…。
小雪さんから好きな人ができたら分かると言われてるけど、今では隣にちゃんと理解してくれる周くんが! 小雪さんと会うエピソード出ないですかね? 『は』でもなく『が』でもなく真昼『と』ですか。幸せな2人をこれからも見ていきたいですね!
以上、ラノ感でした!
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