
(アニメ公式サイトより引用)
こんにちは、夕凪真白です!
さて今回もアニメ『スパイ教室』の感想と、
原作との違いを語っていきたいと思います!
原作の内容も触れていきますので、まだ見てないよって方は、ブラウザバック推奨です!
というわけで語っていくよ!
MISSION 《夢語》Ⅳ
紅炉の声
今回の第23話、小説版4巻の226ページから311ページがアニメになっていました。
そんな23話は前回の続きで紫蟻とティアのシーンから始まります! ローランドに連れ去られたティア。ただティアは紫蟻を目の前にして、絶望を打ち破る方法を見つけ出します。
それが「ここで亡くなった『彼女』の名前を当てること」! もう全員が声で分かっちゃってると思うんだけど、ここで殺されたのも、英雄の噂を広めたのももちろん紅炉さん! ただ彼女はそのときは病に侵されていたんですよね。
世界大戦を終結させた七人のスパイの一人でもある紅炉さん。しかし、彼女が倒せたのは《働き蟻》50人程度。こう50人程度と紫蟻は言ってますが、バロンやミランダを見て分かる通り、強敵ですからね?
他のスパイ、『レティアス』や、同じ七人のスパイの1人である『影種』ですら20人以上は倒せていない。2回目の襲撃で倒されている。それすら超える50人がどれだけすごいか。衰えてはいますが、全盛期だったら間違いなく紫蟻を倒せていることでしょう。

(アニメ公式サイトより引用)
ただ彼女は紫蟻に倒された。しかしその直前に英雄の噂を流していた。ここ、アニメオリジナルだったんですけど、ミータリオの全域から英雄を待つ声がする、この演出最高でした。さて、回想が終わり、紫蟻の口から紅炉のことについて聞かされたティア。
ここは原作通りでしたね。紅炉さん、灯の皆から励まされていた。そんなティアが紫蟻に「英雄が来たわ」と宣戦布告します。声があるとやっぱり違いますよね。本来は報告書ですが、声がついたことでみんなから励ましが聞こえてくる、そんな気持ちにさせられましたよ。

(アニメ公式サイトより引用)
そして、襲い掛かってくる『働き蟻』。しかしティアは「やめなさい」と命令します! ここも良かったですよね。ティアの声は紅炉さんから受け継いだもの。一度彼女は誘拐された時に声を失っている。その時、紅炉さんの真似をすることで声を取り戻しています。
そこにこの2人の合わせた声ですよ。声を変えているのかは分からないんですが、『働き蟻』にとっては待ちに待った英雄と、それを教えてくれた存在ですから。これ聞いちゃったら、支配なんて解けてしまうのも無理はないでしょう。ただティアはモニカやジビアたちと違い、戦闘向きではない。

(アニメ公式サイトより引用)
そこでティアはクラウスを呼ぶんですよね。ここももちろん原作通りです。『働き蟻』73人を「全員倒したが?」と軽くいってしまう極上先生。正直、私でもこの先生でてきたら、勝ち確じゃないかって思うくらい強すぎなんですよねこの人…。
ミータリオ終幕
そんな中、逃げる紫蟻! 【〇せ】【〇せ】と『働き蟻』を向かわせて、なぜこうも『蛇』は逃げるシーンが多いんでしょうか…。ただ紫蟻はここで《九匹の将軍蟻》を投入します。アニメでも言ってますが、この9人は総勢400を超える中の精鋭たちです。

(アニメ公式サイトより引用)
当然、ティアの声も聞かない! クラウスも紫蟻の発言でピンチに。そんな時に現れたのがローランド! ここ原作は違いましたね。こんなクラウスを助けるなどというカッコいい登場の仕方はしていなかったはずです。
原作ではまず、クラウスが攻撃を受けてます。その後、「正直に言う。飽きた」というクラウスの挑発めいたものがあり、ティアを守るときに登場したんですが…見方変わるよ、この登場の仕方。ちゃんとライバルっぽくなってるじゃないですか。
そんなローランドですが、彼も「働き蟻」、紅炉さんの声をきいてました。それが1期から繋がってくるローランドのクラウスへの固執! 彼女に『クラウスなら心を満たしてくれる』といわれたからずっとライバル視していた。

(アニメ公式サイトより引用)
実力が違いすぎるとあの時は言われてましたが、ちゃんとライバル視していた理由は存在したんです! そして、『灯』たちも集まり、最終対決。ローランドはティアを守り、倒されますが、クラウスは『灯』たちの特技を使い、成長し、紫蟻を倒します!
この後ですよ…。原作ではローランドは火葬されて看取られて最期を迎えるんですが、アニメではなんと全てカット。うん、ここ好きな方もいたと思うんですけどね…。ライバルになって、あっさり、亡くなって終わってるのが、悲しくなりますよ。
そしてラストは、リリリン=ヘップバーンが大悪女になってしまい、陽炎パレスに戻り、紅炉の部屋でティアが鍵とメッセージを見て、第23話は終わります。
まとめ
というわけでだらだらと感想やってきたわけですが、簡潔に第23話をいうと、ミータリオ決戦でしょうか。
黒髪の英雄として、声と特技で紫蟻の支配を上書きする、ティアの特技シーンの瞳の映し方と、紅炉さんとの声がまず良かったですよね。マティルダの件で落ち込んでばかりだった彼女が、仲間の力を借り、ちゃんと成長している様子がアニメでも見られて、声があるからこそ励ましが胸にくるものもあって。
ローランドの扱いや、将軍蟻との戦闘シーンについては残念な気分にはなりましたが、(もっと迫力あるバトルがみられると思ってました…)。ただ、クラウスも成長していた、ちゃんとそれが分かる、スパイ教室な終わり方になっていて。
1期は3話のあれで、どうなることかと思いましたが、ファーストシーズン、総じて極上でした。
来週は間違いなく、リリィ回でしょう。短編集02のリリィがたった1人で戦い抜いた記録が描かれるのか、短編集01の花嫁ロワイヤルが描かれるのか分かりませんが、OVAとか発表されて『鳳』出たらそれだけでもう1ファンとして舞い上がりますが、どうなんですか?
さぁ、何もなければ来週が最終回! どうなるか本当に分かりませんが、私はリリィ推しなので、キャラソンも含めて楽しみ! ということで、最後まで感想書いていきたいと思います!
以上、アニ感でした。
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