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著者 武葉コウ イラスト 色塩

学園のエリートたちは元部下!?
死んだはずの少年が
スパイ学園で部下と敵対する
学園スパイファンタジー、開幕!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

各国の諜報機関に知れ渡る伝説的スパイ〈蜃気楼〉は、影の戦争に終止符を打つ重要任務で仲間を逃がすため、死亡した。二年後。作戦失敗の責を取らされ、敵国である帝国スパイ養成機関〈クリプトス〉に潜入任務中の仲間の少女たちのもとにエドガー・フランクが唯一人の男子生徒として現れる。銃弾を避ける動体視力、卓越した射撃能力、盗聴、変装etc.全てを兼ね備えた彼こそ、死んだはずの〈蜃気楼〉だった。変装科。尋問科。潜入科。戦闘科。狙撃科。電子支援科。装備開発科に所属する元部下の少女たちは、正体を隠し救いにきたエドガーを全力で排除しようとしてきて敵対することに!?

(ファンタジア文庫公式サイトより)

感想


最強のスパイと元部下の学園スパイファンタジー! 重要任務で仲間を逃がすために死亡したはずの伝説的スパイ《蜃気楼》が、敵国の養成機関に送られた元部下を救うため、名前を変えて降り立ち始まる、スパイ学園生活が楽しめる作品でした。

影の戦争に終止符を打つ重要任務で7人の部下を逃がすために死亡したはずのスパイ《蜃気楼》。任務から2年後、上官のリズの前で目覚めた彼は、彼女から部下が作戦失敗の責を取らされ、敵国のスパイ養成学校に潜入させられていることを知ります。

任務を失敗に追い込んだ裏切り者を探るため、また部下たちも守るため、エドガー・フランクとして学園に潜入することになった《蜃気楼》。そんな彼は、7つの科が争い合う学園で、各科の頂点《エリート》になっていたこと部下の少女たちと再会するんですよね。

始まっていく学園スパイバトル! 変装科に入り、かつて自分を特別な感情で慕ってくれていた琥珀ことカリンと共に、あらゆる願いが叶うというエリートの頂点“エルダー・エリート”を目指すことになった最強はどうなっていくのか!

ハニトラされたり、変装して別の科に乗り込んだり、等、報酬のため7つの科が争い合う学園で、最強のスパイが正体を隠し、元部下の7人の少女たちとぶつかり合っていく、スパイな学園生活で面白かったです。

7人の少女たちは元部下なんだけど、隊長の素顔を知らなくて、また、特技があるんだけど、昔は『落第』落ちこぼれと評されていて。隊長と分かっていないからこそ、隊長のことを話しちゃったり、落ちこぼれな部分も残っていてそこをつかれちゃったりしていて、可愛かったですね。

《蜃気楼》を名乗る、偽物も現れて。一体彼女たちはどうなっていくのか。またちょっぴりポンコツな面もある最強のスパイは学園でどう戦っていくのか! 最強のスパイと元部下の味方さえ騙す学園スパイファンタジーが楽しめる1冊。

今回は琥珀がメインだったけれど、次は誰になるのか。7人の少女たちがエリートになれている理由など、今後も注目していきたい1冊でした。



特設サイトがあるそうなので、良かったら見て見てくださいね!




以上、ラノ感でした!

レーベル
ファンタジア文庫
ジャンル
おすすめ度(評価)
★★★★☆
ページ数
336
発売日
2023年8月19日



章ごとにいろいろまとめてみた


更新予定です。