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著者 しめさば イラスト はくり

いらないなら、くれよ。私に
死にたがりの少年と特殊捜査員の
異能クライムサスペンス、開幕!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

死にたがりの少年・桃矢はある日「ハチ」という少女に命を拾われる。「ダイハチ」という警察の下部組織を管理すハチに「イレギュラー」という特殊能力があることを見出され、桃矢は裏社会を探ることになって……。

(スニーカー文庫公式サイトより)

感想


死にたがりの少年と特殊捜査員の異能クライムサスペンス! 他人の痛みを感じる能力に嫌気が差し、自殺しようとしていた少年・安土桃矢が、裏の事件を秘密裏に操作する警察庁特殊捜査班“ダイハチ”のハチに拾われ始まる、人の痛みと異能捜査が楽しめる作品でした。

他人の痛みを自分のものとして感じてしまう特殊能力を持つ桃矢。自分の能力に嫌気が差し、駅で自殺しようとしていた彼は、その場にいた少女・ハチに自殺を止められ、その命、いらないなら、私にくれよ、と告げられます。

彼女の誘いに惹かれ、着いていくことにした桃矢。そんな彼は、警察が表立って捜査できない捜査を受け持つ委託組織・警察庁特殊捜査班“ダイハチ”の班長で、特殊能力者だけ色を認識できる特殊能力を持っていたハチと、危険な任務に挑んでいくことになるんですよね。

始まっていく、裏社会と元同級生の潜入捜査! 歌舞伎町で1年前に失踪した元同級生・越後優美について調べることになった桃矢は、彼女と出会いどんな内情を知っていくのか! また、イレギュラーの暴走とは…。

いつ死んだって構わない。他人の痛みを感じる能力を持つが故に自殺しようとしていた少年が、特殊能力を持つ特殊捜査班のハチに拾われ、裏の世界の人間とつながる少女の痛みを知り、命を懸けて少女を助けていく、桃矢の痛みと葛藤の中でみせた正義が熱く面白かったです。

桃矢はハチと出会い、警察が表立って捜査できない捜査、つまり裏の世界(闇)に踏み込んでいくことになるんだけど、心配してくれる友人・亜樹との学校での光ともいえる日常も描かれていて。またイレギュラーの能力を引き出そうとする謎の声も出てきて。

彼は光と闇のどちらに向かっていくのか。他人の痛みを感じる少年が、特殊能力者たちと共に裏社会を探る正義と成長譚が楽しめる1冊! 彼らの人生と能力がどう動いていていくのか、楽しみですね!



特設サイトやPVがあるそうなので、良かったら見て見てくださいね!






以上、ラノ感でした!

レーベル
スニーカー文庫
ジャンル
サスペンス
おすすめ度(評価)
★★★★☆
ページ数
448
発売日
2022年4月28日



章ごとにいろいろまとめてみた


更新予定です。