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小説 八神鏡 イラスト  Roha

ざまぁみろ――ってね?
転校生がテコ入れを始める
ヒロインとモブのメタラブコメ第2巻!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

 

あらすじ

名前で呼び合う関係に進展した、しほと幸太郎。しかし、しほに拒絶された“ハーレム主人公”の龍馬への「ざまぁ」が足りないことを不満に思う転校生のメアリーは、自分をヒロインにした新たな物語を作るべく暗躍を始める。しほの平穏を守るために、幸太郎は巻き込まれつつ対抗策を考えるが――話題沸騰の“メタ”ラブコメ第2巻!

(GCN文庫公式サイトより)

感想


前巻(1巻)のお話

前回の感想はこちらから


試し読みまでのお話

幼なじみの霜月さんに振られ、幸太郎に見下された時のことがトラウマになっていた竜崎。犬を追いかけ、車に轢かれそうになっていた少女・メアリーを助けた彼は、転校生としてやってきたメアリーと親しくなり――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



メタラブコメ

さて今回はざまぁとカッコいい幸太郎くんな回でした!


プリンを霜月さんに取られて、犯人に慰められる梓。幸太郎に甘える梓に霜月さんが嫉妬し、梓が竜崎への想いに区切りをつけて登校することにする中、幸太郎たちのクラスに転校生がやってきます。名前はメアリー・パーカー。アメリカ育ちで資産家の娘なお嬢様です。


そんなメアリーさんに呼び止められて、リムジンに乗せられた幸太郎は、現実を物語化する自分と同じ見方をしていた彼女から、この作品のクズキャラである竜崎と、幸太郎の立場を逆転させる『ざまぁ系ラブコメ』を作ることにしたと告げられます


「『読者』でいるのはもう飽きた。これからは『クリエイター』として、最高の物語である『ざまぁ系ラブコメ』を作ることにしたんだよ」
(55ページ 引用)


ワタシの邪魔をするのなら霜月さんを不幸にすると脅しもしてきたメアリー! 霜月さんとのラブコメが本格化すると思ったら、とんでもないキャラが出てきちゃいましたね。さて、メアリーさんの本性を知ってしまった幸太郎。


そんな中、メアリーさんの意見で、クラスの文化祭の出し物が『美女と野獣』の演劇にきまり、幸太郎が狩人役をやることに! 着々と物語を固めていくメアリーさんの怖さは置いといて。


「ず、ずるいわ! メアリーさんとばっかりオシャベリして……わたしにも、少しくらい構ってくれないの? こんなに寂しがってるのに! もう限界よ……わたし、怒っちゃったんだからね!」
(111ページ 引用)


幸太郎の晴れ舞台が見たいからと、メアリーが推薦したとはいえ、多数決の中、幸太郎がいいと思いますと1人挙手した霜月さん、可愛いですよね。さてさて、脚本が完成し演劇練習開始! したんだけど霜月さんは怒っていました。なぜならメアリーさんとばかり話しているから。


演劇の練習で幸太郎がメアリーさんと話すことが増えたことで、霜月さんは嫉妬しちゃったんですよね。わたし、怒っちゃったんだからね! 停滞期かしら、とまでいう霜月さん。自分で狩人役にしたのに、愛が重いというかなんというか、もう、ね?


さて、怒っちゃった霜月さんを撫でてあげて、デートまでした幸太郎。デート中にメアリーさんと竜崎を見て、笑顔が消えた霜月さんを落ち着かせた幸太郎は、2人の声を聞いていた彼女から、メアリーさんが竜崎に好意を抱いていることを教えられ、『クリエイター』なメアリーさんを『恋するヒロイン』に堕とすイベントを開始します


「ダメよ? わたしのかわいい主人公に触らないでくれる?」
(252ページ 引用)


ここからはネタバレすぎるので言わないけど、メアリーさんとの対立がありながらも、嫉妬したり、ピンチな幸太郎を助けたりする、幸太郎が大好きすぎる“メインヒロイン“な霜月さんの言動が可愛かったですね。


ざまぁエンドVSハッピーエンド。現実を物語として捉える2人の対立は、気づいていなかった現実+aで幕を閉じてしまったわけですが、スイッチが入った幸太郎の逆転劇は良くて。今回はわりと可哀想なポジションだった竜崎はどうなっていくんでしょう…。

結月の結末も気になるところ。3巻はどうなるのか、楽しみですね!


以上、ラノ感でした!