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著者 藤川恵蔵 イラスト 茨乃

ここは監獄。貴方は囚人で私は看守です
巨大な監獄都市に囚われた少年少女の
異能バトルファンタジー、開幕!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

都市パノプティコン。四方を山に囲まれた、美しい町。そこで暮らす少年ヴァンは、なんの変哲もない平凡な人生を送っていた。ところが、プラチナに輝く髪を持つ謎の少女・ダイヤと出会ってから、彼の人生は変わり始める。「ここは監獄。貴方は囚人で私は看守です」これは、囚人と看守による巨大な監獄都市からの「脱獄」の物語。

(MF文庫J公式サイトより)

感想


巨大な監獄都市に囚われた少年少女の異能バトルファンタジー! 四方を山に囲まれた、美しい町で暮らしていた少年・ヴァンが、ある日突然、透視能力に目覚め、銀髪少女・ダイヤの着替えを覗いてしまい始まる、異能犯罪者たちの監獄生活が楽しめる作品でした。

四方を山に囲まれた美しい町、都市パノプティコンで、幼馴染のナガトや、バイト先の先輩で親友のアッシュと普通の生活をしていたヴァン。彼はある日突然、透視能力に目覚めて、建物を観察していたところ偶然、銀髪少女・ダイヤの着替えを覗いてしまいます。

何故か彼女に気づかれて、めった打ちにされ、その後も同じ学校に転校してきたダイヤに付き纏われるようになったヴァン。そんな彼は、ダイヤから何の為に周囲を観察していたのかを聞かれて、「余計なものは見ていないんですね?」とまで告げられて、見ていなかった町の外を透視しちゃうんですよね。

始まっていく監獄生活! 今いる都市が全て壁で覆われている監獄であることや、ここで暮らす人たちが、ナノマシンにより記憶を消された異能が使える犯罪者だと知ったヴァンはどうなっていくのか。また、ヴァンの過去とは…。

まず言います! この作品、この巻では脱獄なんてことは一切しません! ヴァンはバイトしたり、上下水道プラントで働いたりと、途中で異能バトルしたりするんだけど、怪しまれないためでもあるんだけど、監獄と知っても普通に生活してますからね…?

さて、そんなタイトルと違う作品なんですが、普通に暮らしていたヴァンが、看守のダイヤと出会い、他の看守、友人たちの目的や異能に巻き込まれ、この監獄の看守たちの嘘や真実、過去を知っていく、監獄都市の世界観と異能バトルが良かったです。

ただ、看守であるはずのダイヤがなぜヴァンに付きまとってお世話をするのか、ヴァンはなぜこの監獄にいるのか、アッシュや看守たちの存在、これから起こる惨劇、などなど、この巻だけではほんとに謎ばかりで(話が進むごとに謎も増えていて)。

看守に異能がバレてしまったヴァンはダイヤたちとどうなっていくのでしょう。脱獄劇が楽しみですね…。



以上、ラノ感でした!

レーベル
MF文庫J
ジャンル
ファンタジー
おすすめ度(評価)
★★☆☆☆
ページ数
264
発売日
2022年2月25日



章ごとにいろいろまとめてみた


更新予定です。