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著者 佐伯さん イラスト はねこと

もっと可愛いって、思われたいですし
世話好きな隣人にいつしか心溶かされる
甘く焦れったい恋の物語、短編集!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

 

あらすじ

「お隣の天使様」初の冊子付き特装版は、過去の購入特典をはじめとする、これまで公開されたショートストーリーから集めた35編を収録。総ページ数は150p超。SS冊子のイラストは読者投票で決まった「小悪魔風」をテーマに描き下ろし!さらにそのイラストを題材にした著者書き下ろしの短編を収録。周と真昼の出会った秋から、お互いに踏み出した夏までの、種々のエピソードを集めたファン必携の短編集&SS冊子。これは、甘くて焦れったい、恋の物語――。

(GA文庫公式サイトより)

感想


前巻(5巻)のお話

前回の感想はこちらから


登場人物をまとめたりもしているので、良かったらこちらも見て見てくださいね!





試し読みまでのお話

「好きなものは好きで何が悪い」「日課と思い出の食事」「皆の知らない良い所」の3本で――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



お掃除大作戦再び、そして事件

さて今回は周くん大好きな大天使まひるん回でした!(短編集なので、今回はざっくりいきます)


お掃除好きな真昼に部屋を掃除してもらうことになった周。頑固汚れにつけ置き、シンクをやすりがけ、と、本気モードのまひるんは本格的。だけど、お風呂場で足を滑らせてシャワーが――。真昼のずぶ濡れ姿を思い出しちゃう周。やっぱり男の子ですよね。


人をだめだめにするのはどちら

実家からクッションが送られてきた周。だけどそれは2人座れるくらいの大きなもので。まず言いたい、志保子さんグッジョブ!と。だって1人用じゃなくて、あえて大きなものを選んでるんですよ? 真昼と息子をくっつけたい気満々じゃないですか! 

真昼もこのクッションでだらけていて、ね? 2人で使っているところを見たかった…。
 

幼い頃の不安と、今の安堵

周がいないのに周の部屋にいた真昼。周が帰ってくるのを待っていた彼女は、母親のことを思い出して――。母親に振り向いてほしかった。けど振り向いてもらえなかった。しかし、今は大切にしてくれる、守ってくれる存在がいる。この関係性がほんと尊い!


油断しがちな天使様

周の隣に腰掛けて、周が呼んでいるファッション雑誌を覗き込む真昼。そんな真昼を見て周は警戒というものを知ってほしいと思っていて――。周くんの隣だから、周くんの隣だけだから! 油断しがちな天使様も可愛いんです。(この調子で感想続くのか?)


夜ふかしはわるいこです

琴座流星群が見えることを知った2人。真昼は初めての夜ふかしで――。「たまには悪い子になっておこうか。俺も一緒に悪い子になるからさ」なんていう周くん、カッコ良すぎません!? ちょっとキザっぽい台詞だけど、周が言うからそう見えるというか…ね?


友達の恋模様を見守るのも大変です

このままだと感想が続きそうにないので、3つは飛ばして(王子の恋とか、まひるんのツンツンとか語りたいことはあったんだけどね? 尺的に)、周にもっと可愛く思われようと、千歳を利用して真昼はアパレルショップへ! いつもより可愛く思われたい。

周はなんでも可愛いって言いそうだけど、必死になって服選びするまひるんが可愛かったんですよ! その後に周が千歳に真昼のどこが好きか聞かれていった言葉がねっ。全て愛おしく思うって、反則じゃないですか!?(今回の周はクサイ台詞が多い気が…)


その声は反則です


アクションゲームが苦手な真昼、千歳と樹の過去、樹と周の出会い、が語られて最後の短編は、真昼と周が寝る前に電話した話! いつも一緒にいるのに、寝る前に電話でっていうシチュエーションもそうだけど、耳に当てて直接相手の声が聞こえるっていう電話の使い方!


2人とも意識していて。本編では付き合い始めてイチャイチャしている2人なわけですけど、これからもこんな初々しい関係が読めると思うと、アニメでも見れると思うと想像が無限大に膨らんできますね。


さて、そんなわけで、まとめ! 真昼や樹、千歳視点で描かれる真昼の周への気持ちとそれぞれの過去。真昼がどうしてこんなに周のことが好きなのか。周と樹の出会いとは。本編では描かれなかった真昼のベタ甘な想いに頬が緩みました。


樹と千歳がどう結ばれていったのか。千歳の陸上部時代の詳細な過去も明らかになって。周視点以外で真昼、樹たちの新たな一面が垣間見える、お隣の天使様ファン必見の1冊! これから5人はどうなっていくんでしょうかね。ベタ惚れまひるんが楽しみです。


以上、ラノ感でした!