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著者 日向夏 イラスト magako

あなたは運命の人を捕まえられる?
事件に巻き込まれる探偵体質な少年の
学園ラブコメチックミステリ!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

真丘家の男子は十八歳までに運命の女性に出会わなくてはならない。でないと、十八歳で必ず死ぬ。つまり本日、十七回目の誕生日を迎えた俺・真丘陸にはあと一年の猶予しかないということである。しかし、その残念な運命を回避するには厄介な体質が俺にはあった。しかも二つ。一つは女難体質で、この中に運命の相手がいても困るレベルでヤンデレばかり引き寄せてしまうこと。そしてもう一つは、超がつく探偵体質であること。それはもう、ちょっと出かけると事件に巻き込まれるような。というわけで、今日もまた死体に出くわしたのだが……。もしかして、犯人が運命の人ってことはないよな?

(MF文庫J公式サイトより)

感想


探偵体質な少年の学園ラブコメチックミステリ! 18歳までに運命の女性に出会わなければ18歳で必ず死ぬという運命を背負っている少年・真丘陸が、学園祭間際の学校で事件に巻き込まれていく、迷探偵と運命の人が楽しめる作品でした。

「真丘家の男子は十八歳までに運命の女性に出会わないと、十八歳で必ず死ぬ」という運命に加え、女難で探偵体質という厄介な宿命を抱える陸。17歳になっても運命の人と出会えずにいた彼は、委員会決めでイベントの補助委員をすることになります。

早速、新入生歓迎会を手伝うことになり、先輩の女性にこき使われていた陸。そんな彼は歓迎会当日、締めの挨拶をするはずだった松岡先生が、首を吊って亡くなっているところを目撃してしまうんですよね。

空から女性が降ってきたり、副担任が科学準備室で塩素ガスを吸い倒れているところを助けたり、学園祭のステージに油が撒かれたり、事件に遭遇しやすい探偵体質によって次々と事件に巻き込まれてしまった彼は、運命の人を見つけることができるのか!

ヤンデレばかり引き寄せてしまう女難体質で、女子の傾向と対策を考え、データベース化するほどな陸が、メモや探偵体質で培ってきた推理力で事件を(解決まではほぼ導かないものの)可能性を探り推理していく様子が面白かったです。

陸の周りには、男の子っぽい幼馴染の幸美や、陸のことを嫌っているまりあ、一部界隈で有名な樋野先輩など、クセの強い女性たちがいて。彼女たちは運命の人なのか、陸は生きていられるのか、これからが楽しみな1冊でした。








以上、ラノ感でした!

レーベル
MF文庫J
ジャンル
ミステリ?
おすすめ度(評価)
★★★☆☆
ページ数
264
発売日
2021年10月25日



章ごとにいろいろまとめてみた


更新予定です。