img20211020_21102168

著者 野村美月 イラスト へちま

幼なじみは妹だった
近くにいるのに触れられない
鮮烈青春シリーズ第二弾!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

「わたしは、ほくちゃんがいればいいんだよ……」相思相愛の幼なじみがいるのに、美人で変わり者の上級生冴音子とつきあいはじめた高校生の北斗。小学生の頃に出会い、あたたかな時間を一緒に重ねてきた幼なじみの春は、北斗の実の妹だった。そのことを隠したまま、北斗は春を遠ざけようとする。小さな春、泣き虫の春、怖がりの春――。世界で一番大切で守りたい女の子が血の繋がった妹だという現実に、苦しむ北斗。そんな北斗を一途に恋する春。二人が辿り着く結末とは――

(ガガガ文庫公式サイトより)

感想


幼なじみとして育った兄妹の触れあえない恋愛物語! 幼なじみの三ッ泉春と相思相愛な高校生・景山北斗が、科学室の美少女と名乗る上級生・佐伯冴音子と付き合い始めて始まる、幼なじみな妹との恋が楽しめる作品でした。

小学生の頃から一緒にいた幼なじみの春と相思相愛な北斗。しかし彼は、春が幼なじみではなく実の妹だということを知っていて、春と距離を取るため、上級生の佐伯さんと付き合い始めます。

一方、北斗が付き合い始めたことを知ってしまった春は、佐伯さんの紹介で、モテ男の相羽くんと付き合うことになるんですよね。春がいれば、それだけでいい。俺が春を守るんだ。そう決意して春を守ってきた北斗。

実の妹だと知ってしまっても、想いを止められず葛藤する北斗は、春とどうなっていくのか! 結ばれてはいけない兄妹という関係にある北斗が、無邪気に距離を詰めてくる春と自分の想いに悩み決めていく、幼なじみ(妹)との結末が素敵でした。

幼い頃の児童館での思い出や、春が兄妹であると知った時の日のことなどが描かれていて。恋する北斗と春の気持ちが言葉で強く見えてくるんですよね。そしてある和歌と2人の関連もあって。彼らの許されない恋に哀と愛を感じる1冊でした。



以上、ラノ感でした!

レーベル
ガガガ文庫
ジャンル
恋愛もの
おすすめ度(評価)
★★★☆☆
ページ数
264
発売日
2021年10月19日



章ごとにいろいろまとめてみた


更新予定です。