著者 西条陽 イラスト Re岳
私、二番目の彼女でいいから
二番目同士で付き合う2人の
不純で危険な恋の物語。
二番目同士で付き合う2人の
不純で危険な恋の物語。
あらすじ
「私も桐島くんのこと、二番目に好き」 俺と早坂さんは互いに一番好きな人がいるのに、二番目同士で付き合っている。それでも、確かに俺と早坂さんは恋人だ。一緒に帰って、こっそり逢って、人には言えないことをする。だけど二番目はやっぱり二番目だから、もし一番好きな人と両想いになれたときは、この関係は解消する。そんな約束をしていた。そのはずだったのに――「ごめんね。私、バカだから、どんどん好きになっちゃうんだ」 お互いに一番好きな人に近づけたのに、それでも俺たちはどんどん深みにはまって、歯止めがきかなくて、どうしても、お互いを手放せなくなって……。もう取り返しがつかない、100%危険で、不純で、不健全な、こじれた恋の結末は。(電撃文庫公式サイトより)
感想
二番目同士で付き合っている少年の不純で危険な恋の物語。互いに一番好きな人がいるのに、早坂あかねと二番目同士で付き合っている少年・桐島司郎が、1番好きな橘ひかりと部活動で話をするようになって始まる、背徳的な2番目が楽しめる作品でした。
橘ひかりさんのことが1番目に好きな桐島。しかし彼は、橘さんに彼氏がいるから、2番目に好きな早坂さんと付き合っていたんですよ。早坂さんも1番目に好きな人に彼女がいて、桐島のことが2番目に好きで。2人は付き合っているんだけど、1番好きな人を優先していい関係なんですよね。
付き合っていることを互いの一番の相手には伝えてはいけない。どちらか一方が一番と付き合えたら、関係は解消する。ルールを決めて、付き合っている2人。だけど、当然恋人なわけで。1番目には恥ずかしくてできなくても、滑り止めだからこそ、触れあったりできるわけですよ。
一緒にいるうちに、歯止めが利かなくなり、1番好きな人の顔さえも忘れそうになる早坂さん。橘さんが部活に入部してきて、恋愛ノート(耳元ミステリーや壁ドンなど、ちょっぴりえっちなこと)を実践して理性が壊されながらも、先輩のあることを知り、早坂さんを求める桐島。
4人の関係が交差し、2番目同士で付き合っている2人はどうなってしまうのか! ある少女は2番目だと思いつつも、1番目に嫉妬し、ある少女はドキドキしてみたいと触れ合う。深みにはまっていく背徳的な状況と、好きのベクトルに感情が乱され、夢中にさせられる面白さでした。
矛盾していく恋の形、ラストの台詞でまた思考をかき回され、桐島、早坂さん、橘さん、先輩、この4人の関係はどうなっていくのでしょう。2巻は近冬発売予定らしいです。ラノベ界にまた誕生してしまった不純愛ラブコメ、このこじれた恋の結末、気になりますね!
PVやインタビュー記事などがあるそうなので、良かったらこちらも見て見てくださいね!
『わたし、二番目の彼女でいいから。』
— 西 条陽@9月新刊「わたし、二番目の彼女でいいから。」 (@GoWestGoGo) September 10, 2021
本日より発売していることをお知らせいたします!!
今回のPVは橘Verです。
試し読みの段階だと早坂カワイイの声が多数でしたが、単行本を読めば橘も!?
どうぞご視聴ください。 pic.twitter.com/ikyBP8dcGy
以上、ラノ感でした!
レーベル | 電撃文庫 |
ジャンル | ラブコメ |
おすすめ度(評価) | ★★★★☆ |
ページ数 | 344 |
発売日 | 2021年9月10日 |
章ごとにいろいろまとめてみた
更新予定です。
更新予定です。
コメント
コメント一覧 (2)
コメントありがとうございます!
早川さんになってますね…。
誰なんでしょう!?
早坂さんに訂正しました。