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著者 佐藤真登 イラスト ニリツ

完全定着・純粋概念【時】――
師弟の戦いの中、【白】が動き始める
彼女が彼女を殺すための物語、第6巻!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

 

あらすじ

「お前は、忘れない。ここで死ねるのなら、お前は幸運だ」 メノウと導師「陽炎」。塩の大地での師弟の戦いは、メノウへと天秤が傾きつつあった。アカリとの導力接続で手に入れた膨大な導力と、行使可能になった疑似概念【時】。新たな力を得たメノウの勝利で終わるかと思われた訣別の戦いは、しかし、見え隠れする【白】の存在により予想外の方向へ向かいはじめる。その頃、“聖地”跡では万魔殿が「星の記憶」へ足を踏み入れていた。マノンの遺した一手が彼女に致命的な変化をもたらすことも知らず――。そして、最果ての地にひとつの破局が訪れる。彼女が彼女を殺すための物語、破戒の第6巻。

(GA文庫公式サイトより)

感想


前巻(5巻)のお話

前回の感想はこちらから


試し読みまでのお話

塩の大地で戦いを始めたメノウと導師『陽炎』。マノンを消滅させた【白】は、すべてを清算できる機会を掴むため、地上へと足を踏み出し――というのが試し読みまでのお話。


ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



【白】

さて今回は【白】と【時】と新たな道な回でした!(今回も短めでいきます)


マノンを消滅させた【白】。地上へと足を踏み出した彼女でしたが、目の前に万魔殿が現れます! マノンを復活させようと試みたけど、魂を戻せなかった万魔殿は、マノンが事前に仕込んでいた魔導で、人格を、自我を取り戻すんです。


「あたしの名前は摩耶。大志万摩耶」
(194ページ 引用)


フーズヤードに閉じ込められたモモを見ていたサハラを捕まえた万魔殿は、サハラと指切り魔導をして、協力させます。サハラはまた面倒事に巻き込まれているけど、それは宿命として。人格を復活させたマヤがマノンを失ってどこへ向かうのか。小指なマヤと目脳なメノウとの今後の関係や、本体?との闘いも気になってきますよね。


さて、アカリと導力接続して『陽炎』を追い詰めつつあったメノウ。しかし、アカリは塩の大地に現れた【白】に記憶を白に染められて、人災になってしまうんですよね。世界を停止してしまった【時】。ただ導力接続のおかげで、メノウは意識があったんです。


「ボクは西彫高校一年三組、白上白亜」
(150ページ 引用)


【時】の魔導も効力を半減させていたメノウ。そんな彼女はアカリを生かすため、塩の剣を【時】に突き刺しちゃうんですよ。動き出した世界。しかしそこに現れたのは、『主』であり【白】であり、本体でもある、白上白亜でした。


自分とそっくりな少女から君はボクの『目』だよという事実を告げられ、明かされた計画。ということで今回もネタバレすぎるので言わないけど、憧れていた『陽炎』と戦い、思いを託された『陽炎の後継』が、新たな道を進んでいく姿が良かったんですよ。


「じゃあ、な……めのう…………」
(220ページ 引用)


【使徒】や【防人】、『陽炎』の友人との過去や半生をかけた計画、【白】の目的などが判明して。人災までもが動き始める中、233ページですよ! この挿絵とメノウがモモに告げた言葉は、モモの先輩への今までの向けてきた愛とその返しもあって、胸にくるものがありましたね。


名前が目、脳であることまでは教えられなかったメノウが『主』に対してどう立ち向かっていくのか! 次回からは新章突入! このおかしなメンバーでメノウはどうなってしまうんでしょう…。シュナちゃまの運命も気になるところ。7巻も楽しみですね。


以上、ラノ感でした!