著者 細音啓 イラスト 智瀬といろ
フェイをライバル視する新入り登場?
遠征先でプライドを賭けた戦いに挑む
至高の神々との究極頭脳戦、第2巻!
遠征先でプライドを賭けた戦いに挑む
至高の神々との究極頭脳戦、第2巻!
あらすじ
現代に復活した元神レーシェに指名された少年フェイは、勢いのまま「神々の遊び」を連続攻略し、一躍世界最注目の存在へ名乗りを上げた。だが、彼らに刺激を受けた使徒(プレイヤー)の影響でしばらく自都市での活動ができなくなったフェイたちは、レーシェの不満解消も兼ねて別の都市への遠征に赴くことに。フェイを一方的にライバル視する黒衣の男ダークスが登場し、フェイたちは親善試合の場を借りた高度な心理戦に巻き込まれる。プライドを賭けた戦いに挑むフェイのパートナーは――なんとパール! 不安しかない戦いを前に、少女の意外性が爆発する!? そして待ち受ける次なる「神の遊戯」とは――?(MF文庫J公式サイトより)
感想
前巻(1巻)のお話
前巻の感想はこちらから
試し読みまでのお話
「神々の遊び」を連続攻略し、一躍世界最注目の存在へ名乗りを上げたフェイたち。しかし、彼らに刺激を受けた使徒の影響でしばらく自都市での活動ができなくなっていた。そんなフェイたちはゲームをするため、別の都市への遠征に赴くことに――というのが試し読みまでのお話。
ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。
聖泉都市マル=ラ
さて今回はマル=ラ支部とエリート使徒な回でした!
「負けちゃだめだよ」
(35ページ 引用)
無限神とのゲームに勝利したことでダイヴが1か月待ちになってしまったフェイたち。WGTの提案を受けた3人は、聖泉都市マル=ラに行くことに! 遠征先に着いたフェイ。そんなとき、ある少女があなたの女にしてほしい(部下にしてほしい)とやってくるんですよ。
名前はネル・レックス。マル=ラ所属の使徒だった女の子です。そんな彼女から逃げ、マル=ラ支部に着いたフェイは、史上最速で自分のチームを樹立し、支部の筆頭になった使徒・ダークスから俺のチームに来いと言われるんですよね。付いて早々変人ばかりに好かれるフェイくんって…。
さて、そんなダークス率いるチーム『この世界の嵐の中心』と交流戦をすることになったフェイたち! レーシェではなくパールと組んだフェイは、ダークスたちとカード戦略系すごろく『Mind Arena』を始めます。
「勝ったのは俺たちだ。
最高の相方だったぜパール」
最高の相方だったぜパール」
(161ページ 引用)
4つの職と多数のカードで相手より先にゴールか、相手のライフを0にすれば勝ちのすごろく! 約70ページに及ぶ戦いはもちろんフェイたちが勝ったわけなんですが、ダークスも中二病の使い手で。神から授かった力じゃなく、人VS人の純粋な頭脳戦で熱かったですね。
さてさて、2巻にしてもう神との戦いは終わってしまったのか? と思った皆さん(私も思ってました)、後半から神とのゲームが始まっていきます! レーシュのリボンにサインして始まっていく、『太陽の軍神』マアトマ2世との『太陽争奪リレー』!
「太陽の花を持っているのは、俺だ」
「太陽の花を持っているのは、わたしよ」
「太陽の花を持っているのは、わたしよ」
(218ページ 引用)
チーム『大天使』の10人とダークス、ケルリッチが加わり、15人で『太陽の軍神』とのゲームに挑んでいきます。1人1つ配られた花の3種の内の太陽の花をピラミッドの最上段に捧げれば勝ちのゲーム。
2人の宣言から誰が太陽の花を持っているか分からない緊張感がありながらも、それをぶち壊してくる猫ゴーレムの「にゃあ」や、ダークスのようちな――とっても素晴らしいネーミングセンスの技もあり、配信している、3回負けたら戦えなくなるけれど、競技者の楽しんでいる様子が伝わってきて、面白かったんですよ。
使徒だったリンのために、自分の1勝をチップにして、リンに賭け神と再挑戦をかけて戦わせる姿はゲーマーらしかったけど、この戦いどうなっちゃうんでしょうね…。敗北数を減らすことができる神だから今までの神よりも強いと思うけど果たして。3巻も楽しみですね!
以上、ラノ感でした!
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