目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

　

あらすじ

三角関係解消のためにクラスいちの人気者・七峰結朱と偽物カップルになった和泉大和。波乱の末に問題は一段落したものの、あやしまれないように仕方なく関係を続けることに。三週間後に迫た文化祭を前に準備が遅れているバスケ部の手伝いをすることになった結朱たち。そこにな大和が高校に入ってから距離を置いていた友人・柊日菜乃がいて――自分の知らない大和を語る日菜乃に、結朱はどこかご機嫌斜めな様子。なぜかいつものナルシストっぷりがエスカレートして⁉　思わぬ友人の登場に、ニセモノのはずの関係も色づいていく気配⁉　陰キャ×リア充のナルかわ青春ラブコメ第2弾‼

（裏表紙より）

感想

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怪しまれないために偽恋人関係を続けることにした大和と結朱。文化祭の準備が遅れているバスケ部の手伝いをすることになった2人は、大和の中学時代の友人・柊日菜乃と再会して――というのが試し読みまでのお話。


ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。





さて今回は距離をおいた友人と文化祭な回でした！


中学時代、同じバスケ部だった友人の柊さんと再会した大和君！　バスケ部の手伝いで小道具の作製と、大本の読み合わせをすることになった大和君は、結朱から柊さんとどういう関係なのか聞かれます。




声を荒げて、嫉妬しちゃう結朱がかわいい！　大和君のことを調べていたときに、柊さんから『私に聞いても無駄だよ。彼のことは何も分からないから』と言われていたらしくて。その分、ヤキモチ焼いちゃうのはわかるんだけど、偽物カップルだからね？　かわいか…。


そんな柊さん。実は内気でバスケ部で孤立していたときに、大和君に助けてもらって変わり始めていて。3年前に貰ったヘアピンを今でも大切に使っているんですよ！　絶対今でも大和君のことを――。


だけど、大和君が人間関係を頑張ることをやめたときに、関係を切り捨てられた仲でもあるんですよね…。彼がいないときに、柊さんから昔の大和君の話や、昔みたいに戻るかもしれないと思っていることを聞いて、不安になる結朱。


やり残したことがあることに気づいた大和君は、終わらなかったものを終わらせることにします。始まっていく文化祭！　膝の上に乗ったり、カップル繋ぎをして文化祭を回ったり、何度もイチャついてるけど、2人は本当に偽物カップルなの！？




2人は怪我をした王子と魔法使いの代役をすることになって。魔法使いが何もしなかったらすべてを失っていた。きっと自分たちもこうなっていたという王子（結朱）、シンデレラと向き合った魔法使い（大和君）、救ってくれた魔法使いを送り出したシンデレラ（柊さん）。


3人の関係の結末にはグッときました。今回も面白かったです！　2人のゲームシーンは描かれるのか、このまま本物のカップルになってしまうのか、次巻も楽しみですね！


以上、ラノ感でした！