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著者 岬かつみ イラスト 庄名泉石

付き合ってることにしちゃうのはどうかな?
恋愛ブームにうんざりした二人の
可愛くて楽しい、偽装恋愛ラブコメ!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

高校受験失敗を機に、幼い頃少しだけ過ごした田舎に帰ってきた和泉凛太郎(15)。通うことになった高校は恋愛ブーム一色で、辟易していた凛太郎が出会ったのは、同じく恋愛する気のない学校一の美少女・友近姫乃。隣の席で、いつも自然体。やがて友達といえる関係になったとき……「友近たち、付き合ってることにしちゃうのはどうかな?」戸の一言から二人の秘密の関係は始まった⁉ ――『姫乃、やっと彼氏作ったんだー』「うん」『中学時代からガード堅かったのに、意外ー』「うん」『和泉とどこまでいったの? 教えなさいよ』「うーん……、ないしょ」――可愛くて楽しい、偽装恋愛ラブコメ!

(裏表紙より)

感想


田舎町に帰ってきた少年と友達になった少女の偽装恋愛物語! 高校受験失敗で、瀬戸内海の島へと移り住みことになった少年・和泉凛太郎が、ジャングルジムで出会い、友達になっていった少女・友近姫乃と、偽装恋愛関係を結ぶことになる、田舎の雰囲気と秘密の関係が楽しめる作品でした。

神戸の街を離れ、瀬戸内海の島へと移り住むことになった凛太郎。彼は床に空いた穴にハマっていたところ、週六で家に遊びに来るようになった美少女・友近から、「付き合ってることにしちゃうのはどうかな?」と言われ、交換条件で付き合うことになります。

凛太郎が移り住むことになった田舎島は娯楽がほとんどなくて、学校では恋愛ごとに夢中の田舎者ばかりがいたんですよね。友近はそんな彼らからの告白避けのために、凛太郎の家に入り浸り、偽コイ(偽装恋愛)までしていくんです。

喫茶店でうどんを食べて、フェリーで三宮まで行き、初めてのスマホを購入して写真を撮る友近。彼女は非常にのん気で捉えどころがなくて、共同で一つのことをするのが苦手なので、2人の関係は友達のまま?で不思議な距離感だったんですよね。

道楽喫茶のウェイトレス・氷室嬢、小悪魔中学生・ありなたちと過ごし、男子に校舎裏に呼び出されながら偽装恋愛を続けていく2人。この作品、情景描写は少なく感じたんだけど、彼女たちの言動や実際にある?舞台で穏やかな田舎の雰囲気があって。

主人公の香川ディスや、ありなとの会話を中心に、明るく楽しくなる日常が繰り広げられていて、面白かったんです! 後半、凛太郎は廃校案撤廃のため、文実委員になって休止していた文化祭を開催していくことになります。

どうやって彼は文化祭を成功させていくのか。南西高との絡みや、高松の存在、凛太郎が過去に出会っている少女たちとの関係は? 今後の展開も気になる、田舎の雰囲気と2人の偽装恋愛が心地よい青春を感じる1冊でした。


特設ページもあるそうなので、良かったら見てみて下さいね!





以上、ラノ感でした!

レーベル
ファンタジア文庫
ジャンル
青春もの
おすすめ度(評価)
★★★☆☆
ページ数
272
発売日
2020年8月20日



章ごとにいろいろまとめてみた


凛太郎
友近
氷室
ありな
百夏
(エ)ページ
序章
×
×
×
×
13
第一章
×
×
×
39
第二章
×
46
第三章
×
×
42
第四章
44
第五章
35
第六章
×
39
終章
×
×
×
6
合計
264

キャラは登場していて、
台詞があれば〇、なかったら×です。
(エ)はエッチな?シーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)