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著者 竹町 イラスト トマリ

第32回ファンタジア大賞受賞作
極上だ――全員で生きて帰ろう。
不可能任務に挑むスパイアクション!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

陽炎パレス・共同生活のルール。一つ 七人で協力して生活すること。一つ 外出時は本気で遊ぶこと。一つ あらゆる手段でもって僕を倒すこと。――各国がスパイによる“影の戦争“を繰り広げる世界。任務成功率100%、しかし性格に難ありの凄腕スパイ・クラウスは、死亡率九割を超える『不可能任務』に挑む機関―灯―を創設する。しかし、選出されたメンバーは実践経験のない7人の少女たち。毒殺、トラップ、色仕掛け――任務達成のため、少女たちに残された唯一の手段は、クラウスに騙しあいで打ち勝つことだった!? 世界最強のスパイによる、世界最高の騙しあい! 第32回ファンタジア大賞《大賞》受賞の痛快スパイファンタジー!

(ファンタジア文庫公式サイトより)

感想


不可能任務に挑むスパイアクション! ジャンルはアクションだと思います。世界大戦が終焉を迎え、各国がスパイによる、影の戦争を繰り広げる世界。ある特異体質の持ち主ながらも落ちこぼれの少女・リリィが、不可能任務を専門に行うチーム『灯』にスカウトされ、ボスの凄腕スパイ・クラウスと他の少女たちと共に任務に挑む、少女たちの作戦が楽しめる作品でした。

「灯」に選出されて始まる協力生活。教えるのが下手なクラウスに「降参」と言わせるため、果敢に挑む少女たち。その中で、リリィとエルナなど、個人で挑むシーンにキャラの特徴が出ていて熱く、リリィが絡む掛け合いがコミカルに描かれていて、シリアスだけど明るく読みやすくて面白かったです。

後半、「灯」のメンバーは不可能任務に挑んでいきます。そこからのスパイ戦。盗み、変装し、欺いて迎えたある人との戦いは決めたルールが利いていて騙し方が丁寧で。新たな敵の存在も分かって。公式サイトやPVで色々判明しちゃっていますが、まだ本編では書かれていない少女たちがどう描かれるのか次巻以降も楽しみですね。

そして、新人賞の時点では、とある理由で落第の危機にあった優等生・アンリ=ミザエルが女子スパイ養成学校で甘い誘惑を退けながら一か月過ごす? 作品だったようなんですが、全面改稿がされているらしくて。どんな作品だったのか、こっちもぜひ読んでみたいです!


以上、ラノ感でした!

レーベル
ファンタジア文庫
ジャンル
アクション
おすすめ度(評価)
★★★☆☆
ページ数
336
発売日
2020年1月18日



章ごとにいろいろまとめてみた


(エ)ページ
プロロ
×
×
×
×
×
×
×
×
×
5
1章
×
×
×
×
×
×
79
2章
×
75
3章
×
×
63
4章
×
×
73
エピロ
×
×
×
×
26
合計
321

①はクラウス、②はリリィ、
③はエルナ、④はギード、
⑤はジビア、⑥はサラ、
⑦はティア、⑧はグレーテ、
⑨はモニカ、⑩はアネットです。
プロローグはプロロ、
エピローグはエピロにしてあります。
キャラは登場していて、
台詞があれば〇、なかったら×です。
(髪色や口調で判別しているため、
今回は誤りがあるかもです、特に灰桃)
(エ)はエッチな?シーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)