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著者 月見秋水 イラスト なつめえり

第15回MF文庫J新人賞受賞作!
娘がお父様を助けにやってきた?
好きを取り戻す娘カワラブコメ!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

久遠郁(17)高校二年生――突然ですが、娘ができました。ある日、郁のもとに娘を自称する女の子・燈華がやってくる。子作りした覚えがない郁は大変焦るのだが、燈華はお父様とママの将来を救うため未来から来たらしい。だが、帰る方法はおろか、肝心のママを忘れていて……? 二人は手掛かりとなる将来のママを探しはじめる。候補は郁がよく知る三人の女の子。彼女達と距離を縮めるため、燈華が持ってきたアイテム・通称「パパーツ」を駆使する――のだが。え、最初のパパーツは哺乳瓶? ママリティが高くないとダメぇ?  これ、本当に大丈夫なの!? 果たして、未来のママは誰なのか。燈華は無事に帰れるのか――!?

(MF文庫J公式サイトより)

感想


始業式当日、高校二年生の久遠郁は自宅に帰ると、未来からやって来た娘を自称する女の子・燈華が上がり込んでいた。母親の死から誰かを「好きになる」気持ちを抑え込んでいた郁は、気持ちを教えにやって来たという燈華と共に、仲の良い3人の女の子と過ごしながら『愛』を思い出していく――

世界一可愛い娘が助けにやってくるラブコメ! ジャンルはラブコメだと思います。母親の死から愛が欠けるようになってしまった主人公が、未来からやってきた娘を名乗る少女と、親しい3人の女の子からママ探しをして愛を取り戻していく、激しい下ネタと家族愛が楽しめる作品でした。

やっぱり、娘ちゃんが可愛いんですよ! 「パパーツ」や「ムスメリティ」など新言葉を出してきたり、頭を撫でてもらおうとしたり、妹?に嫉妬したりして。高校生だけど子供みたいに甘えてて可愛かったんですよね。

主人公は、大学生のお姉さん・千草、女の子みたいな男の子?・莉生、幼馴染みの凜々花、3人ママ候補たちとそれぞれ騒がしい日常を送ることになって。1人1人から愛に繋がるものを知って成長していく、キャラの勢いまっすぐな展開が面白かったです。

ただ、莉生の性別や母親が誰なのか、などいろんなことが曖昧で終わってて、あらすじと違っていてパッとしなかったんですよね。そこが人によって好みが分かれるかなって思います。

だけど、未来からやってきた娘と、3人の女の子たち?と過ごした主人公の気持ちの変化、父親と娘の愛の形が温かく描かれていて。主人公と娘、3人の「ママ候補」たちの生活の終わりの、その先を見たくなる1冊でした。

(余談?)『世界一可愛い娘が会いに来ましたよ!』 このタイトルかなり好きなんですけど、皆さんはどうですか? 表紙では台詞みたいになっていて、「会いに」の部分が吹き出しになって、さらに燈華が語りかけてる?みたいになっていて可愛いですよねっ! いつか言われてみたいです。


以上、ラノ感でした!

レーベル
MF文庫J
ジャンル
ラブコメ
おすすめ度(評価)
★★☆☆☆
ページ数
264
発売日
2019年12月25日



章ごとにいろいろまとめてみた


燈華
瑛理子
莉生
凜々花
(エ)ページ
プロロ
15
第一章
75
第二章
65
第三章
51
最終章
×
45
合計
251

プロローグはプロロにしてあります。
キャラは登場していて、
台詞があれば〇、なかったら×です。
(エ)はエッチな?シーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)