
著者 川田両悟 イラスト よう太
カードは相棒?それとも消耗品?
非公式の高額賞金バトルに挑む
スレ発バトルアクション第2巻!
非公式の高額賞金バトルに挑む
スレ発バトルアクション第2巻!
感想
前巻(1巻)のお話
鉱夫のアキトは、秘書カード・キャロルを手に入れる。バトルカード・アルファロメオで、コロッセオのカード同士のバトルに挑み始めた彼は、団体競技で偶然同じチームになって協力したメリッサとナツメを誘い、チームを結成したのだった。
試し読みまでのお話
チームを結成したアキトたちは、一回負けたら解散だったはずですが、判定負けを食らっていながらも3人でチームを続けていました。どうやらナツメもCVCを目指しているそうで、試合の打ち上げ?でCVCの話になって?――というのが試し読みまでのお話。
ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。
APとDP
さて今回はカードの使い方とライバルな回でした!
負けたら解散って言っていたはずですが、負けても3人はチームのままでいました。いがみ合って協力してトレーニングして笑い合って、いい仲間ですよね。前回気になってたことだったので一安心です。
山登りから帰ってきた3人はカードの話を始めて。皆さんはAP(攻撃力)とDP(防御力)どちらを信頼しますか? 攻撃は最大の防御でAP? 堅い守りでスキを狙うDP? 数値的に見たらDPの方だと思うけど、スキルもあるから難しいですよね。
「彼らは、消耗品だ。
消耗品に、情を持つべきではない」
消耗品に、情を持つべきではない」
(95ページ 引用)
同じCVCを目指しているけれど、カードへの信頼で意見が分かれてしまったアキトとナツメ。カードを大事するアキトの考えは共感を持てるんですけどね。死なないカードだからこそ、犠牲をいとわないナツメの考えは理解できるけどしたくないなぁ…。
メリッサ以下略チーム
チーム・バトルロイヤルに参加したアキト達は、相手チームに苦戦を強いられていました。一斉に攻撃されてロメオが、相棒が死んでしまう。そんなとき、アキトがロメオを操って盾を動かすんです! ロメオは無事で試合も勝利、彼の成長が怖いですね。
「…………受けよう。この試合」
(141ページ 引用)
試合が終わって、翌日に服を買いに行って祝杯をあげた数日後、アキトは2000万GPを賭けたチーム戦を持ち掛けられます。聞いたことのないチーム・エクスプロード。手の内を知られているので不利と判断したメリッサたち。しかし、ナツメが受けようって言うんです。
CVCでは、たかだか2000万。ここで逃げたら未来なんてない、と挑発するナツメは、この試合を最後にCVCに行こうとしていましたそのことに気づいていたアキトは「……やろう」と言い出します。いつかはくると思ってたけど早くもきちゃいましたね。
エクスプロード
さて、ナツメが情報屋から相手のカード情報を得て、アキトはキャロとロメオと練習に励んで、エクスプロードとの試合が始まっていきます。
ここからはネタバレすぎるので言いませんが、スキルのコンボを駆使して戦う相手から耐えぬいて、駆け引きぶつかり合う熱いバトルが面白かったです。アキトとロメオの特訓の成果も発揮して、相手が隠していた手の一部を暴き、3人で勝利を誓い合って失いながらも取った勝利。
勝つためのアテは、アキトの心にどう届くのか。カードに対しての扱いが違うライバルな2人の今後の対決が待ち遠しいですね。
2巻まとめ
というわけで2巻の感想・レビュー?でした。
アキト達はまだチームを組んでいましたね。ナツメもアキトと同じくCVCを目指していて。チームで協力していく中で訪れた、2000万GPを賭けたエクスプロードとのチーム戦。チームが解散する最後の試合は、エイブラハムが自爆でロメオだけが生き残り勝利して、アキトとナツメが健闘をたたえ合っていました。
最高チームの最後の試合! CVCを目指す少年2人のカードに対する価値観の違いと、3VS3のチーム戦の駆け引きと読み合いがぶつかるバトルが熱く滾りました。今回も面白かったです。
アキトはどんなカードを引いたのか、3巻も楽しみです!
以上、ラノ感でした!
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