目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

　

あらすじ

「オレのためにゲームを作って欲しい」冴えないフリーゲーム制作者・荒木祐介にそう頼んできたのは、校内一の不良でとびきりの美少女・新城響！　しかも彼女は、ネットで人気の清純派実況主"ステラ"でもあった。響は自分の実況のマンネリに気づき、それを打破するためオリジナルゲーム実況を考えていた。その制作者に祐介を抜擢してくれたのだ。こうして地味なゲーム少年と不良少女の秘密の関係が始まり――!?　フリーゲーム制作×実況ラブコメ登場!!

（ファミ通文庫公式サイトより）

感想

フリーゲーム制作者と有名実況者のラブコメ！　ジャンルはラブコメですね。不良で清楚な実況者にゲームを作るよう頼まれた主人公が、彼女と協力してオリジナルなコラボゲーム制作をしていく、実況者とフリゲ制作者の作品と想いがぶつかる作品でした。

フリーゲームを作っている主人公の祐介は、学校で不良と恐れられている美少女の響に、ゲームを作って欲しいと頼まれます。なんと彼女は有名実況者の「ステラ」だったんです。彼氏？になった祐介はデートもしながら、彼女の助けを借りてゲームを制作していきます。

有名実況者とフリーゲーム！　私はどっちも見たりやったりする機会が少ないのであんまり分かんないんだけど、実在する有名な作品（青鬼,etc）を含ませて、展開に迷っても熱意をもって実況を意識して、フリーな作りたいオリジナルゲームを制作していく展開が良かったですね。

周囲にいた人たちからのサポートもあってゲームを完成させて後半、転校生の白雪が出てきて、祐介はゲーム界の大賞イベントに出すための、新しいゲームを制作していきます。

ここからは前半とは一味も二味も変わってたんですよ！　「趣味」で作りたいものを作る。フリーゲーム本来の楽しさを制作者同士がぶつけ合う。1人の「これからも作者様の思うように自由なゲームを制作してくださいませ」というコメントに隠された本当の意味。

キャラそれぞれの過去話もあり、商業作品じゃない「フリーゲーム」の良さが詰め込まれていて、ゲームの簡単な内容や実況プレイも書かれてあって。実況者と制作者という、今では離れられなくなっている2つの存在なキャラたちによって語られる、フリーゲームの想いがより強く伝わってきて面白かったです！

最後に気に入った台詞！
今回は175ページの白雪さんの一言。掲示板とか、なろうとかのコメント欄書いてる人って、批判的な人もいるけど、本来はこういう想いの人が多いのかな？




以上、ラノ感でした！

章ごとにいろいろまとめてみた