目次1 ▯あらすじ
2 ▯おすすめポイント
3 ▯感想
4 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

　

あらすじ

目つきの悪さから不良のレッテルを貼られた俺・友木優児には、『主人公キャラ』の池春馬以外に誰も近寄らない。そのはずが――俺は突然告白された。「先輩っ。私と恋人になってくれませんか？」しかも相手は春馬の妹でカースト最上位の美少女・池冬華。腑に落ちない俺は、告白の真意を冬華から聞き出す。その上で『ニセモノ』の恋人となった俺に、冬華はところ構わずイチャイチャしてきて⁉　俺たちの関係が学園中に広まった結果、春馬の幼馴染や美人教師まで俺たちに関わってくるようになる。まるで学園ラブコメみたいな状況だが、彼女らが俺のことを好きなわけがない。……なぜって、友人キャラの俺がモテまくるわけないだろ？

おすすめポイント

主人公の友木くんは『主人公キャラ』で友人の春馬の妹・冬華から『ニセ恋人』として利用しようと告白されます。彼女の頼み事を受け入れた友木くんに、冬華はウザいくらいところ構わずイチャイチャしてきて。そんなウザかわヒロインとのラブコメは、1つ1つの話が短編としても読めて、主人公がモテまくるのかもしれないという、今後にも期待できる内容でおススメです。


友木くんは目つきの悪さで、学校中の生徒から怖がられています。その場にいれば誰もが離れていって、理解者は友人のイケメン・春馬と、生徒会の顧問の真桐先生だけ。そんな彼が冬華と付き合い始め、わかってくれる人が増えていき、笑顔が増えていく様子をぜひ楽しんでみてください！


冬華は最初、男よけのために友木くんを偽者の恋人役に選んで、付き合い始めます。だけど彼女は彼と一緒にいるうちに好きになっていくんです！　そんな好きになっていく王道だけど甘い展開、冬華視点の話もあって感情移入しやすい、ドキドキする恋愛に悶えてください。

他にもいっぱいおすすめポイントはあります。
みなさんで探してみてくださいね！

気になった方は特設サイトがあるのでそちらもぜひ。
キャラクターの詳細が載っているのでわかりやすいですよ。

感想

ニセ恋人から始まる学園ラブコメ！　ジャンルはラブコメですね。友人キャラで不良な見た目な主人公が信用されていき、主人公キャラの妹が主人公を好きになっていく、ストレートに甘く笑える作品でした。

「小説家になろう」の書籍化作品！　読み終わった後、なろうで続きを読みにいっちゃうぐらい、すごく面白かったです！

友木くんは冬華とニセ恋人関係を始めていきます。怯えて必然的に2人にさせるモブキャラたちの書かれ方が良かったですね。冬華はウザいくらいに構ってきて、友木くんはクサいセリフを言って、一緒にいるのが嬉しくなる2人。登下校してデートして、冬華視点になって彼女の気持ちが分かり始めます。

最初は普通だったけれど、すれ違う会話が甘い恋愛に読めてきて、彼女が可愛く思えてくるんですよ。生徒会の仕事を手伝うことになった友木くんは、同じクラスの子からもいい奴と思われ始めます。信じてくれるって素敵だと思いませんか？　

不良に思われている友木くんだからこそ、信頼してくれる人が増えていく良さがあって。そんな彼を信じてくれない後輩との対決。男同士ぶつかり合って、最後に冬華がホンモノの気持ちを口に出す。ニセ恋人になってから変わり始める、王道でストレートに伝わってくる甘く青春な物語で面白かったです！

次にキャラ。まずは冬華。最初はウザいんだけど、本音をぶつけて好きになり始めてから台詞1つ1つが可愛く思えてきて、273ページですよ。こんな台詞を聞いたら、ほとんどの人はノックアウトです。

次に夏奈。春馬の幼馴染。2人の関係を熱心に聞いていたけれど、友木くんと何かあるんですかね…気になります。最後に友木くん。信頼されるようになったけれど、今度は恋愛方面で頑張ってほしいですね。

イラストはトマリ先生。一番好きだったイラストは113ページ！　冬華が寝ながらスマホを触っている挿絵。112ページの台詞からのこのイラストは反則ですよ。口絵に友木くんとのプリクラがあるけれど、これを見ている冬華の笑みが良いですね。可愛いイラストでした！

不良だと怖がられている主人公に、友人の妹が告白してきて、ニセ恋人になって始まる青春学園ラブコメです。

ラブコメが好きな方、ぜひおすすめします！

以上、ラノ感でした！

レーベル	オーバーラップ文庫
ジャンル	学園ラブコメ
おすすめ度（評価）	★★★★☆
ページ数	288
発売日	2019年7月25日

章ごとにいろいろまとめてみた