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著者 戸塚陸 イラスト 風の子

第31回ファンタジア大賞受賞作!
ギャルがパンツ好きな人気絵師⁉
オタクとギャルの青春ラブコメ!

こんにちは、夕凪真白です。
今回はファンタジア文庫から『オタビッチ綾崎さんは好きって言いたい』の感想やっていきたいと思います。

目次

 1 ▯あらすじ
 2 ▯個人的おもしろポイント
 3 ▯感想

▯あらすじ

世の中にはどうしても相容れない奴がいる。たとえばあいつ、綾崎絵麻だ。クラスの中心、メイクはばっちり、いわゆるギャルという人種。……なのになぜ!「あたしは、ミカサちゃんが『ひゃうぅ』ってなるところを描きたいわけ」そんな奴と同人誌なんか作ってるんだ⁉ 綾崎が隠れオタであることを知った俺は、イベントデビューに協力することに!「手始めにまず、あたしを襲って」俺は二次専門だから……「男に下着を選んでもらうとか、初めてだったんだからね⁉」俺はデートすら初めてだよ。「幼馴染ちゃんのパンツを覗いてきて。表紙にするから」他人を巻き込むな! オタクとギャルの創作青春ラブコメ!
(裏表紙より)
 

▯個人的おもしろポイント

①変態なオタクとギャル!
主人公の小島くんと、ヒロインの綾崎さんはパンツが好きなんですよ! 「うへへへへ」とか変な声だしながら、パンツもののイラストを描く綾崎さん。「三度の飯よりヒロインのパンツ」とかのたまってる小島くん。目の前でパンツみせたり、他の人から見たら危ないけれど、創作に真剣で、変態な2人の会話の数々は面白いです。

②「秘密の活動」!
綾崎さんはパンツモノの同人(全年齢)を書こうとするんだけど、上手くいきません。それで、パンツ好きの小島くんと一緒に活動することになるんです! 活動のためのギブアンドテイク。変な噂が流れないようにするため、誤解されないようにするためにつく『嘘』など。2人は創作活動や自分たちのために、損な役割を引き受けたりして。成功に向けて頑張っていく青春は勢いがありました。

他にもいっぱいおもしろポイントはありますが、今回はここまで!
気になった方は、試し読みをご覧になられたり、書店さんに行って見たり買ったりしてみて下さいね。

特設サイトもあるそうなので、そちらもぜひ。


▯感想

オタクとギャルが、パンツと創作にうち込む青春ラブコメ! ジャンルはラブコメです。パンツ好きでぼっちな主人公、小島くんはクラスでギャルな綾崎さんから、同人誌を書くための主人公役を頼まれます。大好きなイラストレーターであることを知り、始まっていく創作活動。パンツが好きな2人が幼馴染も巻き込んで、騒ぎ合って、ときにすれ違って、高いクオリティの作品を目指す、楽しくなる作品でした。

ギャルがオタクっていうのはよくあるけれど、パンツ好きでイラストまで描いてるって、すごいヒロインですよね…。パンツみせたりするのもあれだけど、土下座してまで、パンツをみせてくれるように頼んだりするところは、ただの変態さんですよ。そんな一生懸命の方向が少しずれている2人が、双方のために泥をかぶり、周りに嘘をつくこともありながら、前へ進んでいくのは青春していました。過去の掘り下げもあって、おかしくなった事情もわかって。迎えるラスト。作者と読者な2人が協力しあい最後まで全力を尽くすところに、熱さがあって面白かったです。ただ、ブヒィッなどのオタク特有の?声がちょっとついていけなかったかな…。表紙にパンツがないのが、すごく残念でした。だけど、2人の会話は楽しく、読みやすくて面白かったです。

次にキャラ。まずは綾崎さん。スカートたくし上げたりいするのは、いけないと思うけど、普通に創作活動を頑張っている女の子で、共感が持てました。うへへはオーバーすぎるけど、いきなりデートに誘ったりする破天荒なキャラで、主人公を引っ張ったりするのはいいですよね。ビッチではないけど?、変態なオタギャルさんでした。

そして沙弥さん。主人公と一緒にいたり、ちょろかったり。優しいんだけど、その優しさに付け込まれて、変態2人にいろいろやらされているところが、すごくかわいそう…。胸のことを気にしていたり、ちょっと撫でたくなる可愛さでした。


オタクなラブコメが好きな方、おすすめです。

以上、ラノ感でした!

評価
ページ数バトルエッチな?定価
★★☆
280
×
648

バトルなどはシーンが、ある(〇)微妙(△)ない(×)です。