
彼女たちの発掘はまだ続く!
歴史の真実を暴く
考古学ファンタジー第2巻!
歴史の真実を暴く
考古学ファンタジー第2巻!
こんにちは、夕凪真白です。
今回は講談社ラノベ文庫から『救世主だった僕が三千年後の世界で土を掘る理由』2巻の感想やっていきたいと思います!
1巻の感想はこちらから
あらすじ
人間の生き残りとの死闘を乗り越えた、人造人間のリュトと考古学者のニナ、アイル。戦いの末に、世界中から地表を厚く覆っていたヘドロが取り払われ、発掘可能な領域が広がった。アカデミーからの依頼で、千年前に謎の勢力と交戦し姿を消した伝説の英雄・サイトバル将軍の足跡を追うことになった一行。新たな仲間、箱入りお嬢様のキトラを迎え、古戦場跡、谷間に隠れた“発掘村”、そして突き止めた将軍の墳墓へ。英雄か、反逆者か。調査が進む度に、歴史の彼方の将軍の姿が玉虫色に変わっていく。そして現代に蘇る千年の陰謀――。愛する人と守るべき世界のために、再び救世主が土を掘る! さらなる大スケールで紡ぐ考古学ファンタジー第2弾!!(講談社ラノベ文庫公式サイトより)
感想
前回地上で起こった真実を知って、遺跡の最後を見て終わったけど、今回は英雄の墓場! 人間が生きていたことが広まり、ヘドロが消えて、人間の行方を全面的に調査することになったアカデミア。ニナたちが任された場所は、英雄と呼ばれた将軍が消えた場所、ハバラキ古戦場。伝説は本当だったのか。事前準備は大切だよねーーというのが試し読みまでのお話。ニナとアイルは元気そうです。先生が亡くなって辛い気持ちもあるけれど、大丈夫そうですね。さて、今回は古戦場跡での発掘でした。千年前に謎の勢力と戦い消えたとされる英雄サルトバル将軍。その消えた場所に行くことになるんだけど。ニナの同期のアカホヤによって、ニナが以前とは変わっていること。英雄が起こした伝説の真相が明らかになり。キトラという女の子が告げる不安の幕開け。謎が多く残ったけれど、掘り起こされ真実を見つけていく楽しさ、見つかる真実は気付かされるものもあって面白かった!
飛び級で合格したことで他人から疎まれ、研究成果だけを追い求めていたニナ。今はアイルとリュトと仲良く明るい感じだけど、昔は違っていて。同期のアカホヤはそんなニナのことを、良く思っていなんいですよね。リュトくんは考えすぎて、自分が悪影響になっていると思っちゃって。ニナの想いを知り、邪推だと分かります。子供っぽく笑ってるニナが一番! 2人がいるからこそ、今のニナですね。
本題の千年前の事件の真相は終わりはしなかったんだけど、ある程度は判明して。英雄か反逆者か。伝説は本当にあたのか、真実に迫ってからの怒涛の展開は、悪魔の花に身を奪われた非道さと、襲い掛かる緊迫感があって熱かったです。新キャラのキトラさんは、最初っから謎だったけれど、謎を残して終わりました。わかったこともあるけれど、次へ持ち越し…。綺麗な服を着たお嬢様。日傘をさす彼女がみた歴史は! 3巻が出るかはわからないからちょっと不安だけど、出てほしいですね。
ということで2巻! ヘドロが消えたことによって進んでいく真実。ニナ、アイル、リュト。3人の会話を楽しみなら、発掘されるものは面白かったです。千年前の事件はまだ終わっていません。3巻楽しみにしています!!
以上、ラノ感でした!
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