web小説の書籍を買うこと、買う意味について ラノ考

初めてのラノ考です!なんか緊張しますね。
さて、今回はweb小説の書籍を買う意味や買うことみたいなものを考えてみたいと思います!

まず始めに、web小説(オンライン小説)はみなさんご存知ですよね?
知らなかったらこの記事を読まないとは思うんですが……
一応、webに投稿されている小説のことをいいます。(そのままですね)
ラノベだと、”小説家になろう”とか”カクヨム”がweb小説の投稿サイトとして有名です。
知らない方は一度そちらを見にいってみてください。

さて、話を戻して。
今は本当にweb小説の書籍化作品が増えていっています。アニメ化されているものもあるぐらいです!『魔法科高校の劣等生』や『この素晴らしい世界に祝福を!』『Re:ゼロから始める異世界生活』などが有名ですよね。起源はわかりませんが、私は『ソードアート・オンライン』から、だんだんと増えていったと思っています。ネット出身の作家さんは、今ではすごい数ですよね。
ただその中、

ラノベが読まれない現状を打開するためのものだったはずなのに1巻打ち切り作品が出ている。

「それ、ネットで読めばよくない?」「本買わなくてよくない?」「ネットで読んでたから」という人がいたりします。

そんなわけで、web小説の書籍を買う意味や買うことみたいなものを考えてみます。

まずは、イラスト(挿絵)です‼ 

ラノベの定義ってなにかという不毛な争いの中、たぶんはいるであろうこのイラストという部分。ラノベでは必須と言っても過言ではないものですよね。表紙買いや好きなイラストレーターの作品だから買うといった人もいるぐらいです。それくらいイラストは、その作品の面白さを判断する一つの基準になっています。イラストレーターさんはその作品の内容を知って、理解して、その作品を面白くするために、読者に、買いたいと思われるようなイラストを書かれている。そして報酬をもらっている。これだけでも買う意味があるとおもいませんか?
ただ、これを読んだとき、なろうにもイラストがあるじゃないか。という人がいるとはおもいます。けれど、そうではないと思うんですよね。イラストがない作品は多数です。イラストを同じイラストレーターさんが書くことも稀です。イラストレーターさんそれぞれに作風っていうものがあるんです。同じ方でも書籍化するにあたっては変えると思いますし、イラストを描く場所も考えられています。
 そのため、イラストはweb小説の書籍化作品を買う意味があると思うんですよ。

次にネットとの違い‼

作品を書籍化するにあたって、絶対に作家さんたちは、ネットにあるものをそのまま書籍化するのではなく、改稿しています。内容が大きく違ったりする作品もあるくらいです。そして、web小説では書かれていなかった部分も存在します。
この違いは重要なんです!
それは、新人賞受賞を狙っている方々には。
新人賞受賞作品って新人賞に出した作品をそのまま書籍化するわけじゃなくて、改稿して出版してるんですよね。
あれ? どこかで同じようなことを見ませんでした?
そうです。web小説と新人賞受賞作品っていうのは似たような部分があります。
ただ、違いはネット小説の場合、大多数の読者に読まれた後に書籍化するということです。
相当大きな違いではあります。すでに人気な作品と、これから人気になろうとしている作品ですから。何人にも読まれているのでたくさん変わっているかもしれません。
ただ、それでも、書籍化する作品がどのように変わっているかを見るということ。新人賞に出したときの作品が読めない中でこれは調べる必要があると思うんです。
もちろん新人賞受賞ということは難しいことです。しかし、このネットと書籍の違いを見ることによって自分の作品の良さに繋がると思います。そして、受賞した後で改稿することがあるときに、編集さんとの話し合いにはなるとはおもいますが、それでも、どう変えたらいいのかをわかっていることは̠マイナスではなくプラスだと思うんですよね。
もちろん、ネットの作品を書籍化するにあたって削除されることもあります。それは、もう買う買わないは、もう一度読んでみたいか、読んでみたくないかにわかれることになります。しかし、削除されていない作品があることは事実です。
「内容は知ってるから読まなくていいや」という人はちょっと待ってください。
違いがあるんですよ。アニメ化したときにアニメの内容で描かれるのはたぶんですが書籍のほうです。web小説で読んでいたとしても書かれる文章に違いがあります。もし、友達とその作品のことを話しているときに「え?」という顔をされたら嫌ですよね。実体験したことがあるのでわかるんですが、ほんとうにきついです。
違いは小さくても大きな変化。見比べるのは面白い。違いを知るのは面白い。
そのため、ネットとの違いは書籍化作品を買う意味だと思うんです。

そして最後に、これは絶対だと思うのが、

その作品のファンを名乗ること‼
 
ファンを名乗るなら絶対に買わなきゃでしょ!「ネットで読んでたから」といったら本当にファン?と疑いたくなっちゃいますよ。ただ、その後にいろいろとその作品の良さを言っていたらファンかな?とは思うけどね。じゃあ買って読んでよ!っていう気分にもなったりします。
ファンと好きには大きな違いがあります。あなたがその作品のファンになるか、その作品を好きな人になるかは、個人の自由ではありますが、書籍を買う意味の1つであることには間違いはないんじゃないでしょうか。

以上、web小説の書籍を買う意味について、いろいろと考えてみましたが、皆さんどうでしたでしょうか。投稿サイトが増えて、書籍よりweb小説に流れちゃっているこの時代。web小説が面白くないと言っているわけではないのです。web小説の方が面白い作品もあります! それでも、書籍化はすごいことです! 電子書籍でも紙の本でも「web版でいいよ」とは言わず、お金がないという人も今好きな作品を1冊は買ってみてはどうでしょう。違いを楽しむのも面白いですよ!

以上、ラノ考でした。

いろんな人の意見が聞きたいのでコメントお待ちしてます!