おいなりさんは恋をする。 ラノ感
img027 (2)

著者 相原慶 イラスト Syroh

第7回講談社ラノベ文庫新人賞優秀賞受賞作!
おいなりさんの意味がいっぱい!?

 こんにちは、夕凪真白です。今回は講談社ラノベ文庫から『おいなりさんは恋をする。』のご紹介というか普通に感想。

あらすじ

普通の高校生である神上愛のもとに突然現れた、黄金色の髪の少女。なんと、彼女は愛が幼い頃に助けた子狐が、人間の姿をとったものらしい!いなりと名乗った彼女は、どうやら、愛のことを溺愛する彼の姉・立のはからいで、愛がほかの女性とくっつかないようにするためにやってきた模様。そして愛は、いなりや立以外の女性と話すと、"おいなりさん"に激痛が走る呪いをかけられてしまう。それを解くには、あと七人の女性たちに"おいなりさん"を握ってもらう必要があるとのこと。もしそれができないと、愛は女性と会話ができないまま、姉のものになってしまわざるを得ないが……!?講談社ラノベ文庫新人賞《優秀賞》受賞のけもみみ学園ラブコメ!(第7回講談社ラノベ文庫新人賞スペシャルサイトより)

内容というか

 けもみみっ子ですよ!表紙の絵に惹かれる人多いんじゃないでしょうか。ちなみに私は完全にとりこです!
 さて、おいなりさん(狐)、おいなりさん(食べ物)、おいなりさん(下ネタ)の3本建てでおおくりされてるこの作品。ページ数は少なくても可愛さ、感動、笑いと、けもみみっ子成分が詰まってて読み終わった後はお腹いっぱいになっちゃう!
 内容はプロローグで子狐さんとの思い出が。1章でおいなりさんが食べられて? 2章は学校でいろいろと。3章と4章では下着問題があって。5章はおいなりさんが。6章では現実というか。7章は恋する想い。8章では唯一の願いがあって。そして最後にエピローグ。


感想

 やっぱり、キャラがいいんですよ。主人公と3人の女の子キャラが出てくるんだけど、全員が少しおかしくて、だけどその部分が面白くて! 表紙の女の子のいなりは、小さいときに助けてもらった主人公のことを好きで、主人公にベタベタするおバカちゃんなんだけど、その好きっていう想いが後半部分でグサッて胸に刺さるものがあって!次に、主人公の姉の立。すごくわかんないキャラなんだけど、やらかし具合というか、何かを知ってて巻き込んでいくところがすごくて、出てくるたびに笑っちゃうんですよ。そして、立の友人である京。この子はつらいものを抱え込んでいるんだけど、強さと弱さとそこに見える可愛さがあって、重要なセリフが後半部分の面白さを引き出してて、すごく良いキャラでした。最後に主人公。全体的に良かったけど、最後の一言がすごくかっこよかった! ああ、もう、ちょっとネタバレになるけど載せちゃう!!
「――大切な人たちとずっと一緒にいられますように。」(おいなりさんは恋をする。 233ページ3行目)
これ、すごくいいと思いませんか?
 だけど、ちょっと思うことがあって。本の厚さからわかってはいても、もうちょっと他の子も見たかったかな。これは2巻以降に期待ということで。
 最初は笑って後半は感動する、ケモミミっ子との恋愛物語。そんな作品でした。

最後に

 2巻出てほしいです!
 他の子が誰になるのかどういうふうになるのか――
 気になってしょうがないよ!

 以上、ラノ感でした!

 筆者さんが読んで下さってるかもなので追記。 新人賞作品で、表紙のイラストが可愛いということもそうなのですが、試し読みでプロローグを読んでこれは絶対に面白くなる、面白い作品だ! というおもいで買いました。(これでちゃんと、あとがきの返答になってるかな? ちょっと不安)
 
全体内容

男性キャラ女性キャラバトルシーンエロシーン?設定説明ページ数
プロローグ11××5
第1章12×33
第2章1+13+?×23
第3章12×16
第4章13××37
第5章1+13××27
第6章12×27
第7章13+1×××26
第8章12××22
エピローグ12××8
合計2+23+?224

 キャラは(主要人物+その他(セリフがある人))、あるが〇ないが×微妙が△です
(管理人が思った通りに書いているので、〇×△は多少の違いがあるかもです)