雪崎光は俺にラブコメを教えたい ラノ感
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著者 和見俊樹 イラスト アルデヒド

アシスタントになってラブコメの勉強!
加えて心の声が聞こえるって!?


こんにちは、夕凪真白です。
今回は角川スニーカー文庫から『雪崎光は俺にラブコメを教えたい』のご紹介というか普通に感想。

あらすじ

「君はラブコメを勉強しなさい」漫画家志望の高校生、九条千秋は、自分をアシスタントとして雇った売れっ子漫画家にそう告げられる。その漫画家は同級生の超絶美少女、雪崎光。新人賞に投稿しても万年一次選考落ちの千秋は、光の言葉に首を傾げつつもアシスタントとして彼女の仕事を手伝うことに。ラブコメに全く興味は無いものの、光の描く漫画からプロの極意を学ぶため真剣に仕事に取り組もうとする千秋。しかし、彼女の身体に触れるたび”心の声”が聞こえるようになってしまい――⁉意外にドSな光の声に惑わされながら、ラブコメを実践で学ぶアシスタント業が始まる――‼(雪崎光は俺にラブコメを教えたい 裏面より)

内容というか

 心の声が聞こえるっていう設定の作品がもっと増えてほしいと思っていたら、違うレーベルで出ててびっくりしています。
 さて、心の声ですよ、と、いいたいところですがこれメインじゃないんですよね。ラブコメを教える。タイトルに書いてある通りですがこっちがメインです。バトルものクライマックスにしか興味がなかった?というよりも書きまくっていた主人公が、アシスタントになって同級生の女の子にラブコメを演技したり取材したりして教えてもらって。妹にはなでなでし続ける。そんなほんわか実践なでなでラブコメです。
内容は、プロローグで主人公の漫画が。1章ではアシスタントになって。2章は演技したり、取材したり、なでなでしたり。3章では祭りがあって。4章はダメダメなお兄ちゃん。そして最後にエピローグ。
感想

 やっぱり、設定がいいんですよね。ラブコメを知らない漫画家になりたい主人公が人気恋愛漫画家の女の子にラブコメを教えてもらう。それも実践で。少しだけうらやましい部分があって。話が進むにつれ、どんどんラブコメしていくところが成長と恋愛とで盛り上がっていて本当に。そこに加わってくる妹。この子の介入によって主人公のことを2人の女の子が取り合う?関係になっていて面白さが増えていて。ただ、まだこれだけだと普通に漫画家とアシスタントのラブコメになっちゃうけど、そこに「心の声」という設定がついていて! コメディ要素と女の子キャラの心情が合わさって、面白くなっているんですよね。
 次にキャラ。まずは光。漫画を描くことに真剣でやりがいを持っていて、主人公の出来のなさにも、ちゃんと教えてあげる姿勢とか。ほんと漫画が好きで、好きなんだなぁって感じで可愛いんですよね。そして、妹。この子はやっぱりなでなでかな。ダメなお兄ちゃん好き?というかブラコン気質な部分もあるけど、基本なでなで部分に癒されました。それだからこそ、後半部分の悩みを抱えちゃうシーンは前半部分ではしゃいでいたぶんギャップがあって。とくにお気に入りは240ページ前後の主人公と考えるところ。この子もやっぱり本気なんだなぁとおもって応援しちゃってました!主人公は……うらやましくもあり、応援しちゃう部分もありだったかな。
 心の声が聞こえちゃう、青春ありな漫画家指導、ラブコメを教えちゃう系ラブコメ。そんな作品でした。

最後に

2巻は出るんだろうか?
まだ3人の話や主人公の成長を見てみたいけど果たして――

以上、ラノ感でした。

全体内容

男性キャラ女性キャラバトルシーンエロシーン?設定説明ページ数
プロローグ11××3
第1話12+1×46
第2話12×65
第3話12××79
第4話12+1×59
エピローグ12×××15
合計12+1267

 キャラは(主要人物+編集さん)今回はモブはカウントしてないです…あるが〇ないが×微妙が△です
(管理人が思った通りに書いているので、〇×△は多少の違いがあるかもです)