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著者 二月公 イラスト さばみぞれ

声優なんて妥協の仕事でしょう……
本物の役者に“声優”な娘が立ち向かう
TVアニメ放送中な
声優ラジオの青春エンタメ第10巻!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

 

あらすじ

――佐藤。泊めて。母に一人暮らしを反対され、我慢ならず家出してきた千佳。母は自分が声優として独り立ちすることをどう思っているのか。怒りと不安に苛まれる彼女のもとへ、同じく母親と不和を抱える双葉ミントが現れる。「声優なんて、俳優になれない人がやる仕事でしょう……?」 そう言い切るのは、世界的大女優であるミントの母親・双葉スミレ。親に声優活動を否定されるミントと自分を重ねた千佳は、どうすれば声優のすごさを見せつけられるか頭を悩ませる。だが由美子は勝負では解決しない、歪な親子関係の『真実』に気づいていて――。 2024年TVアニメ化も決定の声優青春ストーリー、第10弾!!

(電撃文庫公式サイトより)

感想


前巻(9巻)のお話

前回の感想はこちらから

登場人物をまとめたりもしているので、良かったらこちらも見て見てくださいね!




試し読みまでのお話

一度しかない最後の文化祭を皆と楽しんで、それでも、声優の道を進むことに決めたやすみ。そんな中、一人暮らしを親に反対された夕陽が家に押し掛けてきて――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



声優と俳優と家族として

さて今回は声優と俳優と双葉家な回でした!


一人暮らしを反対され、家出してきた夕陽! 一人暮らしな親子喧嘩が止まらず、また夕陽が家に押し掛けてくる中、今度はミントちゃんまで家にやってきてしまいます! どうやら彼女も親と喧嘩したみたいで…。その内容が声優を辞めたら、ということでさぁ大変!


いつもは先輩で大人なところを見せようとする可愛い一面があるけど、怪我してまで練習に出ようとするくらい努力家なんだよね。そんなミントちゃんがお母ちゃんは私に興味がなかったと落ち込んでる…。前回進路で悩み抜いたやすみの力が試される?


「声優なんて、俳優になれない人がやる妥協の仕事でしょう……?」
(87ページ 引用)


と、思ったんだけど、ミントちゃんを迎えに来たスミレさんは声優な3人にこんなことを告げるんですよね! 2人は撤回を求めるんだけど、自分への強烈な全否定にミントちゃんは何も言えず。そんな中、この人が声を上げるんですよ!


「――それが、親の言うことですか」
(94ページ 引用)


それがなんと夕陽のお母さん! 私の記憶ではいまだに名前がない彼女ですが、真っすぐ見据えて、俳優としての自分を誇示したいだけでしょ?と、さっきまでの夕陽とのいざこざがなかったかのように彼女に向かって堂々と言うんですよ。


夕陽も「あなたがそれを言うの?」みたいな目で見てますからね? ただ、そんな母親の言葉に夕陽も「俳優に勝るとも劣らないことを証明する」と啖呵を切っちゃって。佐藤家での出来事なのに渡辺家が戦ってますが、この母娘戦はどうなっていくのやら…。


「プール……!」
(146ページ 引用)


さて、ミントちゃんを放っては置けず、彼女を元気づけようとするやすみ。そんなやすみは若菜の言葉を聞いて、クリスマスパーティーを決行することに! ミントちゃんにも予定を聞いて、行きたい場所を聞き出すんだけど、何と彼女が漏らしたのはプール。


クリスマスなのにプールに行きたいって言いだしたんですよね! たしかに夏場はマショナさんや乙女さんのこととかで水着回はなかったけど、まさかの冬!! 声優はやることが違いますね…。そんなこんなで、ティアラメンバーを集めてプールへ!


「こんな、こんなふうに年上の限界オタクをからかって楽しい⁉ 尊厳を破壊して、ニットもない姿を晒させて! ねぇ、楽しい⁉」「楽しいです」
(152ページ 引用)


と、いきたいところなんだけど、この時のめくるちゃんがまた限界オタクしていて良かったんですよ! 2人からの誘い、当然行きたいけど、オタクとしての立場がある。ただ2人の推しがいじめてくる。夕陽も「楽しいです」って答えてますからね? ひどいやつです。


プールに行ってもサングラスで視界を悪くして…。高橋ちゃんみたいなったらあれですけど、もうちょっとね、素直になってもいいのにね? オタク精神、さすがですよ、ほんと。さてさて、プールに行ったやすみたちティアラメンバー。


「わたしは……、アイドルを、やりたい―――――――――ッ!」
(295ページ 引用)


プールを楽しんだミントちゃんは、みんなに母親のことを告げて年明け、俳優なスミレさんを認めさせるため、やすみと夕陽はイベントで朗読劇をすることに決めます! ここからはネタバレすぎるので言わないけど、小さな身体をいっぱいに使って届かせた先輩の声が良かったんですよ。


母親にもそれぞれ想いがあって。認められて良かったね、で終わらない、母親のウラオモテ。自分が与えたのに壊してしまった、自分を追いかけ続けてしまわせている。そんな娘を、母親として今からでも幸せにしてあげたい。


ただ不器用な母親が娘の成長をちゃんと見て、進み始めた瞬間。ミントちゃんはまだ母親の本音を知らないけれど、きっとこれからどちらも成長していくことでしょう! さて、11巻は6月発売見たいですね! 高校卒業、つまりラジオは――ということで11巻も楽しみです。


(TVアニメ夏からだと思って完全に1話見逃してました…。登場人物まとめ、今週中に10巻分までまとめます…はい。皆さんもアニメ、見て見てくださいね! よかったら登場人物まとめも…。私は今から見ます! ということで!!)


以上、ラノ感でした!