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著者 番棚葵 イラスト イトハナ

あたし〈フェシット〉じゃん
造られた少女たちとの
理想な家族の物語。

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

ヒトと見た目がそっくりな人造人間〈フェシット〉。その研究機関が運営する高校に入学させられた志賀見流人は、同じクラスに何故か義理の妹『りお』がいる事を発見する。「なんでお前がここに!?」「あたし、〈フェシット〉だよ?」 なんと10年一緒にいた彼女は人造人間で、実験のため飛び級してきたらしい。嘘だろ!? お前人工物なのに体は成長してないか!? しかも「このリモコンであたしのカラダ、メンテナンスして?」って倫理的にヤバい! 血も繋がらず人間でもない妹はやけに距離を詰めてくるし、高校生活どうなるの!? 慌てる俺はその時知らなかった。この世界で〈フェシット〉がどういう存在なのかを――

(MF文庫J公式サイトより)

感想


人造人間な少女たちとの家族な物語。ヒトと見た目がそっくりな人造人間〈フェシット〉の研究機関が運営する高校に入学させられた少年・志賀見流人が、〈フェシット〉たちと家族ごっこをすることになって始まる、人造人間との生活が楽しめる作品でした。


ヒトと見た目がそっくりな人造人間〈フェシット〉が暮らす世界。〈フェシット〉と縁がなかった流人はある日、研究者の母親のせいで、〈フェシット〉開発団体が運営する私立FDG高等学校に入学させられます。


入学式で迷子になりながらも自分のクラスについた流人。そんな彼は、年下で義理の妹な『りお』が同じクラスにいるのを発見し、彼女から〈フェシット〉だったことを告げられるんですよね! 始まっていく〈フェシット〉との日常。


りおが〈フェシット〉だと知って距離に戸惑いながら、クラスメイトの〈フェシット〉の子が廃棄処分(記憶消去されて生産会社に引き取られた)されたことを知った流人は何をしていくのか! また、〈フェシット〉たちの思いとは。


「〈フェシット〉って結局は、人間そっくりの物であって人間にはなれないんだよな」
(140ページ 引用)


目的のために妹や兄として接したり、料理の練習をしたり、メンテナンスをしたり、など、〈フェシット〉と縁のなかった少年が、〈フェシット〉の現状を知り、家族との付き合い方を一緒に学んでいく、人造人間と人間の家族な接し方を考えさせられました。


〈フェシット〉は〈フェシット〉だとバレればいじめられ、性格をなかなか修正できないせいで、購入者に捨てられちゃったりするんだよね。そんな〈フェシット〉たちの現状もあって。〈フェシット〉たちの問題ありな家族関係も明かされてて。


そんな〈フェシット〉たちの現状を変えようと、彼女たちを助けようと、『疑似家族計画』を考えて、実行していく主人公の姿はカッコよくて。計画を続けて言った主人公はどんな結果を齎すのか。


家族関係に悩みを抱えた人造人間な少女たちとの家族な物語が楽しめる1冊! 〈フェシット〉が幸せな世界を見てみたいですね!



以上、ラノ感でした!

レーベル
MF文庫J
ジャンル
家族もの
おすすめ度(評価)
★★★☆☆
ページ数
264
発売日
2023年4月25日



章ごとにいろいろまとめてみた


更新予定です。