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著者　猿ヶ原　イラスト　まふゆ

もう一人の自分と戦ってみたいです
記憶を失った元最強ゲーマーの
VR界の頂点を目指す学園サバイバル！

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

　

あらすじ

世界中が熱狂する『ウォーゲーム』において「不敗」の名を冠するプレイヤー《ＩＳ》。彼は僅か十四歳で全ての名声を手にしたものの、事故でゲームに関する記憶を失い、表舞台から姿を消した……。数年後、一般人として第二の人生を歩んでいた《ＩＳ》――稲荷白斗の前に、一人の美少女、小指結が現れる。「センパイは──負けるのがこわいんですよね？」結に導かれるようにバトルゲームへの想いを取り戻した白斗は、完全実力主義のゲーマー養成学校「ウォーゲーム・ハイスクール」への入学を決意する。待ち受けるライバルたち、そして過去の自分――「最強」を超えていけ！

（MF文庫J公式サイトより）

感想


記憶を失った少年のVRゲーム学園サバイバル！　事故でゲームに関する記憶を失った少年・稲荷白斗が、国民的ネットヒロインの小指結から〈ウォーゲーム・ハイスクール〉の招待状を見せられて始まる、クリティカルな学園サバイバルが楽しめる作品でした。

世界中が熱狂するバトルロワイヤルゲーム『ウォーゲーム』において「不敗」の名を冠するプレイヤー《ＩＳ》。事故によってゲームに関する記憶を失い、中学生・稲荷白斗として第二の人生を歩んでいた彼はある日、国民的インターネット・ヒロインの小指から《ＩＳ》って人、知りませんかと告げられます。

嘘を見抜いてきた小指に自分が《ＩＳ》だったことを告げた白斗。そんな彼は「ゲームの実力だけが評価対象」のゲーマーしかいない高校にスカウトされるんですよね。始まっていくウォーゲーム！　

エンジョイ勢だと言って一度は断るも、勝利を知って、自力で入学することにした白斗は、選抜試験を合格することができるのか！　楽しいという感情は伝播する。事故でゲームに関する記憶を失った元最強ゲーマーが、本気で楽しみ勝利を目指していく、王道で熱いゲームな青春で面白かったです。

ウォーゲームは前半戦後半戦あるバトロワなチーム競技で。当然選抜試験でも白斗はチームを組むことになるんだけど、そのチームメイトは、肩書を背負わされ、配信者としての自分を求めて、ゲームの腕が落ちた少年少女たちなんですよね。

そんなチームメイトが白斗の心の底からゲームを楽しむ姿勢や背中を見て、変わっていくトラウマを克服していく様子も青春で。タイムラグを知覚でき、〈クリティカル〉を意図して実現できるゲーマーとなった元最強なゲーマーはゲーマー育成学校でどうなっていくのか！　

ゲームに関する記憶を失った最強ゲーマーが、心の底からゲームを楽しみVRゲーム学園の頂点を目指していく、学園サバイバルが楽しめる1冊！　白斗たちは学園でどんな敵と相対していくのか、楽しみですね。


以上、ラノ感でした！

レーベル
MF文庫J
ジャンル
ゲームもの
おすすめ度（評価）
★★★☆☆
ページ数
328
発売日
2023年2月25日



章ごとにいろいろまとめてみた


更新予定です。