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著者 東崎惟子 イラスト あおあそ

すべてを赦し、ただ一度、憎んだ
竜の巫女と竜になった少年と従者の
本格王道ファンタジー!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

人々は彼女をこう呼んだ。時に蔑み、時に畏れながら、あれは「竜の姫」と。帝国軍の大砲が竜の胸を貫く、そのおよそ700年前―-邪竜に脅かされる小国は、神竜と契約を結び、その庇護の下に繁栄していた。国で唯一、竜の言葉を解する「竜の巫女」の家に生まれた娘ブリュンヒルドは、母やその母と同じく神竜に仕えた。 竜の神殿を掃き清め、その御言葉を聞き、そして感謝の貢物を捧げる――月に、七人。第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞の本格ファンタジー、第二部堂々開幕!

(電撃文庫公式サイトより)

感想


竜の巫女と竜になった少年と従者の本格ファンタジー! 竜の言葉を解する「竜の巫女」の家に生まれた娘ブリュンヒルドが、邪竜から民を守る神竜様の真実に気付き始まる、竜と巫女と従者の真想が楽しめる作品でした。

竜の言葉を解する「竜の巫女」の家に生まれた娘・ブリュンヒルド。飢え死に思想だった少女・エミリアを救い、攻撃的だったエミリアが懐くようになっていた彼女はある日、エミリアが邪竜から民を守る神竜様の供物に選ばれたことを知り、神竜様に「人を生贄にすることだけは許してくださいませんか?」と言ってしまいます。

神竜様に反論できず、エミリアを喰われてしまったブリュンヒルド。そんな彼女は、大罪である王国の外に出ることをして、邪竜がいないことを確かめ、神竜様に、邪竜がいなかったこと、守らなくてもいいこと、人を喰う必要がないことを告げてしまうんですよね。

神竜様が怒り、邪竜が街を襲い始め、神竜様に「邪竜を追い払ってください」とお願いし、邪竜がいなくなったことで、黒幕が神竜だと気づいたブリュンヒルド。そして彼女は、王子のシグルズと従者と共に神竜を殺してしまいます。

しかし、彼女は何故か好意を寄せてきていた、尊敬され、大切に思ってくれていたはずのシグルズに裏切られてしまうんですよね…。始まっていく、竜と巫女と従者との揺れる関係! シグルズが裏切ったことで人を信じられなくなった巫女はどうなっていくのか。

また、シグルズはなぜ裏切ったのか! 『ブリュンヒルド』シリーズの第2巻! 前作とは変わり、こちらは前作の700年前舞台です。エデンで竜と出会った少女でもありません。竜の言葉を解する竜の巫女となった少女です。

そんな巫女の少女が、神竜様のことに気づき、竜の思惑に何度も巻き込まれながらも、支えられ、変えようとしていく少女の数奇で切ない竜を巡る運命にグッときました。シグルズとブリュンヒルド、どちらの従者も変わっていく、変えられない想いがあって。

シグルズの従者であるスヴェンは、忠誠心がありすぎるあまり、ある重要なことが分かっても変えられず、『従者である私くらいは』と主の命令を全うする。ブリュンヒルドの従者で元暗殺者なファーブニルは、優しい巫女に助けられ、従者として彼女を支えていっていくうちに、人の心を知っていくんですよね。

そんな従者と巫女、騎士な従者と王子、巫女と王子、従者と従者という関係もよく。悲劇を何度も繰り返し、戦ってきた先、ブリュンヒルドに待つものとは! 竜の巫女と竜になった少年と従者の本格ファンタジーが楽しめる1冊! 

竜の姫と同じ名前をつけられた少女が、歩んでしまった人生。この作品を読み、前作を読み返したくなりました。






以上、ラノ感でした!

レーベル
電撃文庫
ジャンル
ファンタジー
おすすめ度(評価)
★★★★☆
ページ数
328
発売日
2022年11月10日



章ごとにいろいろまとめてみた


更新予定です。