
著者 日日綴郎 イラスト 椎名くろ
講談社ラノベ文庫新人賞受賞作
ラグビー部主将と料理下手美少女の
お弁当を食べる青春物語。
ラグビー部主将と料理下手美少女の
お弁当を食べる青春物語。
あらすじ
藤森高校ラグビー部主将の原田伊織。高校三年間の集大成として全国大会出場を目指し練習に励んでいたが、クラスメイトで藤森高校でも有名な美少女・瀬尾小春とふとした拍子に目が合うことに気がつく。母親からもゴリラと言われるような伊織と接点はなく、不思議に思っていた伊織だが、ある日小春に呼び止められる。 「あ、あのね原田くん。……わたしと一緒にお弁当……食べない?」 とまどいながらも浮かれる伊織だが、いざ小春の作ったお弁当を食べてみると――衝撃的に不味かった。だけど、小春の作る料理が不味いのにはある理由があって――? 第10回講談社ラノベ文庫新人賞<佳作>受賞作、登場!(講談社ラノベ文庫公式サイトより)
感想
ラグビー部主将と料理下手美少女のお弁当を食べる青春物語! 県内二番手のラグビー部で主将をしている原田伊織が、クラス一の美少女・瀬尾小春から一緒にお弁当を食べないかと告げられ始まる、まずい料理とアオハルが楽しめる作品でした。
県内二番手のラグビー部がある高校で主将を務め、花園を目指している伊織。彼はある日、クラスメイトの瀬尾さんから「わたしと一緒にお弁当……食べない?」と告げられます。お弁当を作ってきたからと言われ、彼女の料理を食べることになった伊織。
しかし、その料理は不味かったんですよね。始まっていく不味い料理とラグビー! 毎日、瀬尾さんの料理を食べることになった伊織はどうなっていくのか。また、ラグビー部は花園へ行くことができるのか!
焦げた玉ねぎとウインナー、固まってない卵を親子丼として渡してきたり、オクラとじゃこのピリ辛スパゲティと言って、ししとうと鯖のスパゲティにしたり、などなど、料理を完食し、不味いと正直な気持ちを口にして、深まっていく伊織たちの青春が面白かったです。
瀬尾さんはあることから味覚障害になっていて。それを知った正直者な伊織はどうなってしまうのか! また、それをどう変えていくのか! マネージャーで友人の美優の恋、反発する後輩の倫太郎の思い、部員の退部、瀬尾さんのピアノ、自身の嘘、などなど。
各キャラの青春模様がお弁当のように詰まっていて美しい、青春物語が楽しめる1冊! 伊織は瀬尾さんの料理を美味しいという日が来るのか、楽しみですね!
以上、ラノ感でした!
レーベル | 講談社ラノベ文庫 |
ジャンル | 青春もの |
おすすめ度(評価) | ★★★★☆ |
ページ数 | 328 |
発売日 | 2022年10月3日 |
章ごとにいろいろまとめてみた
更新予定です。
更新予定です。
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