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著者 二丸修一 イラスト ハナモト

記憶喪失の少年の前に現れたのは
恋人を名乗る二人の美少女だった
純愛を思い出す青春物語。

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

記憶喪失の湖西廻の前に現れたのは、清純で素朴な美少女、丹沢白雪。「──私、廻くんと恋人だったの」 白雪はそう言って顔を赤らめ、廻の頬にキスをする。その翌日、今度は魔性の魅力を持つ美少女、才川魔子が現れて激高する。「ホントに記憶喪失なんだ――許せない」 いきなり廻の唇を奪い、彼女は言う。「──あたしが、本当の恋人だから。でもシラユキに言ってはダメ。秘密の関係だったの」 廻の頭をよぎる『あたしに残ったのは、共犯者のあんただけ』という魔子の言葉。何が正しいのかわからない廻は、秘密の三角関係を受け入れるが……親友同士でもある彼女たちの純愛を思い出すにつれ、呪いとなって蝕まれていく──。

(電撃文庫公式サイトより)

感想


記憶喪失の初年と恋人を名乗る少女の純愛を思い出す青春物語。交通事故で記憶喪失になった少年・湖西廻が、丹沢白雪才川魔子という知らない少女から、恋人だと告げられて始まる、多重純愛が楽しめる作品でした。

交通事故で、家族や友人など、知人に関する知識が抜けてしまった廻。彼はある日、病室にやって来た、華奢で小動物の少女・白雪から恋人だったと告げられます。翌日に白雪と正反対の魔性の魅力をもつ少女・魔子と会うことになった廻。

そんな彼は、魔子からも「本当の恋人だから」と告げられるんですよね。始まっていく記憶と少女の純愛。記憶喪失で訳が分からないまま過ごしながらも、彼女たちと出会い、記憶を取り戻していった彼はどうなっていくのか。また、どうして彼は記憶喪失になったのか…。

表はあの子にあげる、でも裏は――。白雪と魔子との出会い。両親の事故。魔子の父親に引き取られたこと。などなど、魔子や白雪、そして重要な人物たちと巡りあい、少しずつ記憶を取り戻して、2人との歪な関係を知っていく、甘く苦い三角関係が面白かったです。

廻は白雪に初恋したときのことを思いだして、離れたくないと思うようになっていくんだけど、魔子とは共犯者になるほどの重い過去があって。記憶を取り戻した廻は、白雪と魔子はどうなっていくのでしょう。2巻は来月発売見たいです。3人がどの道を選ぶのか、楽しみですね。



PVや特設サイトがあるそうなので、良かったら見て見てくださいね。






以上、ラノ感でした!

レーベル
電撃文庫
ジャンル
おすすめ度(評価)
★★★☆☆
ページ数
296
発売日
2022年10月7日



章ごとにいろいろまとめてみた


更新予定です。