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著者 佐伯さん イラスト はねこと

もっと周くんを、知りたい、です
2023年TVアニメ化決定
甘く焦れったい恋の物語、第7巻!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

 

あらすじ

夏休み明けの学校は、文化祭に向けて少し浮ついた空気が漂っていた。クラスメイトは周と真昼のカップルらしい雰囲気に慣れてきたようで、生暖かく見守られている日常。文化祭では周のクラスはメイド・執事喫茶を実施することになった。“天使様”のメイド服姿に色めき立つクラスメイトを見やりながら、真昼が衆目に晒されることに割り切れない想いを抱える周。一方、真昼は真昼で、周囲と打ち解けて女子の目にも留まるようになった周の姿に、焦燥感をかきたてられつつあった……可愛らしい隣人との、甘くじれったい恋の物語。

(GA文庫公式サイトより)

感想


前巻(6巻)のお話

前回の感想はこちらから

登場人物をまとめたりもしているので、よかったらこちらも見て見てくださいね!






試し読みまでのお話

真昼のお父さんと話をした周。真昼の朝食を食べ、ネクタイも結んでもらい、新婚夫婦のような生活をしていた周は、真昼に密着され――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



文化祭と天使様

さて今回はメイドな天使様と文化祭な回でした!


夏期休暇明けのテストが終わり、1位だった真昼。ご褒美で周の匂い付きクッションを求めていた真昼は、それに加えてキスも要求しちゃいます! 途中でやめないでほしかったと言って、その先まで要求しちゃう、まひるん。


もう、ね! 挿絵もあったんだけど、表情がふやけて真っ赤になって、その先まで要求しちゃうまひるんが、色っぽさもあって可愛いの! 「ひゃっ」とか甘い声まであげちゃっててね? 押せ押せまひるんの破壊力ったら…うん。


「そ、その、はしたない、のは、分かっています。でも、私も……周くんに、応えたいし、もっと……周くんを、知りたい、です」
(44ページ 引用)


さて、周に無理やりキスをされた真昼! 中間考査を終えた2人は文化祭決めに! 真昼と門脇くんがいるクラス。男子達がメイド喫茶を支持して、大差でメイド喫茶に。周も真昼と文化祭巡りかつ、メイド服姿を見せないために、展示発表という案を出していたんだけどね…。


当然、私たちが見たいのは真昼のメイド服姿と、周の執事服すが――これ以上いうのはやめときましょうか…というわけで文化祭の準備開始! 樹くんの進行のもと、準備は着々と進み、衣装お披露目会へ


「それはそれとして、独占したかった、という事です」
(97ページ 引用)


ロングスカートなメイド真昼と執事姿な周に2人が悶え、他の人に見せたくないと独占欲を見せる中、文化祭が始まっていきます。ここからはネタバレすぎるので言わないけど、2人の甘酸っぱい空気と関係を邪魔しないように配慮するクラスメイトが温かかったですね。


周も気が気ではなくて、ナンパされているところを見て止めに入っていて。ちょっとヘタレだけど、こういうところもカッコいいんですよね。樹くんの父親も登場して。志保子さんたちも来て、感じさせられる親子の隔たり。


「――私は、彼女が息子にいい影響を与えたとは思わない。君が、変わった息子によっていい影響を受けたのだとしても、私の彼女への認識は変わらない。それは、理解してほしい」
(227ページ 引用)


周の両親は1巻から見てきた通り、2人の関係を応援してるんだけど、樹や真昼の両親は違う。そもそも見ていなかったり、家系のことを考えていたりするわけですよね。そして、千歳や樹も周たちとは違った付き合い方をしていると。


「俺は真昼しか見てないよ」「私の周くんですもん」と嫉妬と独占欲を見せる2人が甘すぎて、お腹がいっぱいになる文化祭でしたが、樹たちはどう両親と向き合っていくんでしょうね。さぁ8巻はどうなるのか、楽しみです!


以上、ラノ感でした!