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著者 東崎惟子 イラスト あおあそ

第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞作!
竜に育てられ愛された竜殺しの少女の
本格ダークファンタジー、開幕!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

竜殺しの英雄、シギベルト率いるノーヴェルラント帝国軍。伝説の島「エデン」の攻略に挑む彼らは、島を護る竜の返り討ちに遭い、幾度も殲滅された。エデンの海岸に取り残され、偶然か必然か――生きのびたシギベルトの娘ブリュンヒルド。竜は幼い彼女を救い、娘のように育てた。一人と一匹は、愛し、愛された。しかし十三年後、シギベルトの放つ大砲は遂に竜の命を奪い、英雄の娘ブリュンヒルドをも帝国に「奪還」した。『神の国で再会したければ、他人を憎んではならないよ。』 復讐に燃えるブリュンヒルドの胸に去来するのは、正しさと赦しを望んだ竜の教え。従うべくは、愛した人の言葉か、滾り続ける愛そのものか――。第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞の本格ファンタジー、ここに開幕!

(電撃文庫公式サイトより)

感想


竜に育てられ愛された竜殺しの少女のダークファンタジー! 竜が守る島「エデン」の海岸に取り残され、竜に育てられた少女・ブリュンヒルドが、実の親に竜を殺され、龍殺しの血を引く末裔だと知って始まる、愛と憎悪と竜殺しが楽しめる作品でした。

竜が守る島「エデン」の海岸に取り残され、竜の血を浴びながらも生き残り、竜に育てられたブリュンヒルド。竜を親として愛し愛されていた彼女はある日、竜殺しの英雄、シギベルトに愛していた竜を殺されてしまいます。

竜を渡すまいと、奴を殺せるならと、竜の血を取り込み、失った右腕に竜の腕が生えたブリュンヒルド。そんな彼女は、シギベルトらが暮らす帝国に連れていかれ、龍殺しの血を引く末裔である、復讐相手のシギベルトが、実の親だと知らされるんですよね。

始まっていく竜に育てられた竜殺しの少女の愛憎劇! エデンの資源で生きる人の地に立ち、軍に所属、兄のジグルスと接し、人間にも良い人がいることを知ったブリュンヒルドはどうなっていくのか! 

神は彼らにこう教えた。何者に対しても、憎悪の念を抱いてはならないと。竜に育てられ、他人を憎んではならないと教えられた少女が、竜殺しの一族であることを知り、愛と復讐に揺れる、竜に育てられた人間の少女の運命に考えさせられました。

ブリュンヒルドは〇〇という道を進み、悪くも良い結末になってしまったわけですが、彼女に他の選択ができる余地はなかったのか、少女の明るい運命も見たいものですね。



特設サイトやPVがあるそうなので、良かったら見て見てくださいね!






以上、ラノ感でした!

レーベル
電撃文庫
ジャンル
ファンタジー
おすすめ度(評価)
★★★★☆
ページ数
280
発売日
2022年6月10日



章ごとにいろいろまとめてみた


更新予定です。