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著者 久追遥希 
イラスト konomi(きのこのみ)

7ツ星のカップルは敗北の女神!?
学園祭で最強が最弱の呪いを解く
逆転学園頭脳ゲーム第10巻!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯まとめ

 

あらすじ

ついに姿を現したアルビオンの黒幕・越智春虎(おち・はるとら)の「予言」に翻弄され終幕した「学年対抗戦」。来るべき決戦に向けてますます負けられない俺、篠原緋呂斗(しのはら・ひろと)の次なる戦いは──最強カップル決定戦!? 仕方なく相手を決めるべく彩園寺(さいおんじ)ら身近な女性陣からの猛烈なアプローチを受ける中、勝ち残るために姫路(ひめじ)とのペアで戦いに挑むつもりだったが──俺個人に課せられたゲーム上の理由で、特定の相手としか組めないことに。拗ねる姫路にサポートを仰ぎつつ、やっと決まった俺のペア候補は「敗北の女神」と呼ばれる少女で──これ、普通の決闘の方がいくらかマシな状況なんじゃないか……?

(MF文庫公式サイトより)

感想


前巻(9巻)のお話

前回は《修学旅行戦》に勝利した篠原たちが、三年生の対抗戦《習熟戦》に参加していましたね。英明は黒幕の存在によって最下位になっていて。黒幕だった《アルビオン》のリーダーで、白の色付き星所持者だった越智が篠原の前に現れ、告げられた5つの予言。

篠原たちに着いてきた【バイオレット】こと羽衣さんが秋月先輩のアバターを借りて。水上真由が榎本会長と交代して指揮官をすることになり、始まっていく越智のシナリオへの逆転劇。

羽衣さんとペアを組み、天音坂の最強の奈切と戦って勝ったけれど、天音坂に脱落された篠原。逆転がほぼ不可能な中、羽衣さんが天音坂のダンジョン「天網宮」を維持していたことで、英明の固有宝物を「天網宮」に移した篠原たちは、森羅に罠を踏ませて。

英明の防衛ターンを森羅の防衛ターンに変更。霧谷による固有宝物が映っている画面を当てる《決闘》に勝ち、英明は森羅の固有宝物を手にして、《習熟戦》に勝利していました。


前回の感想はこちらから


試し読みまでのお話

《アルビオン》のリーダー・越智の予言を破り?《習熟戦》に勝利した篠原たち。全島統一学園祭イベント《流星祭》が開幕し、報酬の黄色の星を手にするため、篠原は摩理を狙おうとするも――というのが試し読みまでのお話。


ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。


《流星祭》

さて今回は《流星祭》と負の色付き星な回でした! (今回も多くなっちゃいました…)


全島統一学園祭イベント《流星祭》開幕! 今回のルールは「リアル恋愛シュミレーションゲーム」。《競技》をクリアしながらポイントと属性(金髪、後輩、知的、など)を集めて、属性のあった少女に告白して、パートナーになって頂点を目指すっていうものです!


『全島統一学園祭イベント《流星祭》、
ここに開幕にゃ~∼~~‼』
(47ページ 引用)


この《競技》は、イベント戦とは違って、プレイヤー自身が“ゲームマスター”になれるそうで。自分たちが企画して運営する文化祭っぽくて、ワクワクしますよね! さて、この《流星祭》の《疑似恋愛ゲーム:CQ》、当然、篠原くんは姫路さんと参加――。


――しようとするんだけど、篠原くんの与えられたスキルは、カップルスキルの効果は上昇するけど、アイドル枠の子とパートナーにならないと敗北するっていうものだったんですよ! これを聞いた姫路さんと赤羽さんは当然ショック! このイベントで付き合い始めたカップルもいるそうなので、よっぽどだよね…。


【面倒見】

さて、アイドル枠が鈴蘭と天音坂のあの奈切、そして、摩理ちゃんだったことで摩理ちゃんに狙いを定めた篠原くん! 彼女の愛好属性である【正義感】【面倒見】【先輩】を求め、《競技》に参加し始めます。


この「愛好属性」は、好ましいと思っている属性らしくて。【正義感】は摩理ちゃんらしいけど、【面倒見】と【先輩】って、ね? ついにここでも摩理ちゃんが篠原くんにデレ――。さて話を戻して、【面倒見】を獲得するため《三色玉入れ》に参加した篠原くん!


『摩理を狙うなんていい度胸。
速やかに、叩き潰す――』
(95ページ 引用)


だけど、摩理ちゃんのお姉ちゃん真由に、獲得条件である「リーダーとして“三倍以上”の人数差があるチームを勝利に導く」を取られて参加者が減り、獲得が絶望的になっちゃいます。ここでも実力を発揮したシスコンなお姉ちゃん、本当に何者なんですかね…。


そんなこんなで【面倒見】を獲得できず、他のアイドル枠に狙いを定めることにした篠原くんたち! しかし、奈切があの従弟の【ファントム】の竜胆を呼び戻し、鈴蘭の愛好属性が獲得できた《競技》は《三色玉入れ》の時間と被るという絶望的な状況に…。他にもあるかもしれないとはいえ、分けてほしいよね、こういうの(競技者目線)。


敗北の女神

さて、アイドル枠の女性への告白が絶望的になった篠原くん! そんなときあるプレイヤーを見つけます。名前は梓沢翼。《三色玉入れ》のときに雫が連れていた先輩です。そしてこの先輩、なんと、色付き星所有者で、アイドル枠だったんですよ!


「奇遇だ、梓沢。俺は、今まで一度も《決闘》に負けたことがない――ちょうどいい機会だし、アンタに初めての勝利でもプレゼントしてやるよ」
(117ページ 引用)


ただその色付き星は、所有者にマイナスの影響を与える負の色付き星と呼ばれる“冥星”で、彼女は《敗北の女神》のスキルが強制発動し、一度も勝ったことがなくて卒業できない留年生だったんですよね。


そんな梓沢先輩から負の色付き星を解放するため、篠原くんは彼女を1位にしようと動き始めます! ということでここからはネタバレすぎるので言わないけど、ゴスロリ衣装を着た、料理もできる紬ちゃんが、konomi(きのこのみ)先生の挿絵もあって可愛かったです! 


《敗北の女神》の妨害を覆すため、篠原くんたちは《CQ》と同時開催の《パラレルCQ》を作っていて。《敗北の女神》が運命を最弱にぬりかえる中、それをも見越して自分たちの用意した《競技》を使い、4人で勝利していく逆転劇は、文化祭要素もあって見ごたえありましたね。


『それはもう――ボクをずっと引っ張っていってくれた【王子様】のおかげ、かな?』
(313ページ 引用)


今回参加したあるカップルはやっと、結ばれていて。そんな2人のある会長が惚気る姿はいつもの気張った態度とは違って可愛くって。赤羽さんと姫路さんにクリスマスに呼び出された篠原くん。さて、学園島最強はどっちを選ぶんでしょうか、気になります!


まとめ


というわけで10巻の感想レビュー?でした。

三年生の対抗戦《習熟戦》に勝利した篠原は、個人ランキング1位の報酬である「《決闘》が正々堂々とした戦いしか許されなくなる色付き星」の色付き星の黄の獲得のため、全島統一学園祭イベント《流星祭》に参加していましたね。

《ライブラ》の《疑似恋愛ゲーム:CQ》に参加して、姫路さんたちとランキング1位を目指そうとするも、篠原は「《ライブラ》が決めた特別なユニークスキルを持つ6人?の「アイドル枠」」の子以外とパートナーと組むと敗北するというスキルを配られてしまって。

《競技》に参加して、アイドル枠だった摩理の属性を獲得しようとするも、摩理の姉の真由に取られ、同じくアイドル枠だった奈切が竜胆をカジノ島から連れ戻し、アイドル枠がとられていく中、見つけたアイドル枠で負の色付き星所有者での1ツ星の梓沢翼。

《特撮お化け屋敷》で、雫に勝利し、彼女の告白するための愛好属性【王子様】を手に入れた篠原は、翼を《敗北の女神》の呪縛から解放し、色付き星の黄を手に入れるため告白。

《疑似恋愛ゲーム:CQ》と同時開催の《疑似恋愛ゲーム:CQ》と似た《競技》《パラレルCQ》を作り、最終日の個別ルートで、《パラレルCQ》の追加コマンドでアイテム《ダブルデート招待券》を手にして彩園寺さんと姫路さんを召喚。奈切・竜胆ペアに勝利して《敗北の女神》の翼を1位にしたのだった。


《流星祭》と敗北の女神な第10巻! 学園島のプレイヤーたちがゲームマスターとなり、自分たちが企画して運営する様々な《競技》で、属性を集めて優勝を目指していく、また、自分たちも《競技》を運営していく。それが、出し物を回り、スタンプを押して、景品を獲得する学園祭のようで。

その《競技》が全て、リアル恋愛シュミレーションゲームに組み込まれている、学園島の恋愛イベントな学園祭にワクワクさせられました。今回も最高に面白かったです。榎宮会長と秋月先輩はようやく付き合い始めていて。あの会長から告白したってところが萌ポイント高かったですね。

そして《敗北の女神》の翼さん。彼女も自分のようにならないよう、自分が卒業できないという苦しみと戦いながらも【王子様】と出会い救われていて。そんな優しいお姫様を救ってあげる篠原くんの逆転劇は今回もカッコよかったです。

さて次回はクリスマス回! 篠原はどっちを選ぶんでしょうか! 他の負の色付き星所有者も気になるところ! 6ツ星になった篠原は本当の7ツ星になれるのか、11巻も楽しみですね!



以上、ラノ感でした!