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著者 てにをは イラスト りいちゅ

この犬が名探偵フィド!?
生き返る探偵と介抱する助手の
被害者ミステリ、第2巻!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

 

あらすじ

殺されても生き返る特殊能力を持つ半人前の高校生探偵・追月朔也。事件が起きる度になぜか被害者になってしまう彼は助手のリリテアと共に、父の残した探偵事務所を支えながら父の死に関わっていると思われる凶悪犯罪者《最初の七人》の行方を追う日々を過ごしていた。そんな朔也たちに、ある日英国最高の探偵にして父の旧友・フィドから連絡が届く。さらに朔也とフィドの目の前で「観覧車が一周する十分間に十五の密室で起きた」不可能犯罪が発生し!? 遊園地で起こった猟奇的な事件を巡る『人食い観覧車の園』の他、ある犯罪者の視点を描く『Y・デリンジャーの挨拶』、孤島で起こる凄惨な殺人事件『画廊島の殺人』を収録。

(MF文庫J公式サイトより)

感想


前巻(1巻)のお話

前回の感想はこちらから


試し読みまでのお話

クリムゾン・シアターでの一件から半月が経って、表面上日常を取り戻していた朔也。失せ物探しの依頼のために水島園へ向かった朔也は、公園で誰かに凶器で殴られて――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



マーメイド

さて今回は人食い観覧車とマーメイドな回でした!


失せ物探しの依頼のために水島園へとやってきた朔也とリリテア! リリテアと別れて、車に轢かれた朔也は、病院からの帰り道、リリテアから事件があったと電話がかかってくる中、誰かに凶器で殴られ、また殺されてしまいます。車に轢かれても死ななかったのに、やっぱり朔也って不こ――。


「ボクはベルカ。
ベルカ・ゼッペリン!
フィドの唯一にして無二の助手さ!」
(65ページ 引用)


さて、リリテアの膝枕で蘇った朔夜は、事件があった観覧車へ! そこで2人は、《最初の七人》のことを知っていて協力を要請していた、父親の旧友のフィドと、その愛犬と出会います。だけど、このフィドと思っていた少女は弟子で、フィドは愛犬だと思っていた犬の方だったんですよ。


これには朔夜も私も思わずビックリ! って、楽な仕事ばかり引き受けている朔夜でも協力を仰いでいる、名探偵ならわかるでしょ! なんで知らなかったの!? リリテアにもご存じなかったのですかって逆に驚かれてるし…もう。


「真柴卓……。
彼も自殺志願者……なのか?」
(101ページ 引用)


そんなこんなで4人で調査開始! (ちなみにこのフィドさんは犬語しか話せないから、ベルカが通訳してます! 自分に対するフィドさんからの暴言も話すからすごいよね…自分でツッコミもしてるんだよ? 他人から見たら1人で――う)


さてさて、観覧車に乗っていた全員が亡くなったという『人食い観覧車の園』のミステリ部分のネタバレはカットして(よく考えればそうだよね、という裏の裏を突かれました)。事件を解決した朔夜は、シャルから、父親のことが知りたければ自分の拠点があるレギンレイヴに来なさいと告げられ、ゆりうも加わり5人で向かうことに!


しかし途中で船が沈没しかけて、5人は近くにあった島、アクアリオ島で停泊することになるんです! 島にあった大きな館の主ルゥに歓迎され、始まっていく新たな事件――ということでここからはネタバレすぎるので言わないけど、セイレーンの住処と言われる島にセイレーンはいるのか。


「セイレーンに殺されたのよっ!」
(310ページ 引用)


フィドさんたちも加わり、賑やかになる中、名探偵が加わったことで深まっていく、セイレーンに殺されたとされる事件を解決していく朔夜たちの謎解きが面白かったです。この画廊島の殺人は、まだ前編で。


新たに事件が起き、また朔夜が《最初の七人》に巻き込まれ、朔夜たちはどうなっていくのでしょうか! 後編がある3巻は5月に発売だそうで。朔夜はいつ殺されるのでしょうか。生き返る命拾いな探偵の“推理”が楽しみですね。


以上、ラノ感でした!