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著者 桜生懐 イラスト ファルまろ

第34回ファンタジア大賞受賞作!
私ならロザリンドを幸福にさせるのに
小説によって感情を得た諜報員の
小説転生謀略ファンタジー、開幕!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

あらゆる任務を成功させてきた、某国最高峰の諜報員・ラプター。彼が転生した異世界は、彼の心を唯一震わせ、そして絶望させた小説『薄幸のロザリンド』の世界そのものだった。ゆえに彼には分かっていた。令嬢ロザリンド――物語の主人公であり、最も愛した少女が、世にも凄惨な末路を辿ることを。「こんなバカげた結末――私が必ず変えてみせる」 どんな極秘情報さえ「作品の設定」として全て記憶しているラプター。世界の未来さえも識っている彼は、縦横無尽の暗躍を以て、少女の破滅を〈改編〉する――! 第34回ファンタジア大賞《金賞》の謀略ファンタジー開幕!

(ファンタジア文庫公式サイトより)

感想


諜報員の小説転生謀略ファンタジー! あらゆる任務を成功させてきた、某国最高峰の諜報員・ラプターが、初めて感情を抱いた小説『薄幸のロザリンド』に転生して始まる、好きな小説の2人の少女を救う転生譚が楽しめる作品でした。

皆さんは心動かされた作品はあるでしょうか? 私はあるラノベが好きで週に1回は読むほどです。ただその主人公はヒロインと結ばれないんですよね…。さてこの作品は、そんな好きな作品の結末が気に入らなかった主人公が、小説の世界に転生し少女たちを救う物語です。

あらゆる任務を成功させてきた、某国最高峰の諜報員・ラプター。感情なく任務をこなしてきた彼は、『薄幸のロザリンド』という小説を、設定資料集や外伝など作品に関わる全ての内容を記憶するほど好きになり、その小説で初めて感情を抱くようになります。

最終巻が待ちきれず、発売日に朝一番に書店で購入し、読み始めたラプター。しかし、その結末は生まれてから不幸続きだった主人公のロザリンドが王子にも選ばれず、「何で私は生まれてきたんだろう?」という言葉を残し、自殺してしまうというものだったんですよ。

ロザリンドの結末を読んでしまったラプター。そんな彼は敵がいる中、絶望して、倒せる敵にもかかわらず自殺し、何故か『薄幸のロザリンド』の世界に転生するんですよね。始まっていく愛着を抱いた少女2人を救う戦い!

ロザリンドの次に好きだった少女・ニシャをスラム街から救ったラプターは、地下牢に囚われた両親から蔑まれている人間嫌いなロザリンドを、初めて「好き」という感情を抱いた少女を救うことができるのか!

初めて涙を流すほど心を打った作品の結末に絶望し、その小説の世界に転生した主人公が、記憶していた、小説や設定資料集などに書かれていた全ての情報をもとに、少女2人だけを愛し、信頼されて救っていく、物語の改編がまず面白かったです。

プロローグでロザリンドがどういう人生を歩んでいたのか。小説の概要がまず明かされていて。そこから物語は始まっていくんだけど、小説に登場していたけれど、設定資料集にも詳しくは描かれていなかったキャラも出てきたりしていて。

少女の悲惨な末路を知っているからこそ、ラプターたちによって幸せな結末になっていく様子がグッとくるものがあり、主人公も詳しく知らないキャラがいるからこそ、単純なハッピーエンドではなく、何が起こるか分からないハラハラ感もあってよかったんですよね。

ロザリンドとニシャだけを愛し、彼らのために尽くす、オタクで諜報員なカッコよさのあるラプター。彼女たちを救った彼は、ロザリンドたちをどうしていくのか、3人の新たな物語の続きが待ち遠しいです。



PVや特設サイトがあるそうなので、良かったら見て見てくださいね!







以上、ラノ感でした!

レーベル
ファンタジア文庫
ジャンル
転生もの
おすすめ度(評価)
★★★★☆
ページ数
352
発売日
2022年1月20日



章ごとにいろいろまとめてみた


更新予定です。