
著者 坂石遊作 イラスト みわべさくら
わたくし、あなたが気に入りました
完璧を演じる怠惰なお嬢様との
お世話から始まる甘々ラブコメ第2巻!
完璧を演じる怠惰なお嬢様との
お世話から始まる甘々ラブコメ第2巻!
あらすじ
『完璧』を演じる実は怠惰なお嬢様・雛子と、甲斐甲斐しく彼女の面倒をみる元一般庶民のお世話係・伊月。彼への想いから素直になれずにいる雛子の態度を、お世話係として未熟だからだと勘違いした伊月は、より実践的なレッスンを受けることに。しかし、そのお相手は雛子をライバル視するお嬢様・天王寺美麗で――「どうやらわたくしは、努力する人が好きみたいですわ」さらに、美麗に持ち込まれた縁談をきっかけに、伊月が奔走することにもなって!? お嬢様とお世話係の恋物語、待望の第2弾!!(HJ文庫公式サイトより)
感想
前巻(1巻)のお話
前回の感想はこちらから
ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。
天王寺美麗
さて今回は美麗と縁談な回でした!
異性として意識しすぎて素直になれない雛子。雛子の態度を、お世話係として未熟だからだと勘違いしている伊月は、雛子に負け、定期試験2位だった天王寺さんからマナーと勉強を教えると言われて、彼女と放課後に2人でレッスンをすることになります。
お風呂でアイスを食べさせて、一緒にお風呂に入ったり、髪を洗ったりはしないと約束して、伊月はどうにか天王寺さんと一緒に過ごす許可を貰えていて。無自覚に嫉妬して、ビキニタイプから水着タイプに変えて、見られるのを恥ずかしがっている雛子。可愛いですよね。
「さあ、ビシバシ教えますわよ!」
(38ページ 引用)
さて始まった天王寺さんの放課後授業! テーブルマナーから教わることにした伊月は、豪雨で家に帰れず天王寺家に宿泊することに! お母さんにからかわれて、バスタオル姿で男湯に来ちゃった天王寺さんは置いといて、帰った後、雛子は拗ねていたんですよね。
「だったら……伊月は、
誰よりも私の傍にいるべき……」
誰よりも私の傍にいるべき……」
(112ページ 引用)
匂いを確認して、伊月の匂いじゃない、落ち着かないとキレて、天王寺さんのお世話係なの?とご機嫌斜めな雛子。だけど伊月は、雛子と一緒に食事をするため、テーブルマナーから教わっていて、天王寺さんのお父さんからも認められるほど、成長していたんですよ。
成長した伊月の食事姿を見た雛子は、お怒りモードから満面の笑みに。いつもの甘えてくる姿もいいけど、怒っている雛子も、伊月をとられたくないと必死になっているみたいで可愛いですよね!(2回目)
「……では質問を変えましょう。今日の昼休み、貴方は何処で誰と過ごしていましたか?」
(178ページ 引用)
さて、お父さんから婚約者を用意するべきかもしれないと言われ、天王寺家のことや自分の気持ちに悩み始める天王寺さん。雛子と伊月が一緒に住んでいることを知った天王寺さんは、伊月に裏切ったのではないかと問い詰め始めます。
「髪を金色に染めて!
いつも変な口調で喋って!
それが天王寺家のためになると、
本気で思っているのか!」
いつも変な口調で喋って!
それが天王寺家のためになると、
本気で思っているのか!」
(238ページ 引用)
ここからはネタバレすぎるので言わないけど、天王寺家のためにと頑張りすぎていた天王寺さんが、自分と似たところがある伊月に、両親の思いや自分の気持ちに気づかされていく様子がよかったですね。
雛子は今回出番が少なかったけれど、ここで寝ると言ってきたり、天王寺さんと行ったところを全部行きたいと言ってきたりと、可愛くて。次回は成香編になるのかな? お世話係な伊月が何をするのか、楽しみですね!
以上、ラノ感でした!
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