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著者 機村械人 イラスト いちかわはる

お母さんのお墓参りに、実家に帰るんだ
初恋の人にそっくりな女子高生との
結ばれてはいけない純愛物語、第2巻

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

 

あらすじ

「今日、お仕事が終わったら……私の家に、来てくれませんか?」 初恋の人、朔良の娘――ルナと出会ったことにより、一悟の忙しくも穏やかな生活は大きく変貌していた。季節は夏。一悟の店でバイトとして働くルナと工作教室を開催したり、職場の仲間と夏祭りに行ったり……。ルナが一悟に寄せる好意は一層強くなっていき、そして一悟も一度は拒絶した彼女に再び心惹かれていく。そして夏休み、一悟はルナに誘われて朔良の墓参りに訪れる。そこで一悟の押し殺していた記憶が甦る。「お母さん、初恋の人がイッチで幸せだったと思う。そして私も――」 社会人×初恋相手と瓜二つの少女が紡ぐ、二度目の初恋は終わらない

(GA文庫公式サイトより)

感想


前巻(1巻)のお話

前回の感想はこちらから


試し読みまでのお話

一悟の店で働き始めたルナ。ルナに唇を奪われ、関係に悩んでいた一悟は、パートさんやアルバイトの子たちが、ルナに気になる人がいるのか話しているところを立ち聞きしてしまい――というのが試し読みまでのお話。


ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



初恋の人

さて今回は初恋の人の娘と家族な回でした!


ルナとの距離感に悩んでいた一悟。昼休憩のときにたまたまルナの恋の話を聞いて、ルナも悩んでいることを知った一悟は、2人きりの空間なら、本心を明かして、頼ってくれていいと伝えます。


給料日前に手作り料理をたくさん作ってくれたルナ。だけど彼女は無理をしていて。適切な距離って言葉にするのは簡単だけど、考えちゃうと難しいよね。今の2人だったら、好きっていう想いや年齢差、初恋の人のことや、社会的になどなど、なおさら、ね?


「えへへ、やったやった、イッチと共同作業だね」
(67ページ 引用)


さて、工作教室の講師をやってくれていたパートさんが怪我をしてしまい、代わりにルナが講師をすることに! ルナとの記憶を思い出しながら、一悟は工具を握っていて。朔良じゃなくてルナを見ているのが、ルナと向き合えているようでいいですよね。


さてさて、副店長の和奏さんと出張に行き、彼女の恋を応援してしまった一悟。お店のメンバーと夏祭りに行って、朔良が着ていた浴衣を着たルナを見た一悟は、花火に照らし出されたルナの姿に見惚れて、「綺麗だ」と言ってしまいます


「お母さん、初恋の人があなたで幸せだったと思う」
(242ページ 引用)


ここからはネタバレすぎるので言わないけど、一悟が時々、母親と自分を重ねていることを知っているルナが、一悟が酔っぱらって目を覚ましたときに間違えて「朔良」と言ってしまったことで、キスで上書きしようとしちゃう複雑な恋模様が良かったですね。


ルナに「君が綺麗だった」と告げ、朔良のお墓参りに同行することになった一悟。そんな中で、再会した朔良の父親との会話は、自分のせいで政略結婚を強いてしまった朔良への後悔と、向き合えない朔良の娘への本音は印象的で。


「好き。
大好きだよ。イッチ」
(246ページ 引用)


当時2人は仲が良かった、もしかしたらそれ以上も、と感じていたかもしれない朔良の両親が、朔良の夢を一悟に告げられ、ルナとの家族な関係をやり直していく様子は読んでいて温かく感じられましたね。


最後はある人が爆弾を落として終わっちゃったけど、朔良のお墓で現実と向き合った一悟は、ルナとどうなっていくんでしょうか。3巻も楽しみですね!


以上、ラノ感でした!