著者 七斗七 イラスト 塩かずのこ
大好きだよ、あわちゃん
淡雪の後輩、4期生登場!?
衝撃のVTuberコメディ、第2巻!
淡雪の後輩、4期生登場!?
衝撃のVTuberコメディ、第2巻!
あらすじ
数々のおかしなVTuberが所属する大手運営会社ライブオン。配信事故から大人気になった三期生・心音淡雪は、遂に後輩が出来るとウキウキしながら四期生発表配信を見ていたが――「私を貴殿の女にしてもらえないでありますか?」いきなり淡雪に愛の告白をする四期生が現れて!? 更に、「ゴリラさんの雑学でも話したいと思いますですよ~!」「私を甘やかしてください。なぜなら私は赤ちゃんだからです」と、残りも頭ライブオンなヤツばっかり! 挙句の果てに淡雪は『最(高の)ママ』と呼ばれることになり!? ヤバい四期生襲来!! 衝撃のVTuberコメディ第2弾!(ファンタジア文庫公式サイトより)
感想
前巻(1巻)のお話
前回の感想はこちらから
試し読みまでのお話
ライブオンに四期生登場! しかし彼女たちは、お披露目会で淡雪に告白し、動物雑学を披露し、オギャらせてくださいと言いだす、ヘンな子達だった――というのが試し読みまでのお話。
ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。
あわまし
さて今回は4期生とストゼロな回でした!
ましろちゃんとR18イラスト配信をして、やらかしてしまったシュワちゃん! そんな中、彼女にコラボ依頼が来ます。その相手はお披露目配信で告白してきた有馬有素だったんです。デビュー前からコラボの依頼をしていたという有素。いくらファンでも怖いよね…。
「強大な恋敵誕生の瞬間ですな……」
(65ページ 引用)
始まってしまったコラボ配信! 今回はシュワちゃんの誕生を語る黒歴史企画です。この子、どうやら自分のチャンネルでも淡雪のことばっかり話しているそうで。見た目はイケメンなんですけどね…。ほんとVってどうしてこうなってしまうのか。
さて、もう1人の四期生・苑風フーライと、光ちゃんたちとの4人コラボも終わり、淡雪はましろちゃんとの過去を思い返していました。1巻で当時は自信がなくイラストを見た時泣いていたと言われていた淡雪。
「人生だから……ですかね」
(100ページ 引用)
謝ることが口癖になっていた。社畜から解放してくれたのも、救われたのもVだった。VTuberになろうとしたきっかけを聞かれ、淡雪は「人生」と告げていたんですよね。自分の絵を多くの人に記憶してもらいたい、っていうましろちゃんの理由もそうだけど、夢があるVが夢を与える存在になっていくって少なくとも何かが必要で。
大手に入っても伸び悩んでいる子もいるし、数か月で100万人突破しちゃう子もいるわけで。人生って告げていた淡雪は毎日配信を続けて、シュワちゃんや有素っていう存在を誕生させたわけだけど、この想いと頑張りが誰かの幸せを生んでいたって思うと、じんと来ますよね。
さてさて、あのライブオン最後の砦だったシオン先輩が、四期生のせいで赤ちゃんになれと言い出すほどライブオン化してしまい下ネタが加速しだす中、淡雪は四期生最後の1人で、誰ともコラボしない女性・山谷還と出会います。
「おめでとうあわちゃん、ずっと応援してたよ。そしてこれからも応援してる、心音淡雪のファン第一号としてね。そして一緒に切磋琢磨しながらVTuber界を盛り上げていこう、これは彩ましろとして、ね」
(263ページ 引用)
ここからはネタバレすぎるので言わないけど、ストゼロでしたね…(言語化不可能です)。ちゃみちゃんは遊園地エピソードでもポンコツ可愛くて。「外出できてえらい」というコメントまで流れているほどですから。
VTuberのゲーム実況の定番「マインクラフト」――ではなく「ワールドクラフト」のコラボ配信では聖様と一緒に晴先輩との初コラボもあり(山爆発ドッキリとか、ウーパールーパー売りつけられるとかはなく、普通に配信しててよかったよ…うん)。
ましろちゃんとのお泊りコラボ。飲み物を聞かれてすぐ「ストゼロはー?」って聞いちゃう淡雪には笑っちゃいましたが、ママであり、同期であり、ファンでもあるましろちゃんの想いもあって。2人の関係にグッときました。今回も面白かったです。
3巻は晴先輩とのコラボ回! 淡雪とシュワちゃんがどうなっていくのか。作者さんはホロライブの3期生がお好きなようで。3巻のコラボ動画はあるのか、また誰になるのか(内容的に次は団長?)も楽しみですね!
以上、ラノ感でした!
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