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著者 七烏未奏 イラスト うなさか

はやく悠が前に進めますように
あの日の幻と想い出が、
現在と交錯する恋物語、第二弾!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

 

あらすじ

夏。衣替えも終え、近づく体育祭に沸き立つ学校。 悠と幼なじみの心愛との距離感は、相変わらずじれったいままだが、 少しずつながらも、これまでより前に進むきざしを見せていた。 そんな夏のある日。悠は街で、かつて別れた――そして、なにより も大切な恋人だった先輩に、とてもよく似た少女と出会い……!? 「先、輩?」 「おにー、ちゃん?」 恋を失ってしまった男の子と、ずっと片思いを続けていた幼なじみ の、じれったくて甘くてちょっと切ない、そんな恋物語――。 あの日の幻と想い出が、現在と交錯する第二弾!

(講談社ラノベ文庫公式サイトより)

感想


前巻(1巻)のお話

前回の感想はこちらから


試し読みまでのお話

先輩と心愛のためにも前に進まないと思い始めた悠。鉢巻きを借り、その人の名前を刺繡する、体育祭の伝統にのっかろうとしたけど、借りれずにいた2人は、春日井さんに助けられてお互い鉢巻きを受け取り――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



七夕

さて今回は七夕と先輩に似た後輩な回でした!


心愛に鉢巻に名前を縫ってもらったけれど、リレーでこけてしまった悠。そんな悠は心愛が委員会に行って1人で繁華街に行っていたとき、ある少女と出会います。名前は四季玲香。なんとこの子、声まで先輩にそっくりだったんですよ!


旅立ってしまったお兄ちゃんと似ていると言ってきた四季さんと学校でも再会し、彼女が後輩だと知った悠は、心愛と短冊に願い事を書きます。先輩にそっくりな同じ境遇の少女との出会い、前に進もうとしているときにこれは…ね、迷いが生じちゃいますよ。


――はやく前に進めますように。
(101ページ 引用)


さて、翌日の昼休みもやってきた四季さん。今回は手作りのお弁当を持って登場です。彼女のために、自分が作ったお弁当を夕食にしてもいいと言った心愛は、部屋に帰るまでは平静を装っていて。ベッドで仰向けになりながら、気にしてないわけなんて、ないじゃないですかって呟いているのが可愛かったんですよね。


「今日は譲る気はありませんから」
(122ページ 引用)


次の日もやってきた四季さん。そんな彼女に今日は私のを食べてもらうと心愛は敵意を剥き出しに! 四季さんお弁当持ってきてなかったんですけどね? 風邪を引いた心愛にお粥を作ってあげた悠は、学校のかつて先輩といた部室で、四季さんからこう言われるんです。


「あたしじゃ、
その先輩の代わりになれませんか?」
(145ページ 引用)


冗談ですよ。といわれたけれど、それから悠は代用品に掠るような、なんなのかわからないなにかを自問するようになるんですよね。持病で倒れた四季さんの家に行った2人。そこで悠は無自覚に欲していたある糧を知って、前を向き始めます。心愛と四季さんが友達になり、ある勘違いをしていたことが分かった悠。


前に進むために、代わりを探して、不誠実に心愛の気持ちを利用していたと考え始めちゃった悠が、心愛になんて言っちゃったのか、心愛が何を決意して、どんな行動をしたのか、は今回もネタバレすぎるので言わないけど、距離が縮まりつつ合った2人の前に現れた先輩にそっくりな後輩。


「付き合ってくれないなら、落ちます」
(218ページ 引用)


考えすぎる悠、そんな彼のことを理解している本気の心愛の決意ある強引すぎた行動。関係も自身の心も変わっていった2人がどんな未来を、幸せを掴んでいくのか分かんないけど、悠は前に進んで「ほんとうのしあわせ」を心愛と歩んでいってほしいですね。


以上、ラノ感でした!