目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

　

あらすじ

「必要以上に汐音とベタベタしないこと！　これ、軍師命令だからね！」　女子高生“軍師”穂春の助言によって会社で実績をあげた史樹は、新たに＜＆ＳＩＸ＞の事務所との共同事業を命じられる。調査のため事務所に赴いた史樹を出迎えたのは、穂春という羅針盤を失い、社会の荒波にもがきながら立ち向かう汐音ら少女たちと、彼女たちの覚悟を喰い物にせんとする大人の策謀だった。「あなたのような矮小な存在なんかに、我々は負けません」　人の心がわかる“軍師”とお人好しの社畜が織りなす、温かくも奇妙な同居生活、第２弾。

（GA文庫公式サイトより）

感想

前巻の感想はこちらから



穂春を取り戻さなくっちゃと決意する汐音。まだ残業続きで妹との同居が許可されていなかった史樹は、新たに〈＆SIX〉との共同事業を命じられて――というのが試し読みまでのお話。


ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。




さて今回は軍師と〈＆SIX〉な回でした！


〈＆SIX〉との共同事業を命じられ、出向することになった史樹！　軍師ちゃんから「必要以上に汐音とベタベタしないこと！」と軍師命令を受けた史樹は、汐音に案内されて＆SIXスタジオへ向かいます。軍師命令を使って、他の女の子を近づけさせないようにする軍師ちゃん、さすがです。




汐音に＆SIXスタジオを案内されていた史樹は、ある女の子と出会います。名前は紅玉レン。＆SIXの最年少メンバーな中学生ちゃんです。そんな、おじさんと呼んでくるレンの、困っていることを聞いて解決させた史樹は、汐音に穂春のことを他のメンバーが知っているのかを聞いて。


軍師はもうやめるという話は、全員に伝わっているけれど、まだ認めていない子もいるらしいんですよね。軍師ちゃんがいなくなって子供たちだけが残されている。そこに現れたのはどこかへ行っていたはずの代表代行で大人な倉賀野さん。このタイミングがもうね…。




レンの体調不良を見抜いて休ませることにした史樹。レンの代わりに汐音を会食に連れていこうとした倉賀野さんを、倉賀野さんを、軍師ちゃんに叩きこまれたテクニックで引き下がらせた史樹は、汐音とご飯を食べることに！　2人を見てそっぽを向く軍師ちゃんがまた、ね、可愛い！


さて、妹の由希から、遠からず、お兄様のところにお邪魔して、問題ないか確認させていただきますからと言われた史樹。レンが軍師ちゃんの方針とは違うメディア露出を増やそうとする中、レンがある契約書に捺印してしまいます。。


夢と希望。金と権力。始まっていく相容れない者同士の戦い。軍師ちゃんに注意されていたにも関わらず、あたしを捨てた母親に、あたしを見つけさせるためにも、と契約書にサインしてしまったレンはあれですが、大人と子供の構図がまず良かったんですよ。




僕のアイドル（汐音）は、家事が不器用すぎる（お家編）もあり、洗濯機を暴走させちゃう汐音が可愛くて。やっぱり今回も軍師ちゃんは、心理学に法律と、絶対に私が争ったら負けちゃうな、と思っちゃうほどの軍師ちゃんぶりで。


レンと汐音の危機に立ち向かう、頼れる大人としての姿を見せた史樹。そして大人の汚い要求を跳ねのけた汐音（子供）の姿はグッときました。3巻は妹ちゃんが出てくるそうで、軍師ちゃん、汐音、そして由希。3人がどうなっちゃうのか、楽しみですね！


以上、ラノ感でした！