img20210217_22501095

著者 瑞智士記 イラスト 遠坂あさぎ

待たせたな、お前たち!
魔女との戦いに終止符を打つ
元魔王の異世界無双譚、第4巻!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

 

あらすじ

王都付近に、ミスリル鉱山を背負った超大型ドラゴンが出現し、採掘祭の開催が宣言された王都は大いに賑わっていた。「勝負といくか、アイリス!」「望むところだよ」 イシュトも、リッカやミラブーカ、シギュンとともに一攫千金を狙って大会に挑むことに。しかし、採掘祭の裏にはイシュトを狙う魔女ダーシャによる企みがあった……。狡猾な魔女の罠によって捕らえられ、過去最大の危機に陥るイシュト。さらには暗黒神までが出現し……!?「俺の逆鱗に触れた雑魚を見逃しはしない」 元魔王の異世界無双譚、第4弾!

(GA文庫公式サイトより)

感想


前巻(3巻)のお話

前回はクエスト報酬でアイリスとデートをしていたイシュトは、鍛冶師を目指す少女・シギュンを仲間にしていましたね。彼女をどこかの工房で学ばせてあげるため、遭難した名匠・ダムドの救出クエストを受けたイシュトたちは、アイリスとケイオル山に登って。

ダムドを見つけたイシュトたちが、魔女ブリガンに呪いをかけられた竜族の末裔・ヴァイゼンを救い、始まっていく呪魔とのバトル。リッカの「ふぁいあぼ~」と、シギュンの狂戦士化により、拳で敵を倒したイシュトは、シギュンから魔剣を受け取っていました。


試し読みまでのお話

呪魔の攻撃で混乱して無詠唱で「ふぁいあぼ~」していたリッカに、状態異常攻撃を無効化する指輪をプレゼントしたイシュト。王都付近にミスリル鉱山を背負ったドラゴンが現れて皆が騒ぐ中、魔女ダーシャが行動を開始して――というのが試し読みまでのお話。


ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。




彩羽と茶々良

さて今回は魔女ブリガンな回でした!


四年に一度、秋にやってくるはずのミスリル鉱山を背負ったドラゴンが何故か、季節外れに現れたことで、第33回ルクシャウロス採掘祭開催! 平均レベル10以上のパーティーじゃないと参加できないけど、イシュトたちは“期待の新人パーティー枠”で特別参加です


魔王城の無料宿泊期間も終わり、シギュンの借金返済と生活費のため、イシュトたちはそれぞれ採掘祭を見据えてトレーニングを開始します! リッカやシギュンがレベル4、ミラがレベル3なのに、参加する人たちがレベル10って、どれだけなの…!?


幼少時のイシュトは、自分の容姿を呪った。もし、自分の容姿がヒューマンや妖精のようだったなら、母は愛してくれただろうか……。
(41ページ 引用)


リッカたちが特訓から帰ってこない中、イシュトは母親との夢を見ていました! 魔王に祖国を滅ぼされ、誘拐された姫だったイシュトの母親との過去。人形を抱くお母さんに、どうして僕を見てくれないのですか! と叫ぶイシュトの想いが切なかったです。


まだお母さんが生きていて今の姿をみたら、どうなっていたんだろうって思うと、さらにね…。もしかしたら最終形態の今の姿はイシュトの母親への想いが、っていろいろ考えちゃうと、涙がこみ上げてきますよ。


さて、シギュンに赤ん坊のように抱き寄せられていたイシュト。ミラに服を買ってあげて、休憩所のお風呂で一緒に休憩?した彼は、採掘祭のスタートラインでミスリルの袋を三倍にして、シギュンをお姫様抱っこして、一番乗りです!


「ふしゅう……
ようやく会えたわね。
異世界より来たりし大魔王。くくっ……」
(146ページ 引用)


ミスリルを採っていたイシュトたち。だけど、魔女ダーシャの仲間のアスモデウスが現れて、イシュトは食べられちゃうんですよ! イシュトが捕らわれて拘束されている中、魔女ブリガンが復活してしまいます。ついに出てきちゃいましたね。


「むろんだ。
あの勘違い婆を、
俺が全力でぶっ飛ばしてやる!」
(182ページ 引用)


始まっていく魔女ブリガンとの戦い! リザードマン兄弟や召喚士マリーダなど、今までに登場したキャラが大集合して、大熔岩竜やブリガンに立ち向かっていく様が良かったんですよ。誤爆エルフと見下されていたリッカは、冒険者たちから祝福してもらえていて。成長したよ…リッカ…。


心臓を奪われたけれど、再生させて、アイリスたちのピンチに『待たせたな、お前たち!』と叫ぶイシュトのシーンで、遠坂あさぎ先生の挿絵ありはずるい! こんなのカッコいいって叫んじゃう。最後にイシュトは魔女ブリガンと決着をつけて。これからイシュトは、チーム・イシュトはどんな日々を過ごしていくんでしょう、5巻も楽しみですね!


以上、ラノ感でした!