img20210215_22015430

著者 田中環状線 イラスト けんたうろす

宿泊研修中も二人は添い寝!?
眠れなくなった幼なじみ2人の
新感覚添い寝青春ラブコメ、第2巻!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

 

あらすじ

大滝忍と森静乃はクラスでは疎遠な幼なじみ。でも実は、二人は放課後添い寝する関係だった。不眠症に悩みながらも、一緒に寝ているときだけぐっすり眠れる彼らは、紆余曲折を経ながらも添い寝を続けていた。しかし、ひょんな事からクラス委員長に「不埒な仲にあるのではないか?」と疑われてしまう。なんとか誤魔化しながら、こっそりと続ける添い寝は、いつも以上にドキドキして……! そんな中、ついに委員長から「宿泊研修で怪しい行為に出たら先生に報告します!」と宣言され、二人はピンチに! ――その距離感がじれったくてもどかしくて、でも尊い。添い寝ラブコメ第2弾!

(電撃文庫公式サイトより)

感想


前巻(1巻)のお話

前巻(1巻)の感想はこちらから


試し読みまでのお話

放課後の添い寝を続けていた忍と静乃。彼シャツでお出かけしてレストランに行った2人は、両親の手伝いをしていたクラス委員長の風来さんに見られてしまい――というのが試し読みまでのお話。


ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。




宿泊研修と添い寝と

さて今回は添い寝と宿泊研修な回でした!


洋風っぽい外観のレストランでご飯を食べることにした忍と静乃。だけどそこは、クラス委員長の風来頼子さんの両親が営むレストランだったんです! お手伝いをしていた風来さんに一緒にいるところを見られた二人は、関係を疑われてしまいます


「二人は、お付き合いしているとしか思えません! し、しかも……彼シャツイベントが発生するほどの! か、身体の関係があるレベルのカップルだと!」
(42ページ 引用)


風来さん、真面目な子なんだけど、ちょっと大げさに考えちゃうポンコツ?な一面もあって。お店で大声で上の台詞を言ったり、申請書を提出し忘れて、先生に自首しに行くしかないと言ったり、真面目過ぎてあれな部分もあったんだけど、慌てていて可愛かったんですよね!


そんな風来さんに一緒にいるところを見られて、なんとか誤魔化して難を逃れた2人は、もっと慎重に添い寝すべきではないかと考え始めます。静乃はいつの間にか、忍のことを他の人に話したがるようになっていて。


――忍がその服着てると、
ドキドキしちゃって寝れないから。
(131ページ 引用)


忍が添い寝しなくて済む方法を考えようと言い出したことを、六曜さんに話していたんですよ! ドキドキして眠れなくなってもいて。どんどん2人の心の距離も縮まっていて、あとは記憶違いが分かれば、もうね!


さて、リモート添い寝したり、外出するときには『変装』して出かけるという作戦を試してみることにして、華さんに変装用の服を選んでもらったりした2人。そんな中、一学期のメインイベント、宿泊研修が始まっていきます!


初日はダム見学、次の日はオリエンテーリングで、キャンプ場でテント泊。翌日は数時間かけて下山してバスで学校へ、というハードプログラムで添い寝は必須! 他の生徒がいて、風来さんの疑いの目もある中、2人は添い寝をすることになるんですよ


添い寝のためのプランを実行してバレそうになりながらも添い寝する2人。このシーンには口絵もあって。すぐ近くに他の男子がいる緊張感が伝わってきて、こっちまでドキドキが止まらなかったです。


「だって――俺は、静乃と約束したんだ! これからは、ちゃんと一緒にいるって。せっかくもう一度出会えたんだ。今回は、俺の意思で、静乃のそばにいようって!」
(249ページ 引用)


テント泊では風来さんにバレてしまうんだけど、不純な気持ちを抱いちゃう上で、関係を大事にしたいと、本音を伝えて、最後はバスの中で添い寝して――。2人の関係、これからどうなっていくんでしょうか。添い寝は続けていて欲しいですね!


疎遠幼なじみの添い寝に悶絶必至!『ねえ、もっかい寝よ?』PV




以上、ラノ感でした!